サーブレシーブの形

加藤 敦志 講師一覧

サーブレシーブ

基本は、三角形にあり。
ルール=守備範囲を明確にすることで、判断をしやすくします。
レセプション(サーブレシーブ)の基準と言ってもいいでしょう。
サーブレシーブの肝は、むずかしいボールに手を出すな!です。
一生懸命にサーブレシーブのフォーム作りをしているチーム。

スイートスポット(その練習した理想的なフォームでボールを処理する姿勢)を作っていても、
そのスイートスポットを支えるフォームを崩すボールをレセプション(サーブレシーブ)してしまって、
結局それをきちんと作ることができずに、失敗に終わることよく見かけませんか?
そうする理想的でないフォームでレセプション(サーブレシーブ)したときのボールは
たとえセッターに返球されても、セッターにとってはセット(トス)しにくいボールになってしまうこと
ご存知でしたでしょうか?
理想的なフォームには、

「さあ、セッターいいボールを君に返球するよ。
それも君の顔の前のここの辺りにね!」

といったメッセージを送ることができます。

もっと上手い選手は、このレセプション(サーブレシーブ)で
Aクイックを使え!とかセッターに指示をだすボールを送ることもあります。
そうなんですレセプション(サーブレシーブ)は攻撃の起点となるものなのです。
(通常の考え方は、攻撃の起点はセッターのトスということになっています。)
私はそれよりも前の段階から攻撃は始まっていると考えています。
まずそこからスタートさせることの方が合理的です。
なぜなら、セッターはトスするボールに集中する。
それも味方からの返球ですから、相手コート(相手ブロック)を
観察するのに適しない身体の向きとなります。
(背を向けているか、横目でにらむような位置にいます。)
ですからはっきりと敵陣を目視できません。

反対にサーブレシーバーは相手からのサーブを受けるのですから、
常に相手コートを見ることができるポジションにいます。
レセプション(サーブレシーブ)は攻撃の第1歩である。
と言えます。
そんなこと言ってもサーブ(飛来するボール)に
集中してしまってそのような余裕はないとの反論が聞こえそうです。

ですから、ちょっと飛んだ考え方かもしれませんね。

来週に繋げましょう。

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