チャレンジリーグも燃えている、単なる2部じゃないぞ!
いよいよ大詰めVプレミアリーグ。
セミファイナルに進める4強をめぐって熱い戦いを
繰り広げていますよ!
今週もよろしくお付き合い下さい。
◎Vプレミアリーグの話題
女子状況:
久光製薬スプリングスが中盤より連勝を続けてトップを
切って4強入り。また東レアローズもそれに続きました。
2強時代の様相を呈して来ましたね。また次点は、
岡山シーガルズ、トヨタ車体、JTが続いています。
上位からの勝ち星は20、15、12勝ということになって
いますので、後半のブレークによっては順位が
入れ替わる可能性がありますね。
ここでは、ライバルチームに勝つことと同様に
格下チームに取りこぼしをしないことが大切になります。
男子状況:
女子より混戦模様の男子は、4強入りは激しいですね。
パナソニックパンサーズ16
勝、JT15勝、堺ブレーザーズ14勝、豊田合成13勝、
東レ・サントリー11勝ですから、まだまだ予断を許さない
面白さがあります。パナソニックが先に4強入りすること
確実の様でしたが、豊田合成に先週ストレート負け、また
5連勝のサントリーの猛追もあり、非常に緊迫した面白い
ゲームになると思います。
是非応援して下さいね!
・VプレミアリーグHP
http://www.vleague.or.jp/
◎キラっ、なるほど!情報6
男子のジャンピングサーブどれくらいの
スピードがあるかご存知でしょうか?
先週Vチャレンジリーグ男子の試合を観戦に行って、
トップを走る大分三好ヴァイセアドラーのサーブを
測定してみました。
その大分三好のチームの一番のサーバー、エジプト
からの助っ人、モハメド・かタブ選手(身長202?)の
測定値はなんと約0.7秒(サーブを打った瞬間から、
相手がレセプションするまでの間)。
あっという間に手元に届いている感じです。
これは上のリーグでも通用する数字。
たまに0.7秒を切ることがありましたので、
その潜在力にはびっくりしました。
(もちろんモハメド選手はフォワードでも大活躍、
とくにライトからの攻撃は大変決定率が高かったです。)
人間が、目視で情報を得て、脳から信号を各組織、
筋肉に伝達するまでが、0.4秒かかるといいます。
後のサーブが到達するまでの0.3秒で体勢を整えて、
レセプション(サーブレシーブ)するのは非常に困難
なことと言えます。そこには、読みとか洞察力や脳、
神経と筋肉の調整力が高度に必要になって来るのです。
さて、この大分三好はこのモハメド選手のサーブで
前半リードを奪い、逃げ切るのが得意な形で、先週の
2試合は2戦2勝でした。おめでとうございます!
チームとしてもとても一生懸命にプレーする選手が多く
好感が持てました。是非上のプレミアリーグに
上がって欲しいチームです。
○チャレンジリーグはプレミアリーグにない良さも
1.小さな体育館でプレイする選手との距離が近く
臨場感、迫力が直に伝わる。
2.応援がユニーク。
大分の応援団、どこかの大学のグリークラブのOBだそうですが、
歌の斉唱で選手を激励(タイムアウトやセットの間)これは、
会場や選手から拍手喝采を浴びるほど大うけでした。
素晴らしい!
3.小さな大エースがいた、ビッグジャンパー!
多分180cmに満たない選手ですが、(登録は181cm?!)
多分、目測ですが、1m以上跳んでいました。
居並ぶ相手の高いブロックの上から、それもフルセットの
5セット目にジャンプし続けた、牛若丸のような選手。
大型化が常識になっているバレー界で、異質の存在だと
思いました。
その選手は、つくばユナイテッドの瀧澤選手。
No6。とにかくすごい、バックに下がってもサーブレシーブ
せずにバックアタックをバンバン。後日調べたところ、243cmの
高さに到達することがわかりました、まさに超人、鳥人です。
(ちなみに全日本の越川選手は最高到達点が340cm。
そのジャンプのすごさがわかると思います。)
ですから、数々の発見があったチャレンジリーグ男子、
こちらも注目して下さいね。
◎ビーチバレーボールってご存知ですか?
-スタイルの違うバレーボールの話-
ルール的にもインドアバレーボールとは違うものがあると
先週お話ししました。
例えば、インドア6人制のバレーボールにあってビーチにないもの、
「ブロックのワンタッチは1回の接触にカウントされる」でした。
では、ビーチバレーボールの方に多くあって、通常インドア6人制の
バレーボールに少ないものはなんでしょう。
答え:コートチェンジの回数です。
ルールではコートスイッチといい、
「チームは得点合計が7点(第1、第2セット)および5点
(第3セット)の倍数になるたびにコートスイッチをする」。
(公益財団法人 日本バレーボール協会 2014年版
ビーチバレーボール競技規則 より抜粋)
となっています。
ですから、通常21点先取(1,2セット目)ですから、
最低2回は「コートスイッチ」をすることになります。
(3セット目も最低2回ですね!)
これは屋外、アウトコート故の、自然環境(例えば太陽(光)
や風など)による影響をなるべくプレイする両チームに
公平にするために設けられたものと言えます。
さすがによく考えられていますね。
来週もこのようなビーチとインドアバレーボールの違い
などについてお話します。
【編集後記】
あの3・11から3年が経ちました。
私なりに被災地でバレーボールで何かできるかと講習会という
形でご当地の方々と交流して来ました。しかし、復興の現実を
見るたびにまだまだという気持ちが湧き上がって来ます。
幸いにも、バレーボールを通してお知り合いになれた被災地の
方々からの声をこれからも聞き留め、自分にできることを
し続けたいと思っております。
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