優勝決定!?プレミアリーグ

加藤 敦志 講師一覧


4月も後半ですが、肌寒い日がありますね。
体調崩さないで下さいね。

では、今週もよろしくお願いします。

◎Vプレミアリーグ優勝決定!

おめでとうございます。
優勝チームが決まりました。

男子優勝、パナソニックパンサーズ
2年ぶり4回目の優勝を果たしました。
男子決勝は、パナソニックパンサーズとJTの決戦でした。
これ、5セットにもつれ込む大接戦、優勝決定戦に
ふさわしい好ゲームになりました!

加藤敦志の「ここに注目」⇒
この試合、JTの粘りがすごかった。
1-2と劣勢になった4セット目のプレーぶりは、
長い創部の歴史で、初めてのリーグ優勝を目前にした
気力を見せたものと感じました。

ただ、優勝経験者、全日本選手を多く擁するパナソニックに
勝負の一日の長があったようです。最終セットの進め方は
さすがに優勝に値するチームの貫禄、序盤のリードを保って、
中盤追いつかれそうになっても、それを担保に勝利に
結び付けました。

このセットは福澤選手のプレーぶりが光りました。
あのバックアタック、パワー・高さは本当にすごかった!

【優勝決定戦】
JTサンダーズVSパナソニックパンサーズ 2-3
(17 -25、25 -13、16 -25、25 -19、10 -15)

ちなみに3位決定戦は以下のようになりました。
堺ブレイザーズVS東レアローズ 3-2
(25 -17、25 -20、25 -27、17 -25、15-13)

そして、総合順位は、
優勝:パナソニックパンサーズ
準優勝:JTサンダーズ
3位:堺ブレイザーズ
4位:東レアローズ
(5位以下は、レギュラーラウンド順位順になり、)
5位:豊田合成トレフェルサ
6位:サントリーサンバーズ
7位:FC東京
8位:ジェイテクトSTINGS

さて、今度は女子です。
優勝は、久光製薬スプリングス。
2年連続 4回目の優勝を果たしました。

久光は相当連覇のプレッシャーがあったようです。
勝った後の選手が涙する場面を観たときにそう感じました。
何より中田監督が誰よりその重圧を感じていたと
インタビューで答えていましたから、相当なもの
だったのでしょう。

一方で、岡山シーガルズが勝てば、男子のJTと
同様に初優勝となったのです。市民クラブとして
女子初の快挙となるところでした。

その意地を見ることができたのが、第3セットの固い守りです。
久光の強力な攻撃に対して、拾って拾って、そして、
元全日本選手の栗原選手が攻撃を決める理想的な展開でした。

加藤敦志の「ここに注目」⇒
この試合は「エリート」VS「雑草」の戦いだったとも言えます。
久光の選手は高校時代に活躍し、注目を集める選手が多いのに対して、
岡山の方は、たたき上げの選手が多く、まさしくチームが育てた
選手によって構成されています。

また、親会社の企業からの支援を安定的に得られる久光と
市民クラブとして自らスポンサーをあつめ地域と密着した
マネージメントをしながらチームの形を整えている岡山、
対照的でした。

そして、監督同士も元全日本選手と高等学校の
元教員出身という違いもありました。これらが
背景にあった女子のゲーム。

最後に差がついたのが、やはり強打で勝っていた久光に
軍配が上がったと言っていいでしょう。そういう見方から、
私には大変興味のある対戦でした。

【優勝決定戦】
久光製薬スプリングVS岡山シーガルズ 3-1
(25 -18、25 -14、20 -25、25 -15)

ちなみに、3位決定戦は、
トヨタ車体クインシーズVS東レアローズ0-3
(22 -25、19-25、19-25)
で東レアローズが勝ちました。

総合順位は、
優勝:久光製薬スプリングス
準優勝:岡山シーガルズ
3位:東レアローズ
4位:トヨタ車体クインシーズ
以下は、レギュラーラウンド順位順。
5位:NECレッドロケッツ
6位:日立リヴァーレ
7位:JTマーヴェラス
8位:パイオニアレッドウィングス
となりました。

昨年末より始まった長いリーグを乗り越えての栄冠です。
本当にご苦労様でした。下位のチャレンジリーグの選手、
スタッフの皆様を含め、日本のバレーボールのために
ご苦労様でした!

・VプレミアリーグHP
http://www.vleague.or.jp/

◎キラっ、なるほど!情報 10
先日東京北区にある国立ナショナルトレーニングセンター
に行き、その施設内に隣接された国立スポーツ科学センター
(通称JISS)に足を運びました。

ここは、「スポーツ科学・医学・情報など先端的な研究のもと、
充実した最新施設、器具・機材を活用し、各分野の研究者、
医師等の専門家集団が連携しあって我が国の国際競技力向上の
ための支援に取組んでいます」。(JISSのホームページより抜粋)
そこで、

JISSにアスリート向きの食事、その献立の紹介資料がありました。

そうですスポーツのパフォーマンスを向上させる要素は、
練習、休養、睡眠と栄養(補給)=食事と言われています。
その中の食事について、スポーツ医科学の見地から、適正な食事、
その献立を紹介していました。さすがに国が誇る施設です。

ここでは、バレーボールの全日本がよく合宿をやっています。
また、バレーボールだけでなく他のスポーツもトップアスリートを
ここに集め合宿をし、英才教育を施すために選ばれたエリートを
寄宿させながら育てている場所でもあります。
(こちらにお邪魔したときに卓球の福原愛選手に出会いました!)

国を挙げてスポーツ競技力を向上しようと医科学の分野の研究を
現場に生かしている最先端の栄養(食事)の情報をこれから、
皆様にお知らせしようと思います。これもスポーツの練習に匹敵する、
一側面だとお考え下さい。

スポーツのトップランナーたちは何を食べているかを
紹介して行きますね。(次号につづく)

◎ビーチバレーボールってご存知ですか?
-スタイルの違うバレーボールの話-8
(この項、今週はお休みいただきます。ご了承下さい。)

【編集後記】

先ほど卓球の福原愛選手に遭遇したと書きました。
本当なんです。そしてびっくりしたことがあります。

それは愛ちゃんが本当に小さいことです。
JISSのクリニックセンターですれ違ったとき、
「どこかで見たことのある??」とふとそう思ったのです。

しかし、ロンドン五輪の活躍などTVで観たときの
大きさはまったく感じることがなく、良く似た他人かと
思いましたが、やはり本人でした。

今、この施設で怪我を癒し、コンディションを
整えていることを後日TVの報道で知りました。

やはりあの時の小柄な少女はやはり「愛ちゃん」
だったのです。強い選手はきっと、躍動する姿が
大きく見せるのでしょうね。

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら