同じ選手が連続でブロックされた時は?セッターが取るべき4つの行動に注目!

トス テクニック 林 みろ吉 講師一覧

「チームのエースが連続でブロックされてしまった」
「大事な場面で任せたい選手がトスを上げたいけど…」
「セッターが取るべき行動を教えて欲しい!」

上記のような悩みや不安を抱えている方がいるのではないでしょうか。

同じ選手にトスを上げ続けると相手に読まれてしまい、ブロックされる可能性が高くなります。

ただし、状況によっては同じ選手にトスしたい場面もあるはずです。

セッターは工夫した上でトスを上げる必要があるでしょう。

今回の記事では、同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき4つの行動を紹介します。

この記事を読み終わった人は、状況に合ったトスを上げられるでしょう。

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき4つの行動

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき4つの行動として、

「トスの高さを変える」
「ボールの速さを変える」
「トスするタイミングを変える」
「相手が読めない選手に上げる」

が挙げられます。

ここでは、1つずつ紹介します。

行動①:トスの高さを変える

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき1つ目の行動は、トスの高さを変えることです。

トスの高さを変えることで、相手ブロッカーのタイミングをずらせるためです。

例えば、通常のトスよりも高く上げた場合、相手ブロッカーはタイミングがずれてしまい、ブロックに隙が生まれやすくなります。

さらに、次の攻撃でもタイミングが取りにくく、相手の守備を乱すきっかけにもなるでしょう。

セッターはトスの高さを変えながら、多彩な攻撃をしてください。

行動②:ボールの速さを変える

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき2つ目の行動は、ボールの速さを変えることです。

ボールの速さが変わることで、相手ブロッカーが対応しにくくなるためです。

例えば、速いトスが上がった場合、相手ブロッカーは飛ぶタイミングが変わり、通常より早く動き出す必要があります。

さらに、ブロッカー同士の間に隙間ができる可能性が高くなるでしょう。

セッターは相手ブロッカーの動きを封じるためにも早いトスを検討してください。

行動③:トスするタイミングを変える

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき3つ目の行動はトスするタイミングを変えることです。

トスのタイミングを変えることにより、ブロックされる確率を下げられるためです。

例えば、セッターがトスを上げるタイミングを遅らせた場合、相手ブロッカーの飛ぶタイミングが早くなり、スパイクできるコースが広くなる可能性が高くなります。

さらに、トスが遅くなる分、狙いを定めたボールを上げることができるでしょう。

トスを上げるタイミングを見定めながら、有効な攻撃をしてください。

行動④:相手が読めない選手に上げる

同じ選手が連続でブロックされた時にセッターが取るべき4つ目の行動は、相手が読めない選手に上げることです。

相手ブロッカーにマークされていない選手にトスを上げることで、攻撃が決まりやすくなるためです。

例えば、エースの反対側にいるスパイカーにトスを上げた場合、ノーマークの状態だと思い切った攻撃ができます。

さらに、相手ブロッカーの意識が変わるため、より多彩な攻撃が決まりやすくなるでしょう。

相手選手の混乱も含めて、エース以外の選手にトスを上げてみても良いでしょう。

一人一人の選手と話し合うことが大事

セッターは日頃から一人一人の選手と話し合いながら、さまざまな攻撃方法を模索してください。

さらに、各選手の特徴を把握しながら状況に合ったトスを上げましょう。

日々の練習では選手同士でやり取りを行い、ベストなトスを見つけてください。

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