-冬の増刊号- 閑話休題3&「冬の講習会―福島白河編」

加藤 敦志 講師一覧


今日職場でこんな話題になりました。
「朝の日差し、早朝に光がまぶしくなるのが
早くなった。春の予感がする」。

なるほど!来月はもう3月。
春めいてもおかしくはありません。
ですから、そうなるはずなんですけど、、、

しかし、この時期は不思議な季節。
この日差しのように春を時おり感じながらも、
むちゃくちゃな寒さに凍える。

今週は雪にみまわれるようです。
一体どっちやねん?そう、いわば冬と春との
せめぎ合いの季節(とき)。

さあどちらに軍配が上がるのでしょうか?
徒然なるままに、よろしくお付き合い下さい。

◎【閑話休題】「皆様からのご質問にお答えして」の3

前回メルマガ事務局の方にご質問いただいたメンタルという
コーチングアプローチ:指導法は(日本で)ポジションを
得ているか?のお話をしてきました。

私の実感としては、確実にそのポジションを上げて
いるのではないでしょうか:-)ということです。

前にもお話したテニスの錦織選手のコーチ、マイケルチャン氏の
指導方法など、この観点からの本も大いに関連書籍が発刊されて
います。今年の全豪オープンではベスト8止まりで悔しい思いを
したようですが、しかし、世界の5本の指に入る実力者で
あることに間違いありません。

ですから、彼を上位に押しやったメンタル強化という
アスリートのパフォーマンスを向上させるこの方法について
まだまだ研究が重ねられ、実戦で証明されて、新しい知識、
知恵が育まれることと思います。

しかしながら、その知識を実践するメンタルトレーナーが
日本で定着しているかというとそうでもない事実もあります。
フィジカルトレーナー(体力強化を担う)やメディカルトレーナー
(身体のケアを行う)はチームにあってもメンタルトレーナーを
おいているチームは少ない。

そういう意味から言うとまだまだポジションを得ていないと
なるでしょう。専門家としての位置づけがされていない!
ですから現在の状況としては、そのメンタル強化の知識、
知恵をチームのスタッフが取得、理解して日頃の指導
・コーチングの中で発揮していることが今の日本の
状況だと認識しています。

こんな風に考えつつ、身近にあるメンタルアプローチ、
人心掌握術というのは究極のメンタルアプローチなんだろうと
思いますね。選手をやる気にさせる指導、コーチング、
言葉のかけ方は「自信」というメンタルスキルの大きな
一要素に対するものですから。

「(マイケル)チャンが錦織にもたらしたのは自信だ。
<<中略>>自分を信じろと繰り返した」。
(日本経済新聞「チーム・ケイ」の要 1月28日朝刊より抜粋)

7つのメンタルスキルの一つの「自信」の向上をして
錦織選手は成長したのです。

反面、「心身一如」という考え方もあります。
メンタル=ココロだけを鍛えるのではなく、
身体を鍛えることでココロを強くする。
逆手を取る方法だって存在すると思います。

メンタルを強くしたいならまずは身体をつくりなさい
との主張です。

これアルかも!?

来週は「身体」を鍛えることによって「ココロ」が
強くなることのお話を私の体験を交えつつします。

◎やはり、福島から発信しよう!冬の講習会、
福島白河での講習会-内容編6-

もう昨年になりますが、招かれた福島の
白河ひがしスポーツクラブでの講習内容を
「紙上講習」の形で皆様にお伝えしています。

紙上講習の午後編の続きです。
つまり、ウォームアップ
(午後、すでに午前中動いている状況後)の
2回目です。

午後(12:55~16:00)

ウォームアップ→整列式フットワークドリル
→サーブレシーブ→股抜きポジショニング(3人組)
→プチパス→サーブ1対1→ゲーム10分×3セット。

今回参加してくれた小中学校の生徒さんたちは
昼休みの昼食後にすでにコートでバレーボールにて
興じていました、それも嬉々として。こんな場合は
アップでその高揚感を一度リセットしてココロと身体を
作っていくのはあまりに時間の無駄遣いで建設的では
ありません。

気持ちを切らさないこと、しらけさせては効果半減です。

ですから今回は、ゼロからウォームアップをやらずに
気持ちを高めるドリルを2,3やって、すぐさま本番に
移行していくやり方を取りました。

ここで思い出しましょう、ウォームアップの2つの原則。
1.筋温を高める 2.気持ちも高める。これ重要です。

これらは2つに分かれているようですが、
お互いに連動しているものです。ここでも心身一如。
ですから気持ちが高まっているような状態は結構身体
=筋肉があたたまっている状況です。

その場合は不足している部分のストレッチ
(それも動的なもの=動きを止めない=筋温を下げない
=気持ち上げたまま維持する。)ように持っていくのが
コツです。笑顔でうっすら汗が出てきた感じがあればOKです。

その締めくくりには午前中行ったステップワークドリルを
もっと早くしてやりました。

※ご質問があればメルマガの事務局まで返信下さいね!

【編集後記】

合掌:ご冥福をお祈りします。
今回のイスラム国事件で犠牲になった方々に。

スポーツ平和主義者 加藤

さて、こんな記事がありました。
「けが治療に“高気圧部屋”」朝日新聞から。曰く、

「気圧と酸素と時間を適切に制御し、早期回復に
つなげる治療。復帰期間27%短縮も。

これはすごい。
「酸素は血液中のヘモグロビンと結合して体内に運ばれる。
通常の気圧より高い環境になるほど血液に直接溶け込む
量が増えていく。高気圧酸素治療によって、障害のある
組織により多くの酸素を供給することができ、炎症を
改善するなど回復効果も望める」。

怪我した選手に朗報です。
この治療法は随分昔からあったようですが、
現在ブレイクになっています。日進月歩。驚きです。

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら