続々々、発想の転換を図ってみよう!

加藤 敦志 講師一覧


変な天候です。
先週はすごい酷暑かといった勢いでしたが、
ここ二日くらいはすごし易い温度、気候です。

これはいいと思っていると急にスコールのような
風雨が吹いたり。ここ数年どうも気象が変化
していること感じさせること多いですね。

皆様、どうお過ごしでしょうか?
健康なスポーツライフを送られていますか?
そのような中、今週もお付き合い下さい。

日常をトレーニング場にする「合わせ技」
工夫したら日常の行動がトレーニングになる
というお話の第四回目です。

ドロー・イン
腹筋の内側の筋肉を強化するいたって動きの伴わない
「腹筋運動」のお話をしました。腹横筋を鍛え、
はらまき・コルセットの効果があり、場所を
選ばないトレーニングの典型ともお伝えしました。

膨らます→凹ます
ドロー・インの基本はこれだけです。
つまりお腹を風船のように膨らませ、いっぱいに
空気を吸ったら、その吸った空気を吐き出しながら
お腹を思い切り凹ます。この繰り返し。

どこでもできるドロー・インの具体的な方法を
お教えしましょう。

1、お腹を膨らませながら、息を吸う。
2、いっぱいに息を吸い込ませたら、
今度はお腹をへこませながら、息を吐く。

注意点は、1、の時はおへそまわりが大きく膨らむ
イメージで、鼻から空気を吸います。

そうカエルのお腹になるような感じです。
そして、これ以上吸えなくなったら、今度は鼻から
息を吐き出し、逃がして行きます。その際に横隔膜
(みぞおち辺り)を上げる感じで、おへそを中心に
お腹を凹ますようにします。

この時お尻の穴をしっかり締めて、
空気が逃げ出さないように!(イメージが大切です。)

前の両方の腰骨の少しお腹寄りに入ったところ
(骨の固い部分のすぐ下)に手、指を当てると、
このお腹を凹ます時に筋肉が動くのが分かります。

それがしっかりとお腹をドロー・イン
(引っ張って中に入れている)していることになります。

このドロー・インは本当に場所を選びません。
私は通勤電車、それも満員の電車の中でやります。
(息を吐き出す時はそばの方々にご注意を!)

例えば歩きながらでも出来ますし、家でテレビを
見ているときなども問題なくやれます。ですから、
何かの動作と組み合わさることができる万能選手の
ようなものです。

30秒キープ
できれば立って行います。お腹を凹ませて、
30秒間その状態をキープして下さい。

それを10回くらいやると効果が出ると言われています。
(初めは30秒がきついでしょう、息が続きません。
まずは、10秒くらい頑張りましょう♪)

このドロー・イン。実はコアトレーニングとしての効果を
認められており、腹横筋だけでなく、側方にある腹斜筋、
腹直筋、脊柱起立筋、腸腰筋なども鍛えるとも言われており、
つまりコア(身体の中心軸)を鍛え、姿勢を正しくすること
ができるものです。

日常の生活時間の他にスポーツの余暇の時間を作り出すこと
ドロー・インで、捨てられる時間を取り戻す。

「捨てられた時間」をドロー・インというトレーニング方法で
「有効な時間」に換えてしまう。捨てられるエネルギーを
使うタイム・ハーベスト。この考え方、実践はきっと時間を
工夫する力になることでしょう。それが、様々なところで
発想の転換を図れるようになるコンセプト=考え方になる
と思うのです。

※但しいくら動きを伴わず簡単にできるとはいえ、
トレーニングはトレーニングですので、痛みや不快感などが
有る場合、出た場合はドロー・インといえどもやることは
控えて下さい。万全な状態でトレーニングすることが大切です。

次回に続く。

【編集後記】

ネットから30センチほどしか(上の方に)出ないのですが、
スパイクは打てるでしょうか?

このような質問を受けました。答えは???

「はい、打てます」。

それは何故でしょうか、『サインはV?』(答えは来週!)

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