夏合宿に想うこと。最終回
テング熱騒動ご存知ですよね?!いや大変なのです!!
私はその騒ぎあるところの近くのオフィスにいますので、
戦々恐々。
致死にはいたらず治るとはいってもやはり嫌ですよね。
今日は早々に壁掛けタイプの蚊よけが玄関入口に設置されました。
今のところ関東地方が中心になっていますが、どうか皆様の
ところでもお気をつけてくださいね。このところ災害、
災難想定が困難なことが多いようです、、、
今週も始めましょう。
先月初めに、長野小諸で恒例の高校女子合同合宿に
参加させてもらいました。その中での出来事や気付きを
お話ししています。
今週からは、その合宿のメニューのポイント簡単紹介します。
第1日目のこと
1.ウォームアップ→リードアップドリル
:まずは講習の初めですから楽しくて和やかな形で
スタートしました。ウォームアップも総数約80名
くらいでコート2面の広さですので、あまり大きく
動くことはできません。
ですからその場でできるフットワーク、股関節と
肩甲骨の動きを上げるドリルを加えました。
次にリードアップドリルを。
(バレーボールの固有の動きを導いていく前段の準備運動です。)
ここでは、「あれっ」と思うような単純な動きでもその
「あれっ」を多く体験してもらいます。これが中々難易度が
高いのです、
実は。
一例:一人の選手がボールを天井に向って投げ上げます。
そうしたらそのボールの下を一回くぐります。
一回くぐったら、ボールがバウンドするまで待ちます。
そうしてボールがバウンドしたらすぐさまボールの下を
くぐります。その繰り返し。
段々バウンドして弾む高さが低くなって行きますので、
最後の方は、姿勢を低くしてくぐります。
くぐれなかったり、くぐっている途中でボールが体に
ぶつかったらアウト(その回は数に数えません。)
さて何回くぐれるでしょうか?
これ簡単そうでなかなか難しいですよ!
2.オーバーハンドパス講習
:ハンドリングの基礎から説明しました。
1.指の伸張反射→ボールを捉えると
(オーバーパスでボールと接触する瞬間です。
その瞬間は、ボールをつかむ感じです。)
その勢いに指の付け根が後ろ側に反ります。
その反作用で戻ることを伸張反射と言います。
その部分、瞬間は、まずボールとのインターフェース
(接触)の部分でボールをパスする方向に押し出す力が
ボールに一番近くで加わるところになります。
しかしそのパワーは小さいです。
ですから遠くに飛ばそうとするとそれだけでは足りません。
2.手首の返し:もう少し強い力を加えるためには、
手首の屈曲と伸展(通常のスナップの動き)、
回内と回外(スナップの動きが前後とすると左右の動きです。)
の動きの複合した手首の動きを入れます。
これの説明が言葉では非常にむずかしいです。
3.更にボールに強さを加えるために今度は肘の屈曲、
伸展という動きを付け加えます。そうすることで
1.2+3の動きを使ってボールをより強く押し出す
ことができるようになります。
4.そしてロングパスの如く9mくらい飛ばす必要が
ある場合は、下半身の関節の動きを使います。
股関節、そして膝関節、足首の関節の屈曲と伸展の
動きを駆使します。
それは、地面からの力をボールに伝えることですので
より大きな力をボールに与えることになります。
これらの動きをゴツゴツといった感じではなく
スムーズにタイミングよく行うことが大切です。
そのためにはまず平行パス(高さを持たないボールの
やりとり、応酬)にてその動きをマスターします。
それは高い(ところから落下する)ボールのように
重さ(重力)が加わらないために省力化できて、
力を発揮するところでなく、動きに意識が行くからです。
大きな力をかけなければならない遠くへのパスで
練習すると力を加えることに意識がいってしまって
フォームを崩すことになります。
ですから、フォームがきちんとできてから
徐々に高さ、距離を伸ばすことが大切です。
すみません紙面が足りなくなりました。
3.ステップワーク
4.上記3.を使ってのディフェンスの動き
5.ミニゲーム
は来週に回すことにします。ごめんなさい!
【編集後記】
テニスの錦織選手全米テニスで日本人初の決勝進出、
快挙です。すばらしい活躍でした。素晴らしく安定した
ショットを見せてくれました。
何といってもサービスリターンがいいですね。
バレーボールでいうとサーブレシーブ(からトス、
攻撃に移るところ)がとても良かったと思います。
やっぱりサーブの受けがしっかりしていることが
強さの源泉になっるようです、
ネット型のスポーツでは。コーチのマイケルチャン氏は
基本のストロークを地道に錦織選手に指導したようですね。
(一説によると錦織選手は才能があるので、そのような
地道な基礎練習を嫌ったそうです。)心機一転させた
コーチも本人もえらいと思います。
きちんとしたフォームは威力を発揮するものです。
サーブレシーブもその例外ではありません。
また、それを支えるフットワークがまた素晴らしい。
このステップワークはバレーボールに応用できますね。
ブラジルの全盛期にいたリベロの選手がこのような
素早いステップワークを駆使してコートの中を
ところ狭しと動いていたことを思い出しました。
テニスとバレーボール通じるところがありますね!
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