【オーダーを理解し弱点を減らす】フロントオーダー・バックオーダーを解説
皆さんのチームではどんなオーダーの組み方をしていますか?
特に何も考えず前衛に「レフト・センター・オポジット(ライト)」と並ぶオーダーを組んでいる方は大きな損をしている可能性があります。
今回は以下の3点について紹介します。
- 2種類のオーダーについて
- 現在の主流
- どちらのオーダーが優れているのか
オーダーについて詳しくわからない方にとって、とても有益な内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
2種類のオーダーの違い
オーダーとは試合をする際のポジションを記したものです。
ローテーションが1つ回るごとにポジションが右回りに1つ回り全部で6通りあります。
試合の最初はどのローテーションから開始しても大丈夫です。
一般的にオーダーには以下の2種類があります。
- フロントオーダー
- バックオーダー
わかりやすく図にしたものがこちらです。
画像①:フロントオーダーとバックオーダー
フロントオーダー
フロントオーダーは前衛に「レフト・センター・オポジット(ライト)」を順番に並べたオーダーです。
バレーボールを始めて最初にローテーションを教えてもらうときのオーダーです。
とても一般的で学生の試合ではよく見かけるオーダーです。
バックオーダー
バックオーダーは後衛に「レフト・センター・オポジット(ライト)」を順番に並べたオーダーです。
Vリーグや日本代表で見られるオーダーです。
現在の主流はバックオーダー
現在ではバックオーダーにデメリットが少なく優れているとされています。
その理由はレセプションから攻撃できるポジションの違いに理由があります。
あえてデメリットの多いフロントオーダーを起用する必要はありません。
フロントオーダーとバックオーダーの違いを理解してバックオーダーを自チームに起用しましょう。
フロントオーダーの場合
画像②:フロントオーダーの全ローテーション
セッターがサーブポジションのローテーションを「S1」とした場合のフロントオーダー一覧が画像2です。
プロレベルの選手ならどこからでも強いスパイクを打てますが、学生だとそうはいきません。
出来る限りレフトはレフト、オポジットはライトから打つと、決定力が上がります。
フロントオーダーでは全6ローテーション中3回、本来のポジションから攻撃できます。
しかし、「S1」「S3」「S6」ではレフトがライトからスパイクを打たなければなりません。
これは大きなデメリットと言えるでしょう。
バックオーダーの場合
画像3:バックオーダーの全ローテーション
バックオーダーもセッターがサーブポジションのローテーションを「S1」とした場合、「S1」「S4」ではレフトがライトから打たなくてはならない場面が訪れます。
しかし、全6ローテーション中4つでレフトが正規のポジションから打つことが可能です。
フロントオーダーに比べバックオーダーが優れている理由はここにあるのです。
まとめ
オーダーの内容を普段の練習で話し合うことは無いでしょう。
今回お話した内容はマイナーで試合での勝率に大きく関与しないかもしれません。
しかし、選手が得意なポジションから攻撃できる回数を増やすと、勝てる試合が1つ増えるかもしれません。
もし今フロントオーダーで組んでいるチームならバックオーダーに変更してみる価値はあります。
まずはチームメンバーの理解を得ることから始めてバックオーダーを実践してみてください。
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