女子ワールドカップを(加藤)が斬る! 体格・体力に恵まれた上位チームと対戦した時に何が起こる?
皆様、こんばんは。
加藤です。
まずは残念なニュースから、日本経済新聞
(9/6 Web版より抜粋)
日本は1―3で米国に逆転負けして7勝3敗の勝ち点22で
2位以内に入れなくなり、今大会での五輪出場権獲得を逃した。
5位の日本は来年の世界最終予選兼アジア予選で本大会出場を目指す。
日本は長岡(久光製薬)や古賀(NEC)の強打が効果的に決まり、
第1セットを25―20で先取。その後は昨年の世界選手権を制した
米国の高さとパワーに押され、23―25、20―25、10―25で連取された。
日本は6日の最終戦で中国と戦う。
以上が、昨日(9/5)の第10戦 VSアメリカでの戦評です。
残念、、、しかし光明はある。
(加藤)はそう診ています。それは、ある全日本女子チームの
傾向が解り、それが明確になったことで、来年の五輪最終予選・
アジア予選に備えることができると思うからです。
さて、このワールドカップ女子大会での全日本女子の試合ぶりを
見てきた中で診られた傾向とは??
好不調の波がはっきりしている。
これは特に悔しくも負けた試合にその性向が表れています。
それは、○○○の問題あり!
ここでその正体を暴いて行きましょう。
実力が上位で、体格と体力(高さとパワー)に恵まれた
(勝る)チームと試合する時には体力の消耗度が非常に高く、
いつもより早く○○○が落ちる。これが落ちることで
一番被害を受けるのがレセプション(サーブレシーブ)
この対高さとパワーとの戦いでは、疲労がボディブローのように
後からジワジワ効いて来て、○○○を消耗することで、日本の戦術・
技術の巧みさを奪って行きます。
身長差、体格差と体力差。このように上位チームとは決定的に
違いがあっても緻密でスピードのある攻撃でそこそこ善戦はできる、
セットを取る事も可能。しかし、5セットマッチなら3セット、
3セットマッチなら2セットを奪取するまで○○○が持続しない。
それは、相手の高さとパワーからのダメージがじわじわ効いて、、、
今回顕著にその証明となる試合がありました。
日本VSセルビア。1セット目は日本が大健闘、特に長岡の強打、
宮下のトスワークが素晴らしく、26-24で先勝
ただ、この後の2セット目が鬼門。今度はすべて先行されて
セットを奪われる。続く3セット目も連取され後がない状況に。
しかし、しかし、4セット目は中盤まで1点を争う展開。
そこからサーブ、長岡のスパイク、木村に変わって入った内瀬戸選手も
タッチアウトやコース打ちのスパイクで貢献。このセットを奪う。
そして、図ったように5セット目に入ると1-4のビハインドから
入ってしまう。中盤で追い上げるも後半抜けられ結局フルセット
負けとなった。
また第10戦のアメリカ戦でも第1セットを奪取した後に
3セット連取されてしまっています。
ですから上位国を凌駕する、ある能力、体力を養成する必要が
あるように思います。それは、
「集・中・力」それも「集中の持久力」
体格、体力、パワーで勝るチームに戦略・戦術や技術の巧みさで
勝つには集中力の持続が課題。2セットはその高い集中力を
保持できるチームとしての体力をつけなければなりません。
そこが現在の日本の生きる道です。
これから男子も始まります。
この観点から試合を見つめてみて下さい。
同じことが起こればこの考えが一般化します。
さて、私たち日本のバレーボールの代表チームを応援しましょう!
◎8月初、小諸「信州青少年の家」にての恒例夏季合宿に参加。
1.レセプション(サーブレシーブ)をより確実にする。
本項、先述しているように、レセプション(サーブレシーブ)、
試合を通して安定させるには、「集中の持久力」も不可欠要素と
言う事はお解かりになったと思います。
ですから平時(何でもない時)と疲労時やプレッシャーがかかった
時ではパフォーマンスの出方が違うということです。それを意図的に
作り出して慣れておく練習をしておかなければなりません。
(シミュレーション練習)その上で、『サーブに関して、理想的な
上体/状態(上半身の姿勢)を作りこんで、あとは足のさばき
(フットワーク)を駆使してそれをキープ。
それから、理想の上体が崩れそうになった時は左右前後の他の
プレーヤーに任せてしまうこと。「無理しない」』を実践し続ける
ことが必要なのですレシーブ ε=(_゚ロ゚)
【編集後記】
1.「レシーブ(ディグ)のスタートポイント」
2.「フェイントの拾い方について」
読者の方からいただいたこの2つについてお答えしています。
今週からは2.について。
フェイントを取れないからといって、取れ、取れと指導者・
コーチがせがんでも無理です。
なぜなら、どうやって取るかを教えて、またその練習を
していないから。そうですよね?
・膝付き(ニーダウン)
・後転(バックロール)
・フライパン
・掬(すく)い上げ(それこそディグでしょう!?)
・シュプロール(たい焼き)
・ランニング
・フライング/スライディング
※インステップキック(ルール上許されています)
これだけのディグ(ディフェンス)技術がフェイント取るのに
適応可能なものと思います。
その一つひとつの練習をしなければなりません!
また説明致しますね。では、
今週も幸せなバレーボールライフを!
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