-グランドチャンピオンズカップ2013開幕!-
突然ですが、今週から「eメール・フリーコーチ」
という称号にさせてもらいたいと思っています。
皆さんどう思われます?
こっちの方がぴったり行く感じと、、、!
今週もよろしくお付き合い下さい。
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◎全日本への応援歌No8
グランドチャンピオンズカップ2013開幕!
さて4年に一度の国際連盟(FIVB)公認の
ワールドグランドチャンピオンズカップ2013が開幕です。
昨日(11/12)の初戦、3-1でヨーロッパ女王のロシア戦に
勝利した全日本女子、幸先のよいスタートを切りました。
高さのあるロシアに対して、新布陣、そして新しい
フォーメーション(ミドルブロッカーを2枚置かない)で
望んだ全日本女子の快勝といえるでしょう。
本当によいバレーボールを演じてくれたと思います。
観ていて胸がすく思い!特にセッターで復帰した
中道選手の活躍は特筆すべきですね。
今まで若手の宮下選手が先発していましたが、
ブランクがあったにも関わらず、再招集されての
活躍は見事だったと思います。
攻撃のコンビネーションにリズムがありました。
それから、お家芸のサーブとディフェンスは
メンバーが変わっていても相変わらず高い質を
誇っていました。今後の活躍が本当に楽しみです。
私個人的には、若手、新加入のメンバーの活躍も
期待して見てみたいと思います。
女子
出場チーム:
タイ、ドミニカ共和国、アメリカ、ブラジル、
ロシア、日本
男子の方は、本番を迎えるまでの調整段階。
現在ナショナルトレーニングセンターで
合宿中と聞きます。
さぞかし女子の活躍に刺激をされているのでは
ないでしょうか。
ゲーリー・サトウ新監督を迎えての今年最後の
ビッグイベントなので、今年の足取り、進化を
見せてもらいたいと思います。
相手にとって不足なし。自らの力を試すには格好の
チーム揃いです。先日チームの関係者の方と
お話する機会があり、チームは仕上がって来ており、
選手は臨戦態勢に入っているとのこと。
いよいよ楽しみ倍増。
相手の高さとパワーをしのいで、粘り強い守備から
相手を翻弄する攻撃、チームモットーの
「Play hard, Play smart」(熱く、賢くプレーする)
を熱く展開してもらいたいですね!
男子
出場チーム:
イラン、アメリカ、ブラジル、イタリア、ロシア、日本
繰り返しお伝えしますが、バレーボールというスポーツは、
「会場に足を運んでもらいその場の雰囲気を肌で感じて
選手のプレー、その肌から伝わってくる熱気、鼓動を
味わってもらいたいと思っています」。
女子が11/12.13(愛知・名古屋)11/15~17(東京)
男子が11/19・20(京都)11/22~24(東京)
の開催になっています。是非会場に足を運んでいただき、
その迫力も味わってください。
⇒ http://www.ntv.co.jp/volleyball/index.html
◎「スパイクのパワーをつける」について(4)
バレーボールQ&A
-皆さまのお悩みにお答えします-
のコーナー第4回目です。
今まで、スパイクのパワーを引き出す主たる動作を行う、
腕、肩=上半身をフォーカスしてお話を展開してきた
ように思います。今回は、下半身の動きについて
見てみたいと思います。
以前に説明した、(逆)Cの字アクションを
覚えていらっしゃいますか?
スパイクを打つために助走からテイクオフ(踏み切って)して、
ジャンプに動作が移行します。そして、ジャンプの最高点に
達すると、腕・肩のテイクバック(肩の後方に引っ張る動作)、
特に男子で顕著に見られますが、体をエビ反りにしならせます。
それを(逆)Cの字アクションといいます。
(見る方向によって「C」だったり、「逆C」だったりします。)
そして、腕のフォワードスイングと同時に、そのしなった体と
下半身を前方に持って行って、今度は体がひらがなの「く」の字
になるような反動のアクションを起こします。
この「C」の字から「く」の字に移るときに起こる一連の動作と
生み出されるパワーが、上半身に伝わり、ボールを打つことで、
スパイクのパワーを増幅させます。(上半身のパワー+下半身のパワー)
つまり地面で立って打つとき(例えばパスの前にやる床に打ち付ける練習)
は、上半身がフォワードスイングしてボールを打つ瞬間の動作の間に、
地面から受けるパワー(足が地面をキックする、そして体重移動して
生じるもの=野球のピッチャーの動作を思い出して下さい。)
を上半身に伝えているのと同様に、スパイクのときは、
空中に浮いているので、「C」→「く」の動作で代替するのです。
ですから、力強いスパイカーというのは「C」→「く」の動作が
出来る選手、換言するとそれだけの全身の筋力がある選手で
あるといえます。
まとめますと、スパイクのパワーをつけるために、
「C」→「く」の動作の下半身のう動きも重視すべき
ということです。
ちょっと複雑でわかりづらいですかね?
まだ、パワーをつけるための大切な体の動きがありますので、
それはまたの機会に。
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【編集後記】
ふと考えました。指導者・コーチにとっての
最大の敵はなんだと思いますか?
様々なことが考えられますが、私が上げるなら、
「マンネリをどう克服するか」です。
変わらないメンバーの顔ぶれ、成績がいまひとつ
パッとしなくて、その出口を模索している期間、
指導者・コーチとして選手に提示する練習メニュー。
いろいろマンネリに繋がる要素はあると思います。
私は実業団でやっていたこともあり、半ばプロ
のようにバレー指導の生活、活動していました。
それは換言すると選手と接する時間が結構ある、
長いということを意味します。
よりよい効果を求めて(選手個々人の上達、
その総力であるチーム力の向上やその日の
練習の充実度など)色々策を練ったものです。
しかし、その効果が見られず結構ジレンマに陥った
経験があります。本当にこの部分は苦労するところです。
「どうしたら選手が食いついてくれるだろうか、
効果が現れるのか?」
常に葛藤していました。
これはどのレベルの指導者・コーチの方々も
共通な悩みごとだと思います。
そして、これを解決する方法を見つけるために
試行錯誤しました。効果の程は??のことが
多かったようです、残念ながら。
最近出会った言葉で、この事について、
ひとつの解を示すものに出会いました。
「勉強し続けなければ、コーチすることは出来ない。」
これは、有名な他競技のコーチの言葉なのですが、
まったくその通りだと思っています。
勉強というのは机で教科書、参考書を読むだけではなく、
人との交流や会話の中、回りの環境、社会から受ける
情報、知恵、知識のことだと言い換えられます。
いかに多くの有益と思われる情報(他人には取るに
足らないものを含め)をキャッチし、それを応用できるか。
今あるマンネリを打破する賢い方法の一つだと思うのです。
指導者、コーチの皆さん、毎日ご苦労様です。
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