続々、発想の転換を図ってみよう!

加藤 敦志 講師一覧


よかったです、先日不覚にも腰痛になったとお知らせ
しましたが、1週間経ってずいぶん良くなりました、
ガッツ!しかし、良かったです。

電車で通勤中の振動で痛みが突然出てきて、動けなくなる
のですから。それはもう「腰が割れた」ような痛みでした。
でも良かった。皆さまも気を付けて下さいね、
では復活した喜びと共に、今週も始めます。

「合わせ技」
工夫したら日常の行動がトレーニングなるという
お話の第三回目です。

先週は、満員電車の中でもバレーボールの練習はできる。
そうバレーボールのパフォーマンスというものを細分化
していけば、小さな単位でやれることは多々ある。
それを時間が充分にある時=通常の練習の時にコーディネート
(統合)していけばいい。またこの主張を続けたいと思います。

ドロー・イン

この言葉知っていますか?
すでにご存じの方もいらっしゃるでしょう。そうです、
腹筋の内側の筋肉を強化するいたって動きの伴わない
「腹筋運動」です。

通常の腹筋は腹直筋など表面の筋肉を鍛えますが、
このドロー・インはその奥にある腹横筋を鍛えます。
この筋肉しっかり鍛えると実は、私のような腰痛持ちには
とても大きな味方になる筋肉なのです。
(先週は本当に痛みで苦しみました!)

はらまき・コルセットの効果

この腹横筋、お腹を取り巻くように配置している。
よってそこを緊張させるとはらまき、それも強い弾力のある
はらまき・腹巻=コルセット(腰痛ベルト)などと同じ効果を
見せます。

そうです、脊椎をしっかりと取り巻いているのですから、
自然のコルセット、言葉とおりの腹巻(筋肉)となるのです。

さてこのドロー・イン、先々週以来書き続けています、
場所を選ばないトレーニングの典型例です、それもとても効果的な。
ですから、満員電車で通勤している選手の皆さん、その時間が
無駄にならずに、腹筋を鍛えられる。

そして、腰痛を予防することができる。
これってすごくありませんか?

日常の生活時間の他にスポーツの余暇の時間を作り出すこと
例えば、私の通勤時間、満員電車の中にいると、
ここでトレーニングなんて考えられない。
もちろんそう思うことが普通です。

ともすれば早くこの時間が過ぎればいい、体が自由に動かせない
不自由さをどうしても嘆いてしまいますよね。私もそうです。
しかし、辛い時間を過ごすことはとても時間を無駄にしていると
ある時そう思ったのです。

捨てられる時間を取り戻す。

どうしても通勤時間は無為に過ごしてしまう、
言わば「捨てられた時間」。

これをトレーニングの新しい情報を取り入れることにより、
「有効な時間」に換えてしまえるのです。捨てられるエネルギーを使う
(エネルギー・ハーベストというそうですが、)そのイメージ。

タイム・ハーベストとでもいうのでしょうか。
それが出来るくらいスポーツ科学は進んでいると思います。

膨らます→凹ます

ドロー・インの基本はこれだけです。
つまりお腹を風船のように膨らませ、いっぱいに空気を吸ったら、
その吸った空気を吐き出しながらお腹を思い切り凹ます。
これだけです。簡単ですね。これで腹横筋を鍛えることができます。

もちろんこのドロー・インでバレーボールのどんなパフォーマンスに
生きるのかというと全てのプレーに関係します。それは腹筋という
全てのプレーのコア(中心)になる体幹部分の筋肉を鍛えるわけ
ですから。だから、すごいでしょう?!

来週はこのどこでもできるドロー・インの具体的な方法を
お教えしましょう。

次回に続く。

【編集後記】

猛暑ですよ、みなさん。
熱中症対策とっていますか?

先週一週間で病院に搬送された方の数は3,000人を
超えたそうです。

要注意ですね、梅雨が明けて即真夏ですから。
そしてこの時期が危険との情報も。

つまり暑いだけではなく汗が乾かない湿度が多い天候の場合も
危険ということです。夏休みになり部活、クラブの活動時間が
たくさんできるこの時期。充分な対策を取って下さいね。
ぜひよろしくお願いします。

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