【バレーボール】スパイクのパワーを付ける方法

加藤 敦志 講師一覧


10月の声を聞いて随分涼しくなって参りました。
お風邪などひかれませんように!

今週もよろしくお付き合い下さい。

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◎加藤のお返事:小学生プレーヤーからのお便り。
またまたまた、読者の方からのお手紙をいただきましたので、
こちらからもお返事を出したいシリーズです。
(双方向システム重視です。)

今回のお便りは、自筆の手紙で書いてきてくれました。
この夏、小学生の全国大会へ出場したチームの
キャプテンでエースの小学生プレーヤーのものです。
その時の私が見学したお礼を頂きました。
文中にこめられたバレーボールに対する純粋な
気持ちをお読み取り下さい。

※私の返事は<<>>の中に含めます。

加藤先生へ
お元気ですか。(中略)

<<元気にやっています。自筆のお手紙ありがとう。
そですね~、加藤先生は照れますね!>

8/15の全国大会を見に来て下さってありがとうございました。
ぼくたちの目標のベスト8には届かなかったけど一点一点の
重みがよく分かった全国大会でした。

<<課題をしっかり把握できていて、とても良いです。
次のチャンスにはぜひその課題を克服してください。
そのためには、その一点一点の重みを常に感じて
練習することが大切です。

それから、その練習が今日は、何本こころみて、
何本成功したかを記録すること。そうすることにより、
日々の成果が分かり、週、月ごとの結果も数字で
現れてよく成長がわかるようになります。>>

全国大会に出場してチーム一丸となり思い切って
プレーが、できたことが一番の思い出です。

<<反省と共によかったことの振り返りも大切です。
良い思い出ができて、最高。>>

夏の全国大会は終わってしまったけどまだ、春も中学、
高校でも全国大会に出場するチャンスがあるので、
これからもバレーボールを続けて全国大会で
上位をねらいます!

<<この意欲もすばらしい!とにかく
「成功は情熱(意欲)の大小で決まる」です。
(参照:?キリン缶コーヒーファイアの
電車中吊り広告より抜粋。加藤改編。)>>

監督さんから加藤先生のメール(マガジン)を
見せてもらいました。ぼくたちのチームのことを
書いてくれてありがとうございました。

<<あまりにも良い振る舞い、姿、行動で、
すがすがしいプレーをしていたので、
ついつい記事にしてしまいました。
喜んでもらえてありがとう。

今回も記事にしましたが、許してくださいね。>>

全国大会で、くやしくて泣けたのは、打つ所を
にげたり、ビビッてしまったりしたので、
悔いが残り泣けてしまいました。

だからこれからは、逃げずに全国で一番気持ちが
強いプレーヤーになりたいです。

春の全国大会の目標は上位3チームに入ることです。
またチームに来て下さい。

<<ハイ、また寄せてもらいます。是非、熱い気持ち
(悔しいと思ったこと。)と冷静な判断
(反省点はどこで、何をやればよいかがわかること。)
で、練習を努力・工夫して、そして成長して、
次の目標に向かってください。みんなに会えることを
楽しみにしています。>>

皆様もお便りを下さい。お待ちしています。

◎全日本男子への応援歌No3

毎日新聞2013年9月30日朝刊にこんな記事が出ていました。
『「世界レベルのサッカー『間近で見たい』1位
小1から高3の38%」

高校生以下の子供たちが「間近で見たい世界レベルの
スポーツ競技」はサッカーが1位で、2位が野球
・ソフトボール、3位に水泳が入った。

Eラーニング教材の「すらら」を運営するすららネット
(東京千代田区)が8月、小学1年から高校3年までの
男女414人にインターネットを通じてアンケートした
結果で分かった。

<<中略>>上位はサッカー38%▽野球・ソフトボール36%
▽バスケットボール21%▽テニス21%▽陸上18%
▽バレーボール16%の順。

好きなスポーツ選手はイチロー選手(野球)が24%でトップ。
浅田真央選手(フィギュアスケート)、北島康介選手(水泳)
と続いた。

スポーツは71%が『好き』、18%が『どちらかといえば好き』
と回答し、取り組んでいる競技は男子がサッカー31%
▽野球・ソフトボール29%▽バスケットボール23%。

女子がバドミントン23%▽水泳22%▽バスケットボール21%
の順に多かった。』

私は、うーんなるほどとうなずき、そしてこう思いました。
現在、9/28(土)~10/6(日)に行われる第17回アジア男子選手権大会
(ドバイ、アラブ首長国連邦[UAE])、この結果を受けて、
全日本男子の選手の皆さんには、「ハートのあるプレー」を
良い時も悪いときも、常に続けてもらいたいと。

今は、鍛錬の時、結果を重視すべきでないと、
私も繰り返し申し述べて来ました。その想いに
偽りはありません。但し、その中には、
良いときは、「勝って兜の緒をしめる。(現状に満足せず)」、
悪いときは、「いつか花開く、必ずそうしてみせる」
という気概が必要です。

時同じくして次のような電車の中吊りを見ました
(先に参照済み。?キリン缶コーヒーファイアの
電車中吊り広告より抜粋。加藤改編。)

これは、サラリーマンの日常、大変さをモチーフにして、
気持ちを振り立たせる文句が車両すべての中吊り広告に
展開されています。曰く、

「負ける事は失敗ではない。諦めることが失敗だ」。
<<そうだ!>>

「自分に勝つことでしか、道は開けない」。
<<これ効く、バーンと私の胸に刺さった。>>

「Play hard, Play smart」を標榜し、
チーム改革に取り組まれているゲーリー・全日本の皆さん。
日本の伝統的な守備+セッター技術そして、これから
開発されるだろう独創的な攻撃に加えて、世界一
熱いハートの軍団であって下さい。

そして、バレーボールが
「間近で見たい世界レベルのスポーツ競技」の
トップになるように「Play hard, Play smart」
して頂きたい。

「全力でぶつかって来られたら、人はそれを無視できない」。
(同上参照。)

そうです、1本1本のプレーの中に「全力」を込めて下さい。
私たちはその姿を応援しています。
この想い、今試合の行われているドーハに届きますように!

【編集後記】

今週ある読者(指導者)の方から次の質問を受けました。
「スパイクのパワーを付けるにはどうしたらよいでしょう?」
(この質問はよく受けるものです。)

以下、私の回答です。
まず、パワーの定義を知ってください。

パワー=スピード×筋力

ですからパワーを上げるためには、スピードを上げるか、
筋力(この場合は最大筋力を意味します。)を上げるか、
はたまた、両方を上げるかということになるでしょう。

スピーを上げるならアジリティ、クイックネス
(どちらも敏捷性を養います。)そして筋力アップには
ウエイトやレジスタンス(抵抗運動)の各トレーニング
があるでしょう。

加えてスパイクを打ったときのボールの反発力を
上げるためには、体の質量も関係してきます。
(体重。例えば、軽い物体に転がしたボールを
ぶつけると、その勢いで物体の方が動いてしまう
ことがあります。

が、ボールの勢いを止められる質量を持った物体に
ぶつかるとそれ自身は動かずにボールが反発していきます。
そのことと同義と考えられます。)だからパワーを出すには
、質量があることも見逃せない要素となります。

だからといって質量(体重)が大きくなり過ぎると、
スピードが出せなくなるので、そこには、パワーを
最大限に発揮するための最適な質量が存在します。

少々、話が長くなりました。パワーを上げるために
どの要素を鍛えればよいか、その具体的な方法を
どうするかを取り出し、具体的な練習を企画し、
実践に結びつけて行くのも指導者、コーチの
重要な役割と言えます。

次回以降、チャンスがありましたら、
具体的なスパイクのパワーを上げる練習を
紹介する予定です。

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