Vプレミア最終章&「サーブレシーブ」

加藤 敦志 講師一覧


皆様、こんばんは。
B級グルメコーチ(加藤)です。

新年度、新学期の4月です。
桜満開の東京からうきうきしながらの今週号です。

皆様のお住まいのところの桜はどうでしょうか?
毎年毎年この季節になると浮き立つものを覚えるのは日本人の定め。
なんでなの?

私は咲き乱れる桜、その群がりのような並木をみると、
すーっと顔の涼しい風が流れてとてもよい気持ちになるのです。

この感覚が何なのかはよく分かりません。
そうですね近い感覚としては真冬の暖かい部屋から
雪の降る外に出た瞬間のさっと熱が顔から醒めるような
それでいてその時の寒さは感じないとうとても変な感じ、感覚なのです。

実にさわやかです。
そう、スッとするペパーミントのような
雰囲気をそれも顔に感じるのです。

これはきっと桜の木の精に挨拶をされているのだと思うのですが、
何なのでしょうか?

しかし、春爛漫。桜を楽しみつつ、
今週もよろしくお付き合いのほどよろしくお願いします。

◎Vプレミア最終章。
この試合のウンチク的興味津々。

さてさてVプレミアリーグ2014~2015が最終章。
ついにファイナルに出場するチームが決定しました。

男子はサントリーサンバーズ、女子はNECレッドロケッツ。
どちらもタフな戦いを制しての進出です。

男子はファイナル6ラウンド(いわば準決勝ラウンド)を
1位でJTサンダースが通過。4/5のファイナルステージに進出。

その対戦相手はファイナル3(いわば敗者復活ラウンド)に進出した
サントリーサンバーズ、豊田合成トレフェルサが先週激突して、
3-1サントリーが勝ちファイナルで待ち構えるJTに挑みます。

また、女子では、久光スプリングスがファイナル6を制し、ファイナルに進出。
またNECレッドロケッツ、上尾メディックスがファイナル3に夫々進みました。

結果NECが3-0で勝ち、
女王久光スプリングスへの挑戦権を得ました。

この「絶対負けられない戦い」のファイナル3に勝ち残ったということは、
下から這い上がってくるチームにとっては、相当自信に繋がります。

野球のクライマックスシリーズの
下克上的な雰囲気を作りだせる方式です。

なぜならファイナル3に進んだチームは
先週ファイナル進出をかけたゲーム(実戦)をやっていますが、

ファイナル6で1位通過したJTと久光は
先週ゲームがありません。

たしかに疲労回復といった点では一週休みが入った方が
コンディション作りはやりやすいでしょう。

しかし、しかし、もうここまできたらメンタルのタフな方が強い、
もっといえば運を持っている方、ツキのある方が勝ちます。

単なるコンディションのよい悪いだけで
判断がつかないことが起こり得ます。

ここがスリリング、常に王者が勝つのでない醍醐味を演出?!
主催のVリーグ機構も考えたものです。

きっとレギュラーシーズンや
ファイナル6(準決勝リーグ)で見られなかった
「不思議」が登場するに違いありません。

目が離せないゲームになると思います。
特に男子の場合、JTは初優勝がかかっているので
相当なプレッシャーをはねのけなければなりません。

その重圧との戦いも制することが肝になりますね!

さぁ決戦は如何に??

◎やはり、福島から発信しよう!冬の講習会、
福島白河での講習会-内容編?-

今週も、福島の白河ひがしスポーツクラブでの講習内容を
「紙上講習」の形で皆様にお伝えしています。

午後メニューの?サーブレシーブの続きでした。

基本は、三角形にあり。
ルール=守備範囲を明確にすることで、判断をしやすくします。

レセプション(サーブレシーブ)の基準と言ってもいいでしょう。
と先週お伝えしました。

サーブレシーブの肝は、
むずかしいボールに手を出すな!です。

一生懸命にサーブレシーブのフォーム作りをしているチーム。
スイートスポット(その練習した理想的なフォームでボールを
処理する姿勢を作っていても、そのスイートスポットを
支えるフォームを崩すボールをレセプション(サーブレシーブ)してしまって、
結局それをきちんと作ることができずに、
失敗に終わることよく見かけませんか?

そうする理想的でないフォームで
レセプション(サーブレシーブ)したときのボールは
たとえセッターに返球されても、

セッターにとってはセット(トス)しにくいボールになってしまうこと
ご存知でしたでしょうか?

理想的なフォームには、
「さあ、セッターいいボールを君に返球するよ。
それも君の顔の前のここの辺りにね!」

といったメッセージを送ることができます。
もっと上手い選手は、このレセプション(サーブレシーブ)で
Aクイックを使え!とかセッターに指示をだすボールを送ることもあります。

そうなんですレセプション(サーブレシーブ)は
攻撃の起点となるものなのです。
(通常の考え方は、攻撃の起点はセッターのトスということになっています。)

私はそれよりも前の段階から
攻撃は始まっていると考えています。

まずそこからスタートさせることの方が合理的です。
なぜなら、セッターはトスするボールに集中する。
それも味方からの返球ですから、相手コート(相手ブロック)を
観察するのに適しない身体の向きとなります。
(背を向けているか、横目でにらむような位置にいます。)

ですからはっきりと敵陣を目視できません。
反対にサーブレシーバーは相手からのサーブを受けるのですから、
常に相手コートを見ることができるポジションにいます。

レセプション(サーブレシーブ)は攻撃の第1歩である。

と言えます。

そんなこと言ってもサーブ(飛来するボール)に
集中してしまってそのような余裕はないとの反論が聞こえそうです。

ですから、ちょっと飛んだ考え方かもしれませんね。

来週に繋げましょう。

【編集後記】

私事ですが、先日母方の伯父を亡くしました。88歳。
またこの2月には父方の叔父も亡くしています。どちらも愛知県名古屋市にて。合掌。

立て続きに二人の叔父の不幸とても悲しいです。
ことある毎に私のバレーボール技術論、経験談などを
丁寧に聞いてくれる叔父たちでした。

亡くなってからその大きな存在感を知ることになりました。
いつもオタクとも言える私のバレーボールの話を真摯に聞いてくれて
有難うございました。

もっともっと価値のあるバレーボールを天国の叔父様たちに届けますから、
楽しみに待っていて下さい。合掌。

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