極寒、でもバレーボールを熱っぽく!

加藤 敦志 講師一覧


皆様お元気ですか。寒いですね。
風邪やノロウイルスにやられていませんか。

◎第66回全日本バレーボール高等学校選手権大会
(春の高校バレー)の隠れたよい話

まずは、読者の方からのお便りをお届けしましょう。

「加藤さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

私ですが、全国高体連バレーボール 専門部で広報委員長を
やっています。その関係で春高バレーも1月4日の
代表者会議から準々決勝まで見させてもらっています。

加藤さんの言うとおり、今回の盛り上がり関係者として
大変うれしく 思います。

また、それに応えるべく高校生が素晴らしい試合を
展開してくれています。明日からのベスト4の試合も
素晴らしい試合になると信じています。

ベンチの後ろでカメラを持ってウロウロしていると思います。
もし、よければお声をお掛けください」。

毎週このメルマガを読んでいただき、
ありがとうございます。

残念ながら、実際にお会いできませんでしたが、
あの熱気、興奮の高まった会場で、素晴らしい高校生の
バレーボールを共有できたこと本当に幸せに思います。
今でもその熱気の余韻が私の心の中に残っています。
お役柄、本当にお喜びのことでしょう、
来年もまた、この盛り上がりを続けたいですね!
ご尽力のほどよろしくお願いいたします。

◎こんな隠れたすごいチームがありました。

優勝はできませんでしたが、素晴らしい戦術、
動きを持つチームを発見しました。

男子のS高校。身長・体格が普通なんです。
特別ではない。本当に高校生らしいチーム。
しかし、その技術力、チームコンセプトがすごい。

とにかく、動かない。

というより、無駄な動きが少ない。
コートディフェンス(守備)の時にそれがよく
現れるのです。

じっと相手の攻撃を凝視していて、これだという
ボールが来たらバッと動く。だから動いた時の
成功率が高い。確実に攻撃に繋がっている。

攻撃もうまーく相手の高いブロックに対して、
センターからのタンデム(重なった)の
時間差攻撃(Aクイックをおとりにして、
そのクイッカ―の真後ろからの低い
時間差攻撃で攻め返す。

このタイミングが絶妙なんです!

シ―アンドレスポンド戦法(見てから動け)

とアメリカの理論では名付けられている
動き方を思い出しました。

これだ!

この動きはブロックのリードブロックの動き方に
繋がるものです。どんな場面でも相手もしくは
味方からボールが離れた瞬間に、そのボールの
行方を察知して、素早く対処するという方法で、
そこにはヤマ勘は存在しません。

超現実主義とでもいいましょうか?!

これを習得するには、本当にむずかしいですよ。
なぜなら、

1、観察力、判断力が優れていること(正確で速いこと)
2、瞬発力が長けていること(素早く動けること)
3、捨てること、見切ることができること

の条件が揃っていないとできないからです。
それもチーム全体がそうなっていなければなりません。

※3、はどういう事かというと、全てのボールに
対応しようとしているのではなく、できることを、
確実にやるということです。

野球で言うなら、ホームランを狙うのではなく、
単打でコツコツ攻めるようなイメージでしょう。

どこか、今の全日本(男女)に通ずるものがあると思いました。
それは、監督がどうやって体格差を克服するかを真剣に考え、
実行しているところです。

もしかしたら男子の低迷を越える鍵がそこにあるかもしれない
とも思ってしまいました。

それほど素晴らしいバレーボールスタイルでした。

S高校は、この大会で、名だたるバレーの有名校に堂々と
勝負を挑み、フルセットで惜敗しました。

しかし、その戦いっぷりは実に見事であり、
胸を張って欲しいと思っています。
ナイスプレー!

・春の高校バレー情報:
⇒ http://www.fujitv.co.jp/sports/vabonet/index.html

・Vプレミアリーグ開催中!:
⇒ http://www.vleague.or.jp/

【編集後記】

寒いですね~。
この時期、ウォームアップが大切です。
しかし、部活の時間が少なくて充分にできない。
そして怪我してしまった、なんてこと起こさない
ようにして下さいね。

一つ良いアイデアとして、首もとをネックウォーマー
などで温めると体感温度は随分違います。
(もちろん温まって汗ばむようになったら脱ぎます。)
また、手袋はウォームアップ時には必需品と言えます。
ボールを打つとか、トスするなどのプレーにおいては
感覚のズレが出るので、それまでに手の温かみを作って、
保温できる状態になったら、手袋を脱ぐ用意を
すべきでしょうね。

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