【感動!】福島、コーチSさんとのメールの会話。

加藤 敦志 講師一覧


Vリーグ女子が開幕しました。
ワールドカップで善戦したこともあって、どこも満員の
観客を集めているようです。そして男子が今週から開幕。

世界との壮絶な戦いを繰り広げた全日本選手の活躍が楽しみです。
ビッグバレーボール(皆が注目する大きな規模のバレーボールのことです。)
もまだまだ続きます。

先週、福島県白河市白河ひがしクラブのバレーボール講習会に
行ってまいりました。今年度2回目、7月依頼の訪問です。
参加もらったチームのメンバーの顔ぶれは見た事のある皆さん、小中学生。
何と言っても男子チームが2チーム参加。全国的に見ても男子チームがある、
バレーボールをしているこの年代の男子がいることに感動を覚えます。
それが2チームも来てくれていたのでした。So Good!

この4ヶ月の間にどれくらい上達しているか楽しみでしたよ!
(何がコーチとして嬉しいかというとやはり選手の成長を見たときなのです。)
で、やっぱりやっぱり、上手になっていたのでした(拍手)やりましたね!
そんな嬉しいことのあった最近の(加藤)と今週もよろしくお付き合い下さい。

◎あるメールでの会話から。
さて、この白河ひがしクラブでの講習に来てくれていたSコーチから
一週間後にメールを頂きました。

(Sコーチ)「先日のバレーボール教室では、お世話になりました。
<<(加藤の思い)いえ、いえこちらこそ楽しめました、有難うございます。>>

昨日、今日と大会があり、初めての公式戦でした!
<<そう、どうだったのかな?>>

OYMというチームに0対21で負けてきましたf^_^;)かなりの弱小チームですが、
がんばります( ̄^ ̄)ゞ」
<<何!そうかぁ小学生バレーは1セット21点制だ。でも0-21と書いてあるよなぁ、
マジっ?(目をごしごししてまた見つめる)、、、>>

(応えて返信)「負けて覚えるバレーかな」。
(加藤追伸、少し間を空けて、、、)
「それから、とにかく何かを見つけて、褒めてあげて下さいね」。

(Sコーチ)「ありがとうございますm(_ _)m 1本目、2本目、3本目までつなげて、
相手コートに返すとか、3本目をアタックしようとして空振りとか、
とにかく試合中につないで返すという事が出来るようになってきたので、
よかったですf^_^;)ただし、1試合中に1、2回程度ですがねf^_^;)

いずれにしても、練習時間、内容、練習日数と指導者側の問題なので、
練習でやった事がどれだけ出来たかが大切かな~と思いつつ…。
子どもたちは、ひるむ事なくがんばっていました( ´ ▽ ` )ノ」

<<(快哉!)>>

皆さん、どうですこの前向きなコメント。
どんな状況でも指導者・コーチたるものこうありたく思いません?
初めての試合で1セット完封負け。多分そうですね0-21というのは?!
(ちなみに、実はこの完封負けはなかなか難しい業であること
ご存知でしょうか?なまじっか実力があると、点数が取れてしまいますので、
もしくは相手が中途半端なチームですとセットのどこかでミスを
してくれるので0点負けにはならない。
(その昔、九州地方では「0殺し」と言っていたそうですが、、)

なによりもサイドアウト制からラリーポイント制に移行してからは、
なお更「0殺し」を食うのは難しくなりました。サイドアウト制の場合は
味方側にサーブ権がある時はこちらがミスしても失点にはなりません。しかし、
ラリーポイント制の場合はその失点の機会が、サーブ権がある場合も
存在するわけですから、失点する(逆に言うと得点する)可能性は
グーンと上がります。その中での「ゼロ殺し」は大変貴重であると
認めざるを得ません。(正直なところ)

その中でもすごいこと。
その状況の中で、子供たちも「ひるむ事なくがんばっていた」ことです。
多分Sコーチがそうだったから子供たち最後まであきらめずそれこそ
踏ん張った、頑張ったのではないでしょうか?

相手から点数を空けられ始めると諦めのプレーが多くなることが
多いと思うのです。ベンチにしても「このセットは捨てる」、
とかの思いがよぎりますよね?「

諦めるな、粘れー」とか言いつつも。そのようなときは言葉に魂が
乗ってないですよ、実際。(私も大いに反省です。)

ここで学びです。どんな状況にあっても「ひるむことなく、前進すること
(点数が進まなくても、常に前向きという気持ちは忘れない。)
多少落ち込んでもすぐに切り替えて前を向くこと」これ大切です。

とても小さなバレーボール(これを僕はスモールバレーボールと
呼んでいるのですが、)このスモールバレーボールからも教えが
いただけるものだと改めて感動している次第です。
ビッグバレーボールの皆様方も是非参考にして下さい。

Sコーチとチームの皆さん、次の試合も「ひるまずに」!

◎ラグビーワールドカップの日本代表に学ぶ世界と戦う術
・集中力の回復―それが勝利のキーポイント―
・集中力の持久性、それが生命線。それを支えた「ハードワーク」と知略。

日本代表の活躍でにわかに各メディアが取り上げ始めました。
そしてあの激戦から1ヶ月経ってもその人気は衰える様子がありません。
TVの特集番組も組まれています。

NHKのプロフェッショナルの再放送もありました。
そこでは、エディジョーンズヘッドコーチのやり方を密着取材していました。
今日もNHKニュース9で、五郎丸選手の次回日本開催のワールドカップに
かける思いをレポートその思いを吐露していました。

ナイスガイですね。曰く「ウエイト(トレーニング)とハードワーク
(猛練習)だけでは、未来は見えない」とこれからこれまでとは違う
アプローチをしないと次の4年(2019年ワールドカップ_日本開催)までに
更に成長できないとの見解を示しました。すばらしい自己分析力、
先見力だと思います。ティア1(世界ランキング10位以内)のチームは
本番になって戦術を変えくる、今後は日本もそれに対応できる、
高い調整能力が必要になる、との意見です。

「ハードワーク」の賜物

もう時の言葉となった「ハードワーク」(猛練習)これもどんどん
紹介されていますね。これは、古来の日本的なやりかただと感じるものです。
ダッシュ、ダッシュそしてダッシュとダッシュの間にボールを使った技術、
戦術練習の合間に行なっている映像を観戦しました。めちゃ、すごっ。Very Hard!

よく4年間これに耐えたなあ!?この歴史的成果は、エディジョーンズという
先見性に優れ、卓越した戦術家を擁したコーチの存在、そして、それを支えた
スタッフとラグビー協会関係者に万感の思いを込めて拍手です。

エディコーチの目的合理性ゆえに生じる周りとの軋轢、亀裂を乗り越えた
協会一体となった大人のチームが為せる業だったのだと思います。
本当に用意周到に今回のワールドカップは準備されていたのですね、
改めて感心しました。

ここも学ぶ事多し。私も他競技ではありますが、その軌跡を辿って、
自分のコーチング向上のための糧としたいですね!

◎8月初、小諸「信州青少年の家」にての恒例夏季合宿に参加。
ここでのテーマについて説明しています。

2番目の威力のあるサーブを打つ、です。
威力のあるサーブと選手の質量(体重)は相関関係にあり。
そして、「威力のあるサーブ」とは『安定したレセプション
(サーブレシーブ)を崩すサーブ』ではないかと提案しました。

そこで極論。
体重を増やして、サーブを打つ際にその体重をふんだんにボールに乗せて
打つサーブが「威力のある」サーブとなる。これは正解。しかし、
筋肉でない部分が増えたところでこのプレー以外の部分、つまり動きや
ジャンプが伴うところではその障害(プレーを妨げること)が現れますし、
傷害(怪我をすること)も起き易くなります。ですからあまりお勧めしない方法。

じゃあどうすればいいの?

その答えをだしたのが女子全日本真鍋ジャパンが多用したジャンプサーブです。
(それ以前から男子によるジャンピング(スパイク)サーブ:今は、
ジャンプスピンサーブ(回転の伴う)と言われているものが、多用され、
今でも男子のトップクラスではその戦術が使われています。)
「ボール×身体=パワー」の図式で威力を増すようにしたのです。
次号にて!

【編集後記】
2.「フェイントの拾い方について」
本日は「掬い上げ」について。

これはその名のとおり
1、ボールの落下地点に素早く、

2、両膝の間と床上10cmの位置。そこにボールが落下する地点に入りこみ、

3、足首、膝をしっかりと曲げて潜り込む。
※フェイントを処理するディフェンス技術ではこの「潜り込む」姿勢作りが
どのプレーでも必要になります。

4、そして2、の位置までボールを待ってから、

5、アンダーハンドパスの要領でボールを触った瞬間に足首と膝を
今度は伸ばして、そして全身も伸ばして、真上方向にボールを、
身体全体を使って「掬い上げる」動作を行います。

※これらのフェイントに対するレシーブは、とにかく相手の意図
(フェイントするという)を早く察知して、フェイントをかけられた
と同時にそのボールコースを読み、上記の姿勢を早く作る、
「潜り込む」ことが重要になります。

イメージ的には「よいしょ!」とボールを床上から「掬い上げる」感じです。

【これからの説明メニュー】
フェイントの拾い方(残り)
「・フライパン
・掬(すく)い上げ(それこそディグでしょう!?)
・シュプロール(たい焼き)
・ランニング
・フライング/スライディング
※インステップキック」

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら