-閑話休題-バレーボールの魅力とは

加藤 敦志 講師一覧


暑中お見舞い申し上げます。本日猛暑です。
東京で36℃、埼玉で38℃超えだそうです。
皆さん試合に練習にご自愛下さい!

この前もお伝えしましたが、熱中症の予防
くれぐれもお願いしますね!

栄養、水分(ミネラル)補給、充分な休養+睡眠
=夏の暑さに負けない身体
を忘れずに!

それでは今週もよろしくお願いします。

◎新しい気づき。
福島白川ひがしクラブでの講習会にて
私は講習を始める前にその日の講習会について
その日に参加する指導者・コーチの方々とお話します。
今日はどんなメニューにしましょうか?等々。

そのコーチはソフトテニスが専門で女性の
(前任は高等学校とお聞きした。)先生が小学校の
バレーボールクラブの指導をされていて、
この講習の参加。曰く

「バレーボールは楽しい!」

そこで、なぜと問うたところこのような答えが
返ってきました。

「みんなでつながる感じがとてもよい」。

「そのつながりを呼ぶ、わっしょい、わっしょい
という掛け声の感じが一生懸命さを感じる」。

今年度から、白河からあの震災、原発の被害にあった
相馬に特別養護学校に単身赴任をして、週末に
3時間かけて自宅に戻られるとか。

そのせいで部活を持つ事がなくなり、できた時間で
バレーボールをやってみようと思ったとのこと。
その理由が上の如くであり、「楽しい」と。

ややもすると小学生、それも初心者に至っては、
バレーボールは難しく、容易に試合ならないこともあって、
コーチするにもつまらないということになってしまいます。
結果、生徒たちは、他の試合のすぐ出来る競技例えば
サッカーとかバスケットボールに移ってしまうことがあります。
そして、指導者・コーチとしてもバレーボールの成果がすぐに
見て取れないところに指導者・コーチとしての面白みを
見つけられないことが多いのです。通常、バレーボールは
つまらないとなりがちなのです。

しかし、彼女はこのように別の視点から、
バレーボールの良さを発見されていました。

正直言って彼女のチームはまだサーブが入らない。
サーブレシーブもおぼつかない。
3段攻撃も出来ていないのです。

けれどもゲームの際に、何度も何度もサーブミス、レセプション
(サーブレシーブ)ミスをして、チームがしらーとした状態に
なっても彼女は、しっかり選手を見つめて、ラリー1回続こう
ものなら惜しみなく選手に拍手でその健闘を称えたのでした。
そのラリーもトス、アタックになっておらず、ようやく
アンダーパス3回で相手に返球するものです。ですが、
その一生懸命さがたまらなくいいようなのです。

快哉!

そうか、こんなバレーボールの楽しみ方があったのか?!
とても嬉しくなりました。小さな成功に目を向ける大切さを
知らされました。

また、彼女はこんなことも言っていたのです。
バレーボールの技術は兎に角難しい。それも他の競技よりも
ずば抜けて。どう教えていいのかわからない。しかし、
その難しい技術を体得できたときに本当に大きな喜びに
なるのだと思う。だから一生懸命やる価値がある。

なるほど!

今世の中に流れる風潮は言い古されているかもしれませんが、
軽薄短小。簡単・便利が主流です。何も困難なことをあえて
求めなくてもよい時代。しかし、彼女の価値観は真逆。
これってとても稀有でかつ今の日本人が忘れている価値観だとも
思えます。ガツンと頭をハンマーで打たれた衝撃がありました。

そして、バレーボールをやると運動能力が良くなると
思っているとも。そこに至って、普及するにあたって、
何も簡単さ・楽しさだけをPRしなくてもいいんじゃないか?!
と思い始めた自分気づきました。

あえて難しいバレーボールを選んで、それを克服する
真の満足を得ませんか?

とする時代逆行のキャッチフレーズもいいのではないかと
彼女の考えに触れて思ったのでした。

なるほど!

【編集後記】

その講習の中で、ディフェンスの時の1歩目を早く出す
ドリルとして、視野を広げ、物をよく見る力を養う
(TBSテレビ「ゲンキの時間」で紹介)
コーディネーショントレーニングを実施しました。

プレーヤーは一人。
自分もしくは誰かに3枚のティッシュを投げてもらい、
地面に落ちる前にキャッチするようにしましょう。
さて何枚捕まえることができるでしょうか?

結果、みんなワーワー、キャーキャーで楽しく
ティッシュを落とさないように身体を一生賢明
動かしたのでした。

しかし時は夏。手に汗をかいてのティッシュ握り。
二人目の後は、ティッシュ団子になってしまって、
空中に投げてもひらひらと一枚一枚が分かれず落ちずに、
ヒューと一直線に落下してしまうようになってしまいました。

そのキャッチの様子はどうだったかというと、
落ちる一直線の軌道がよく見えるのでつかみやすくもあり、
スピードが出ているのでつかみにくくもあり、でした。

環境保護、資源保全の立場から、くれぐれもティッシュの
無駄遣いはやめましょう。(最低限度に留める。)
使ったティッシュは乾かしてまた使うことを推奨いたします。

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