第2段、極寒に負けるな、バレーボーラー! -雪模様からスポーツ春の兆しを-

加藤 敦志 講師一覧


皆さん、こんばんは。
バレーボールメルマガ(加藤)です。

今週末も寒いここ東京です。各地の皆様如何お過ごしですか?
どうか雪、極寒の被害に合わないようにお互い気をつけたい
ものです。そして、そしてインフルエンザなど感染症が
流行る季節でもあります。

(近頃、ジカ熱といのも巷で聞かれますし、、、)
どうか抵抗力を上げて、皆さん、立ち向かいましょう。

冬本番の今週。ですから、春に繋がる前向きな話題を
お届けします。

よろしくお付き合い下さい。

◎今週のトピックス、野球「春の選抜」の出場校から学ぼう!

先日、今年の選抜高校野球の推薦校が決まりました。
このセンバツ、夏の甲子園との大いなる違いは、
21世紀枠の存在。

前年の秋の地区大会の成績・実力だけで選ぶのではなく、
地域に根付いたチームや、被災した地域で努力し続け、
かつその中で実力も育んだチームにその努力・貢献度を
加点してセンバツするという優れものの
(と私は思っています。)出場校決定システムです。

実力以外の評価項目を入れることは公平ではないとの声が
当初あったようです。しかし、センバツ=選考委員の
独自の基準で、実力と違う新しい価値を評価するという
「新しい価値観」を生み出した、やはり優れものなのです。

さて、今年のセンバツにセンバツされた一つ、小豆島高校。
初の甲子園出場をつかみました。その杉吉監督の話題。
(朝日新聞1/30朝刊 「ひと」より抜粋、改訂)

「モットーはエンジョイベースボール。選手に求めるのは
目標を達成する楽しさ。

『苦しいことも伴う。それすら楽しめたら本物。
努力していると思っているうちはうまくならない』。

<<中略>>指導では自主性を重んじ、
『できるだけ教えない、しからない、ほめない』。
部員の髪型は自由。練習メニューは選手が決める」。

 

これどうですか?これは、スゴイ。
スポーツ界はまだまだ指導者管理主義が主流
(だと(加藤)は感じています)。

この背景の中、杉吉監督の生い立ちは野球のエリートと
言ってもよい野球人としての育ちです。
「香川県丸亀高校で2度甲子園出場。慶応義塾大学に進み、
早慶戦で満塁本塁打を放つなど東京六大学で活躍した」。
(同紙より)。

非難を覚悟で物申すならば、エリート出身の指導者に多いのが
自らの経験に基く、経験的・管理主義的な指導。簡単に言うと、
甲子園出場のためにはこうすべき、ああすべきでないといった
考え方。しかし、この方は全く逆を行っているところに
凄みを感じるのです。

「人口約3万の小豆島。部員全員(マネージャー含む)全員が
島出身者」(同紙 38面記事より(加藤)改訂)。強豪校に
ありがちな優秀な選手を県外から就学させるというある意味
強くなるために定石を覆しています。そこもス・ゴ・イ!

このような逆転の発想で「昨秋の(香川)県大会では決勝で
高松商を2-1で破って優勝した」。(同紙より)
快挙を成し遂げてしまったのですね。

な、なんというたくましさ、力強さ。

競技が違えど、(実力の)カテゴリーが違えど、ここに学びの
部分があります。特に日本を代表するチームにはこのたくましさ、
力強さを携えて欲しいと心からそう思います。

バレーボールにもそういう卓越したコーチがいらしゃるのでしょうね!

【編集後記】

サッカー男子のリオ五輪出場が決まりました。
それもアジアチャンピオンになってというおまけつきの快挙です。
ラグビー7人制しかり、水球しかり、球技という仲間の競技の
活躍に刺激されない訳がないと思います。

バレーボール全日本は、この状況に奮起せよ!時はもうすでに
2月、5月の五輪最終予選兼アジア予選はすぐ目前に迫っています。

バレーボールの関係者として是非とも日本バレーボールの優秀さを
世界に見せつける、素晴らしい挑戦をしてもらいたいと思います。
アジア枠1、最終予選枠3の「負けられない戦い」。

その重圧に正々堂々と立ち向かって欲しい。
そして1戦1戦成長するチームであることを心より望みます。
(2月、もう鼻の先に迫っている決戦に思いを馳せました!)
日本のお家芸を再び晴れの舞台で!
私たちの大声援を送ろうではありませんか。

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