さて、こんなときどうする?

加藤 敦志 講師一覧


高校ではインターハイの予選が真っ盛りですね。
勝敗に一喜一憂。

野球でいうと夏の甲子園の予選に当たりますから。
嫌が上でも盛り上がること間違いありません。
いいなぁ~、青春って!今週もよろしくお願いします。

◎指導者・コーチの皆様お悩みから(続編)

今週こんなお便りをいただきました。
ある静岡の有名高校のOBの方で、地方協会の専務理事を
されておられ、その母校である男子バレー部のコーチの
お手伝いをされています。

「ご無沙汰しております。<<前略>>
母校は(インターハイ)県決勝で、昨年の覇者/SK高校に、又しても撃沈。
地区予選では同校に、2‐0で意外な優勝だっただけに、慢心/油断が
あったのでしょう。かたやそこから反省をし、何かを学んだのでしょう。
(勿論、戦術もあるのでしょうが。)これでは引退が出来ないと、3年生は、
又  春高を狙いに行くんだろうなぁと・・・。(笑)」

加藤コメント1
「それは残念ですね。地区大会で破っている相手に、県大会で
雪辱を受けてしまったのですから」。

⇒これは選手の皆さんも納得はできないでしょう。
近年は春の高校バレーの予選があり、従来は3年生最後の
大会のインターハイが実質最後の公式試合ではなくなりました。
ですから、夫々の学校の事情により3年生が出場することが
出来るのですねっ!このようなお話よく聞きますよ。

先週伺いました群馬のS高校女子バレー部も県ベスト16の
結果だったのですが、念願のベスト4入りできなかったと。
それで、春高予選にチャレンジすると、監督さんから
連絡いただきました。すごいっ!やる気に脱帽です。

本文続けます。

「それでも、母校バレー部史上No.1セッターのS君(187cm)が、
8/8~14のタイへの(全日本)ユース遠征に行くようです」。

加藤コメント2
「個人的には素晴らしいプレーヤーがチームを牽引していたことが
よくわかりました」。

⇒全日本のシニア、ジュニアそしてユースも夫々に活発に
活動しています。この年代は2020年東京五輪の主力と
なるであろう集団ですので、一層モチベーションを高く、
目標高く持って成長もらえればと思っています。
日本の男子バレーを背負って立つくらいの気概が欲しいですね。
期待値大です。

更にお便り続けましょう。

「別件
複数の小学校からなる、校区の先生から、バレー経験の
少ない先生向けの講習依頼有り。

聞けば、ボールはソフトバレーボールではなく、海遊びなどの
ビーチボールを使用しているようです。

たった1回、しかも  1時間という講習の制約があり、
内容の組み立てに、ない頭を悩ましております。(笑)
何か良いお知恵があればと、ご相談の次第です」。

T・K様より

このご質問の回答が今週のメイントピックとなります。
これより、メールでのこのT・K様とやり取りを掲載して、
私がどうお答えしたか紙上公開して、
「指導者・コーチの皆様お悩み」にお答えします。

加藤1
「1時間の講習ならゲーム形式をとります。
その中で動きをチェックして都度ゲームを止めながら、
説明を加えます。しかし、1時間の講習は短いですね!」

K・Tさん1
「なるほど、講義などやってる時間はないですね!(笑)」。

加藤2
「実技中に、プチ座学もありだと思います」。

K・Tさん2
「途中で必要に応じて座学を入れてみます。
しかし小学校で(小学校の指導者・先生方のことと推察)
バレーボールを扱ってもらえるのはありがたいことと
いうべきですね!」

加藤3
「その通りだと思います。1時間でも有意義な講習を
お祈りしています。

たぶんこの講習会は小学校の先生向けで、それを授業に
使われるのだと思います。ボールもビーチボールを使っての
「ラリーが続き、子供たちが興味の涌くバレーボール」の
講習を期待されていると、この短いメールのやりとりで
考えました。

ですから時間制限(1時間)に加えて、ラリーを多く
体験してもらうこと、それがどのように行われるかを
体感してもらうことに焦点をあてるべきと考えました。

よって先の回答の如く「動きのチェック」となったわけです。
この動きとは、バレーボールの動きのルール(チームでの動き方)
を指しています。

この方法はフランスの著名なサッカーコーチが編み出した
というMatch-Train-Matchという試合に即した練習方法です。
この効用は限りなく試合に近い場面で練習することで、
練習と試合のギャップが起きにくくなることで、
効率化が図れます。

これ、来週も続けましょうね!

【編集後記】

こういうやり取り大好きです。
少しでもお力になれたら幸いですから!

あなたさんの地方ではどんなバレーボールが展開して
いるのでしょうか。お便りを頂ければ今回のように紙上討論
(やり取り)でお答えしつつ、読者の皆様に情報共有したいと
思っています。

あなた様の声をお待ちしております。

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