日本代表シーズンLet’s Begin!
暑いですね。本当に5月なのでしょうか、
れれれ?どこかのTV番組では史上最も暑い
5月だとか、マジっ!
そうかと思えば昨日は地震。
茨城県で震度5強とか。都心でも結構長い時間
揺れていました。どうなっトル!
でもでも、気を取り直して。
今週もよろしくお付き合い下さい。
◎ユニバーシアード男子代表、
東部地区アジア選手権優勝
やりましたぁ。
今年8月の韓国光州で開催される学生のスポーツの祭典、
ユニバーシアード大会、その前哨戦となる東部地区
アジア男子選手権がモンゴル、ウランバートルで
開催されました。久々にバレーボール界に明るい話題です。
さてこのチーム何がいいのか?
それはチームワークだと思います。
スタッフも昨年から同じ顔ぶれで気心が知れている。
そして役割がきちんと区別されている。これ大きな組織の強み。
それが功を奏して、見事失セットなしで完全優勝です、あっぱれ!
実は、このチーム昨年の夏、韓国での国際親善大会でも優勝。
2大会優勝。これで大いにユニバ本大会(8月韓国光州)への
期待が膨らみます。
あまり報道されない隠れた男子バレーボール界の
極上一品と言えるではないでしょうか。
ありのままの情報で言うと、東アジアの大会、我が国をはじめ、
お隣の韓国、北朝鮮、中国、台湾、そして開催国モンゴル
などが参加しましたが、その国のフル代表が出るところは少なく、
日本もユニバシアード代表という学生選抜チームでの出場でした。
でもでも日本と環境のすごく違う海外で、それも順当に勝つこと
くらい難しいことはありません。それを成し遂げたのは
アッパレです。
もう一つ。このチームの特筆すべき点は、今一般化されている
アナリストによるデータ、デジタル分析に頼り過ぎていない
ところです。どちらかというと選手目線のコーチングを
監督以下スタッフが励行しています。
要するに机上の論理だけでなく、実際にどう選手の感性や
データでない相手の実際の動きに対応することを重視している
ところです。今回アナリストを帯同していないとの情報もあります。
日本以外の国では、特に開発途上国は、施設状況が悪く
会場に電気の供給が良くないところが多々あります。
(我が国では考えられないこと日常茶飯事的に起こります。)
ですからいわゆるデータ重視のデジタル依存の作戦システムが
使えなくなることが考えられます。(いきなり電気の供給が止まる、
停電などなど)そうなるとアナログ、つまり自らの頭、
そして分析ツールも紙ベースという旧来の姿に戻さざるを得ません。
何がおこってもタフな力が必要になります。
それを見越してかどうか不明ではありますが、
このチームのスタッフは中々の切れ者と見受けられます。
ですから本当にユニバーシアード本大会が楽しみに
なってくるのでありました。
来週は知られざる開催国モンゴルのバレーボールについて
お話します。
◎「GW高校合宿に参加して:於長野」-
前回から「GW合宿(高校女子:長野県長野市南長野運動公園体育館にて)
アドバイザーとして参加。そこでのQ&A」を始めています。
「この合宿で一番多く寄せられた指導者・コーチのお悩み、
セッターについて」
「セッターがいま一つ」について。でした。
何が、今一つなのか??
とてもそのチームの状況を表すのに便利な表現「今ひとつ」。
しかしですよ、いったい何がどう「今ひとつ」が解りますか?
技術的側面「セット姿勢を作る早さ、レシーブをトスに変換するための
姿勢作り、トスワーク:相手のブロックを翻弄する戦術眼等」
一体どこが今ひとつという表現になったのか?色々推察できるわけです。
いわゆる曖昧語。
ですから、今回、今ひとつの原因を探る事から始めるように
したのでした。
まずは指導者・コーチの方へのヒアリング、そして実際に課題のある
セッターの観察(個人の技量、チームとしての機能)そして、
そこから見えてきたものとは!
安定した(トスの)フォーム作りを阻害する固定概念だった!
【編集後記】
トピックスで描いたユニバーシアード代表だけでなく、
全日本シニア、U23(23歳以下)全日本代表男女ともに
アジア選手権などの大会、その準備(合宿)などが
目白押しです。まさに全日本シーズンが始まりました。
シニア(フル代表)に目を向けるとワールドリーグ(男子)が
今月末から始まります。日本は、グループ2で対戦相手はフランス、
チェコそして韓国。それぞれホーム&アウェーで2試合×2会場
(ホーム&アゥエー)×3カ国(対戦相手)=12試合を国内外転戦します。
これに勝てれば準決勝リーグ、決勝リーグと駒を進めることができます。
さて、来年のリオ五輪を見据え若手の新戦力を期待する南部ジャパンの
2年目、どうなりますか、乞うご期待ですね。
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