バレーボールの夏を振り返って
秋本番。私が住んでいるところは結構田舎で、
住宅の周囲には畑や田んぼが広がっています。
今週にはいり稲刈りが進み、先月まで穂波が
覆っていた田んぼがきれいに刈られている
光景となりました。
夏も終わり、季節の恵を充分に蓄えた新米の季節ですね。
皆様お元気にされていますでしょうか。ですから今週の
テーマは「バレーボールの夏を振り返って」と
銘打ちました。
季節感を重視!今週もよろしくお付き合い下さい。
先月長野小諸で恒例の高校女子合同合宿に参加させて
もらいました。その中での出来事や気付きをお話し
しています。
引き続きその合宿のメニューのポイント簡単紹介していました。
ごめんなさい。先週第2日目の内容をご紹介するとお知らせ
しましたが、第1日目の後半が残っていました。
そこから始めます(謝)
第1日目のこと⇒1.ウォームアップ→リードアップドリル、
2.オーバーハンドパス講習:ハンドリングの基礎は説明
しましたので、今回は第1日目の後半です。
3.ステップワーク
奇しくも先週テニスの全米オープンで準優勝した錦織選手。
先週の新聞を振り返って彼の新聞報道を振り返ってみました。
そこにこんな記事が。
産経新聞
「全米オープンで記録配信を担当する米コンピューター大手
IBMの発表によると、<<中略>>1ポイント(点)あたりの
平均移動距離は錦織の15.88メートルが最も短い。
ジョコビッチ(世界ランク1位、今大会準決勝で錦織に敗退)
は17.80メートルだったことを考えれば、効率よくポイントを
挙げていることが分かる」との事。
そうなのです、まさしくこの「効率よく動く」ための方法が
ステップワーク(足のさばき方)です。
テニスとバレーボールのステップはよく似ている
ところがあり参考になります。
さて、この合宿では移動しないステップワークと
移動がともなうステップワークを紹介し、
選手の皆さんに体験してもらいました。
次のようにまとめてみました。
ステップワーク
1.移動しない
1-1.身体の向きを変えない。(正面に向いたまま)
1.両足揃え
A.前後(床をするように前後に移動)
B.左右(床をするように左右に移動)
C.開閉(オープン&クローズ、テニスでいう
スプリットステップの繰り返し)
1-2.身体の向きを変える。
A.右・正面・左(つま先をこの順に向けていく)
2.(両)足前後スタンス(どちらかの足を前に出した構え。)
D.前・後入れ替え
a.前・後(1,2のリズムで入れ替える)
b.前・中・後(1,2,3リズムで入れ替える。
2,のときは両足が揃った状態)
2.移動を伴う
2-1.前(方)
A.足の入れ換え移動(通常の歩き、走り)
B.前足、後足(動物のマネではありません!
前に出ている足とその後ろにある足の事。)を
入れ替えないで移動する。
2-2.横(側方)
A.サイドステップ(足を交差しない)
a.フルステップ(足を狭めた時に両足がくっつく)
b.ハーフステップ(足を狭めた時に両足がくっつかない)
B.クロスステップ(足を交差する)
C.コンビネーションステップ(A.とB.の組み合わせ)
4.上記3.を使ってのディフェンスの動き
2-3.後方(顔と上体は正面に正対して)
A.後方へのサイドステップ ※上記2-2のA.を参照下さい。
B.後方へのクロスステップ ※上記2-2のB.を参照下さい。
C.シャッフルステップ(足を交互に入れ替えて、
小さな歩幅で震えるように移動する。(後ずさりのような感じ)
このような内容を説明して練習したのですが、
これらを使う目的は一つ。
ディフェンスでは、相手の攻撃で飛来したボールをコンタクト
(接触)するにあたり、合理的に次のプレーヤーにボールを託す
(パスする)、味方に正確に且つそのボールを託された味方
(大体セッター)がプレーをしやすいボールを返球が出来る、
その姿勢を保持しつつ移動することです。
これらのステップワークはブロックの移動にも用いられます。
これも合理的にブロックを行うためです。
(但し後ろ向きのステップは使う機会がありませんが、、、)
この練習の後にはレセプション(レシーブ)の実際の動作にて、
「4.上記3.を使ってのディフェンスの動き」のセッションで
実際に移動するステップを使ってディフェンスをして頂きました。
スミマセン!今週も紙面が足りなくなりました。
残りは来週以降に紹介します。
【編集後記】
今週より第17回アジア大会が開催されます。
男女、ビーチの日本代表選手が9/15に開催地韓国・仁川に
向けて出発します。男子は全日本シニアチーム、女子は
世界選手権に全日本が出ていますので若手中心の言わば
フレッシュ全日本、ビーチも第一人者を送りこみます。
男子はここでの勝敗が2年後のリオ五輪アジア予選の
試金石となりますので、是非ともライバルにその実力を
見せつけたいところです。
女子の世界選手権(イタリア)での活躍も期待が大です。
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