レジェンドに感動!ソチ、冬季五輪に想う。(2)

加藤 敦志 講師一覧


。いよいよソチ五輪も後半戦です。
どんなスポーツの醍醐味に出会えるか、楽しみです!

◎ソチ五輪のきらめく話

本当に感動しました。
スキージャンプのレジェンド、葛西選手の個人ラージヒル銀メダル、
そして、団体の銅メダル。

41歳の葛西選手の不断の努力にまず拍手!
そして、この人の「気遣い」にまたまた拍手!!

びっくりです。
第一人者といわれる選手は、おおむね「わが道を行く」タイプが
多いと言われます。ですが、葛西選手の団体戦の3位の
インタビューがまさにレジェンド(伝説)でした。

仲間に対する思い、絶対にメダルを取ってもらいたかった、
と渾身のジャンプ。皆さん、41歳ですよ、バレーボールの
常識で言えば、ピークをとっくに過ぎた選手となるでしょう。

しかし、オリンピックという世界の最高峰が集まる大会に参加し、
そこで自分の実力を確実に発揮して、更に後輩(この場面では
仲間ですが、)のために確実に成果を出す。

これがどれだけ難しいことか、それを全てやってのけたのですから、
まさにレジェンドです。

◎「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
褒めてやらねば、人は動かじ」。

これは、太平洋戦争時の山本五十六連合艦隊司令長官の
言葉だそうです。これを葛西選手の言動に見る気がしました。

「なんでこんなにやさしいのだろうと思う」
銅メダルメンバーの若い同僚(後輩)の葛西選手評。

何にもまして個人ラージヒルでメダルを決める2回目のジャンプ後に、
そこではライバル(仲間)である日本の選手が彼に寄ってきて
抱きついた場面が象徴的でした。

主として個人競技と見られるスキージャンプですが、
チームにおけるリーダーシップのお手本を見ました。
自らお手本になることをやっているから信望があるのですね。

人にやさしく、自分に厳しく

これがチームリーダーの要諦なのでしょうね!
私も斯くありたいとしみじみと思うのでした。

おめでとう、そして有難う葛西選手。

現在開催中のバレーボール・Vプレミアリーグ、
こちらもよろしく。

・VプレミアリーグHP
⇒ http://www.vleague.or.jp/

◎キラっ、なるほど!情報 4

「温故知新」2001年に開かれたアジアコーチセミナー、
それに出席をしていました。

その時の講師が、現イラン男子監督のフリオ・べラスコ監督
(当時はイタリア監督)。「練習のための練習をしない」話は
如何でしたでしょうか。参考になさって下さい。

その、べラスコ監督、今度は、イランの監督を辞め、母国の
アルゼンチンの男子監督に就任するとの記事が出ていました。

イランチームをアジアのトップに押し上げ、昨年の
グランドチャンピオンズカップ(グラチャン)では、
世界の競合と互角に渡り合った実績は相当大きい。
イランにとっては大変な痛手だと思います。

彼の監督としての経歴が物語るようにバレー界の「スゴ腕」です。

イタリア男子監督のときに1990、1994年の世界選手権優勝、
そしてスペイン、チェコの代表監督も歴任しました。

今回のイランもアジアチャンピオンに押し上げ、大きな功績を
残しました。今後アルゼンチンの代表監督になりますが、
イランチームのアドバイザーとしての役割も果たすようです。

以前に彼の知見をお話しましたが、やはり実績に基づく説得性が
あるように思います。どうか反芻してもらえれば、
きっと皆様の役に立つと思います。

「練習のための練習は割けよ」

◎ビーチバレーボールってご存知ですか?
-スタイルの違うバレーボールの話-

読者の皆さんの中には、ビーチバレーを楽しんでいらっしゃる
方もおられるでしょう。五輪種目であり、また、海外では
プロが存在する、バレーボールの大きな存在です。

しかしながら日本では、インドア6人制(普通バレーボール
といえばこれを指します)の影に隠れて、あまりポピュラー
でない種目となっているのが今の姿でしょう。
(間違っていたらゴメンナサイ!)

ここでこのメルマガも62号を数えることになりましたが、
このビーチバレーについて話題にして来ませんでした。
少し反省を込めながら、バレーボール全体の普及を後押しする
立場であることを考えて、これからビーチの話を
少しずつしていきたいと思います。
(ビーチ関係者の方、大変申し訳ありません。)

さて、ここでクイズです。

国際バレーボール連盟(FIVB)が定義している
ビーチバレーボールの競技とはどんなものでしょうか。
すこしインドアのバレーとは違った特性を上げているのですが、
それは何でしょう?

えっ、人数が違うって、そうですね、インドアが6人、
ビーチは2人制となっています。
それは、正解。

それに加えて特徴的な部分をFIVBは挙げています。
(それが魅力になるところですが!)

さて、何でしょう?
続きは次号に。

【編集後記】

ソチ五輪でのスキージャンプの葛西選手。
その身体能力にも驚きました。

あるTV番組でやっていたのですが、彼は立ち幅3段跳び
(両足をそろえて前にジャンプしてどれだけ跳べるかを
測定します。瞬発力:短い時間でどれくらい力が
発揮できるかの筋力的能力)で若い選手に負けないんです。

正確ではありませんが、3回のジャンプで9mに達して
いたように思います。これは、バレーボーラーでも
なかなか出せない距離です。

それだけの力を41歳にして有しているとは。
驚きの何者でもありません。

スポーツは気持ちだけでも勝てません、
それに伴う体力そして技術力があればこそ。
この心技体、3つの要素が41歳にして見事に結実した
と言えるでしょう。

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