画期的なブロック練習法
「ど田舎の学校で部員も能力の低い選手、また野球部のマネージャーや
ハンドボール部の入部希望者をバレーボール部に勧誘するなどして、
毎年5名ほどしか入ってこない環境のチームを何度も全国大会へと導いている。
選手の能力が低くてもチームの戦力が低くても勝ち進んでいける、
目からウロコのバレーボール指導法・育成法」
講師:熊崎 雅文氏 益田清風高校 女子バレーボール部 監督
再々々度、この仰天キャッチコピーで出された
「弱者のバレー」の第6弾の説明をしましょう。
<<<http://rs39.net/c/v/cvkm_6/bl/>>>
さて、そもそもバレーボールにおける、ブロックとはどんな意味があるのでしょうか。
これを考えることが、熊崎理論を一層わかりやすくすることだと思います。
さて、なんでしょう?
そもそもなんでブロックという動作=プレーが生まれたかを想像してみます。
バレーボール発祥のころ、サーブ、レセプション、そしてディグ(レシーブ)でラリーを楽しんだ。
そのうち相手のコートにボールを落とす=得点をする、を合理的に行なうために、
スパイクの概念が出てきて、それをしやすくするためにトスが生み出される。
(すべてコンタクト=接触回数の許容範囲内で。)
そうなるとスパイクの威力が猛威を振るい始める。
なぜなら、スパイクの行為がレシーブの行為
(行動範囲とか対応能力とかに言葉を換えることができると思いますが、)を
大きく上回るようになる。
要するにレシーブの範囲が広すぎて、スパイクの威力(レシーブの返球を出来なくする。)や
ボールコントロール力(レシーブ陣の間、コートの隙間に落とされる。)に思うように、
やられてしまう状況になった。
そこで発明されたのが、ブロック。
1、威力あるボール、
2、コントロール力のあるボール(もしくはそれを3、放し出すスパイカー)に対して、
「至近距離でジャマをしに行く」ことが起源ではないかと思うのです。
ですから、国際バレーボール連盟(FIVB)コーチマニュアルの
ブロックの定義の第一義は、
「最初のディフェンス(防御)」となっています。
ですからスパイク=攻撃の発達によって、
ブロックもそれに対応するようにその技術、戦術の幅を広げてきました。
さて、熊崎ブロック理論の元になるキーワード「強者と思われるチームの(攻撃)特性」、
・ブロックをかわすバレーボール=コンビネーション
・コース打ち
・トスがネットに近い
・ボールを鋭角に打つ
・ブロックに当てない
・コースが明確になる
ここまで、ライバルチームの攻撃特性(一般傾向)を
熊崎さんは読み切っていますので、
その対応方法(ブロック技術、戦術)も
見事に対応しているのだと考えられます。
その証拠が、この春の大会での
熊崎チームの成功(優勝)ではないでしょうか。
「固定観念にとらわれずに他の角度から見てみる。それが肝要」。
全編にそのコンセプトが貫かれているDVDと
再度申し上げておきましょう。
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