続報 五輪最終予選兼アジア大陸予選(OQT)に寄せて

加藤 敦志 講師一覧


みなさん、こんばんは。
バレーボールメルマガ(メルバレ)の加藤です。

4/29金曜日に今度は大分で震度5強の地震。
もう熊本-大分で1000回の地震が起こったとの
報道がありました。

避難者も2万6千人に上り、住宅の被害は4万件に
なるとのこと、絶句します。

今一度、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
◎なんでこの時期にOQTなんだろうか?を考える。

大変不謹慎ではありますが、奇妙な関わりを感じます。
前回ロンドン五輪と東日本大震災、今回リオ五輪と熊本地震。
ロンドン五輪のときの災害は年度が違ってはいますが、
未曾有の大災害が人々の脳裏から覚めやらない時期に五輪予選
(OQT)(2012年)がありました。

今回はその直前です。
地震が頻発する日本では確率的にそうなることが多いとはいえ、
どこか酷似していると思わざるを得ないのです。

その時何が起こったか。

全日本女子は、ぎりぎりの線でようやく五輪の切符を
勝ち取りました。そして本線ではアジアのライバル中国、
韓国を神がかり的に、接戦をものにして堂々3位に輝きました。
その粘り強さ、神がかっていたのです。
2012年同年に行なわれたサッカー女子ワールドカップ。
あのなでしこジャパンがそれも見事な優勝を、
同じように神がかり的に遂げました。
両方のゲームの内容を観て、何かにとりつかれたように
ものすごい集中力を発揮しています。それも窮地に陥ったとき。
よくフィギュアの羽生選手が東日本大震災の被災地仙台出身
ということで、事あるごとに被災地に勇気を届けたいという
言葉を口にします。

そしてその思いが彼のある種の強い動機付け=モチベーションに
なっていることは間違いありません。近年の彼のパフォーマンスの
素晴らしさをみればお解かりになりますよね、すごい事になっています。

震災、災害というネガティブな事象から受ける大きなパワーの存在。
それもとてつもない強力なもの。
人々の思いをのせてプレーする、パフォーマンスすること。
自分ひとりだけのモチベーション、精神力(集中力=ゾーン:
パフォーマンスを行なう上において最適は精神状態をいう。)
ではなく、何か乗り移ったように導かれる。そんなことが
スポーツの世界では大いにあります。
(不肖筆者も身内の不幸があった直後の試合で神がかり的な勝利を
手にしたことがありました。不思議の勝ちを体験しています。)
そういう神がかりを起こす選手、チームの特性として、
スポーツの力で復興に寄与したいという純粋な気持ちに
支えられていることは間違いありません。

かのロンドン五輪で銅メダルの全日本女子チームは五輪本番前に
宮城県石巻市の被災現場にチームで足を運んでいます。
その状況をまぶたに焼き付け、被災地の思いを共有し、
プレーに重ねました。
近年、陸上でもそのような神がかり的な結果が残ったという研究、
報告もあります。この例は本人が被災して、その後練習も
ままならない状況にあったにも関わらず、好成績を残した
というのです。
被災したこと、被災の実態を自らに置き換えること
(復興に役立ちたいと思うこと)が自らの力に神がかかることが
あると認知せざるを得ません。
そこで、冒頭の疑問「なんでこの時期にOQTなんだろうか?」です。
超心理的な見解で申し訳ありませんが、このOQTで、熊本に、
被災地に復興の勇気を届けるため、との示唆があるのではないか
と思うのです。それにバレーボールが選ばれた。
(と勝手な解釈をつけたくなる(加藤)がここにいます。)
ですから、これからOQTに出陣する男女全日本チームは、
日本の思い、特に被災地の思いを乗せて勇気のあるプレー、
最後まで諦めないパフォーマンスを見せてもらいたいと思います。

否、そういう強い力がついていることを信じ、
最後の最後まで努力を怠らないで欲しいと考えます。
地震と五輪の関係
日本のため=(日本の)被災地のためにという強い思いが、
チームのモチベーション発揚に繋がる。

そして、全日本には必ず何らかの力が追い風になること間違いない、
皆さんもそう思いませんか。
行け、全日本、勇気を全国に届けろ!

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