バレーボールの夏を追って 6

練習メニュー


今週もよろしくお付き合い下さい。

8月初めに、長野小諸で恒例の高校女子合同合宿に
参加させてもらいました。その中での出来事や
気付きをお話ししている今月です。

その合宿のメニュー、ポイント簡単紹介してきました。
(ごめんなさい×2です。最終回といってもう延長戦の3に
なってしまいました。残すところ第1日目の仕上げと
第2日目があります。どうか気長くお付き合い下さい。
(謝×2))

復習です。
第1日目のこと⇒1.ウォームアップ→リードアップドリル、
2.オーバーハンドパス講習:ハンドリングの基
3.ステップワーク
4.前項の3.を使ってのディフェンスの動き、
と説明をして来ました。

さてこの日の最後、締めくくりはどうしたかというと、
ゲーム(形式)を行いました。

まず「T-M-T理論」を思い起こして下さい。
何だったでしょうか?

今一度説明するとトレーニング(練習)して、マッチ
(ゲームのこと)=実戦で練習の成果を確認する。
そして、そこでできたことをより確実にする。

もしくは、できていないことをできるようにする。
そしてまたそれを実戦で再確認という繰り返しの
トレーニング方法です。(技術取得のスパイラル向上)
実戦に強くなるとても効果的な方法と言われているものです。

本合宿では、この方法に従い実戦の動きの中で一日目に
練習したことがどれくらい出来ているのか確認するのが
目的として実施しました。

無意識で練習したことが出来ること。それが、成長

まずは練習したことを意識してやるようにする。
そうしないとなかなか新しい技術や癖の修正プログラムは
体得できません。意識しないとすぐに元に戻ってしまいます。
なぜか?

それは、実戦では、今課題にしている個々のプレーに
意識をすると(し過ぎると)動きの連続した流れに逆らい、
集中力を分散してしまって、全体としてぎこちないものに
なります。要はオーバーパスのことが気になり過ぎると、
そのプレーの良い悪いを判断してしまって他のプレーが
おろそかになるといった現象です。

よく指導者の方からこんな声をよく聞きます。
「練習では出来るんだけどゲームになったらどうも、、、」。
それはこのような理由があるからです。

加えて個別の練習よりも実戦の方がたくさんの情報が
あってなかなか一つのことに集中させてくれない
場面が多いのも一つの原因なのでしょう。

やはり個別の練習で出来ていても試合で発揮されない
のはまだその技術が定着していない証拠です。
(実戦で発揮できないこと。)ですから技術の固定化に
向けてのプログラムが必要になると思います。

そのひとつの方法が練習と実戦(試合)を分けるのではなく、
T-M-Tです。

その際にキーポイントになるのがそのプレーができた時の
フィードバック(ポジティブ)です。

新しい技術を練習して初期の段階では、選手は出来たか
どうかを自ら確認できない。

そうです、自分では良いのか悪いのか分からない。
たぶん失敗することが多いから多分できていなのだろうと
いうような消極的な感じ方。また、「それ違う!」などの
指導者からの出来ていない情報は、出来ないことを
植え付けてしまうことになります。

「何回言ったらできるんだ!」などの苛立ちの言葉での
ネガティブなフィードバックだと選手を失敗しないように
と委縮して余計によいパフォーマンスに繋がらないことが
あります。(大切なツボの部分で集中力を欠くため)

意識→無意識に転換する方法=T-M-T、そのベースは
ポジティブフィードバック!

すみません、夏が終わりになりますが、
残りは来週以降に紹介します。

【編集後記】

いよいよ第17回アジア大会が始まりました。
各競技で熱戦が繰り広げられています。

しかし水泳は強いですね!競泳の初日、200M自由形萩野選手、
100M背泳ぎ入江選手、200Mバタフライ瀬戸選手はじめ
出てくる選手出てくる選手軒並みメダルですもの。

すごい!日本の水泳のレベルの高さを感じます。
水泳連盟の育成の仕方が実を結んでいると思います。
私たちのバレーボールもセンターポールに日の丸を
挙げてもらいたいと切に祈っています。

でも気持ちのいいものです表彰式で君が代が
多く流れることは。すばらしい!

昨日、男子は予選リーグにてパキスタンと対戦3-0で勝利。
通算成績を2戦2勝としています。ファイト!

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