お見舞い申し上げます。何もできず恐縮です。 熊本大地震の被災

加藤 敦志 講師一覧


こんばんは。
バレーボールメルマガ(加藤)です。

また5年前の激しい悲しみと怒りの感情が
呼び起こされています。

今回熊本で起きた大地震群に被災された皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。

どうか、今の過酷な状況を乗り越えていただき、
熊本の皆様が、日常に戻られることを
心よりお祈り申し上げます。

それは、かれこれ30年前、
京都の高校でバレーボールのコーチをしていた時に、
熊本へ遠征に行きました。そこで合宿を張ったのが、
熊本女子高校(現慶誠高校)でした。

昨夜、その当時の監督だったH先生に電話しました。
10年以上のご無沙汰でしたが、お話を伺えました。

曰く、「とんでもないことが起こった。
家の中で寝られない。昨夜は車で寝た」と。

一瞬頭が真っ白に。
ニュースでの映像の世界が一気に現実に転化しました。
「大丈夫ですか?」それしか言えません。

そんな状況の中でも
「君は今何をやっている?チームの指導をしているのか?」
と尋ねてもらえました。言葉もありません。

「先生、申し訳ありません。何もできず。
ただ心配するだけしかできません」
そう応えるので精一杯です。

この苦境下で、そして、ずっとご無沙汰をしていた
者に対して温かい言葉をかける。なんという人間性!

「また、連絡します。どうかお気をつけて」
心の中で、申し訳ありませんが何も出来ません、と
ただ謝るばかかり。早々に電話を打ち切りました。それは、
こちらの一方的で身勝手な心配電話が、避難されている
大変なところで、迷惑になってはいけない。

そう、瞬時に思いました。
心配しているとの気持ちだけは伝えられたかなと
自らを納得させるしかありません。

このH先生は私のバレーボール指導者・コーチの原点となる
教えをいただいた方でもあります。

1、指導・コーチングは情熱を持ってあたること。
2、体力トレーニングを重視すること。
3、わからんことは人に聞く謙虚さをもつこと。

これらの事を教わりました。

豪放磊落な性格、九州、火の国熊本をそのもの生き方。
とても男として強く惹かれる方でもあります。
「先生のような指導者になりたい」と思っていました。

こんなエピソードも。審判でもかなり上級者でいらして、
何度も日本リーグ(現Vプレミアリーグ)で主審を
務められていました。

ある時学生リーグでのレフリー時、ある学生選手が
判定に対してクレームをつけたそうです。その時に
その選手を呼び寄せて曰く、「お前、笛吹け」。

これを聞いた選手は、その凄味と機転の効いたセリフに
たじろぎ、平身低頭して、その非礼を詫びたそうです。
礼節こそスポーツの美徳。と考えられていたことを
よく物語る話です。

ですから、こんな素晴らしいバレーボールを育てて
頂いた方が被災されている状況にあることを強く憂いています。
何ができるでしょうか?東日本大震災の時、そう思い、
ボランティア活動(バレーボールに関わる事、全く関わらない事)
を行いましたが、やはり、答えが見出せません。

今からでもその答えを短い時間の中で見出したい。
そのような思いに駆られている(加藤)です。

不肖私は国際ボランティアの青年海外協力隊の広報
(バレーボールに関して)も私事携わっています。
ボランティアの意識を強く持って、バレーボール活動を
進めたい。そんな思いです。

何ができるでしょうか、バレーボールに。
皆様から被災地の支援、バレーボールで何ができるか
ご提言をもらえれば幸いに存じます。

熊本・大分 強震続発
死者41人 9万人超避難
「本震」M7.3阪神級
(朝日新聞4・17 日曜見出し より抜粋)
いまもテレビでは、次々に地震の速報が流れています、、、

なんとか、地震をブロックしなければ。

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