-101回目のメルマガ-冬の講習会―福島白河編

練習メニュー


100回と新たにまた1号からの気持ち、
初心忘れるべからず。

常にバレーボールの楽しさ面白さ、時には
「へぇ~」と唸ってもらえるような目新しいネタで
皆様のバレーボールライフにお役に立つように
また今週から再スタートです。

200号目指して前に進みます。
皆さんよろしくお付き合い下さい。

◎やはり、福島から発信しよう!冬の講習会、
福島白河での講習会-内容-

先週招かれた福島の白河ひがしスポーツクラブでの
講習内容を「紙上講習」の形で皆様にお伝えします。
指導者・コーチそして選手の皆様それぞれが立場や
視点を変えられても参考になる話をしたいと思います。

さて、先週の復習どんなことがあちらで要望として
出たか、思い出して下さい。

これは、きっと皆さんにとっても身近なことだと
思いますよっ!

1、パス(オーバーが難しい。どうつかむ・はなすを教えるか。)
どうしても派手なプレーに眼が行ってしまう。スパイクが打ちたい。
だからパスの練習には興味がわかない。

2、声が出ない。
だからぶつかりが多い。ボールが落ちる。
返事は「うん」とうなずく。

3、サーブレシーブ(レセプション)
どうしても強いチームの強いサーブに弱い、やられてしまう。

4、クラブを立ち上げたばかりで指導者(女性4名)も
選手も新人?!
何をどう始めていいかわからない。

はい、この4つが大きな参加者(指導者、コーチ)から出た
お悩み、相談でした。ですからこの講習はこの要望に沿って
内容をやるメニューを組み立てました。

午前中(9:00~11:50)
・ウォームアップ
・ゲーム10分×3セット
・3人正三角形パス(ルール作り)
・フットワークドリル
・クールダウン

午後(12:55~16:00)
・ウォームアップ
・整列式フットワークドリル
・サーブレシーブ
・股抜きポジショニング(3人組)
・プチパス
・サーブ1対1
・ゲーム10分×3セット。

この日のコンセプト(講習の柱)は、パス(基礎)と
サーブ&サーブレシーブに関することを徹底的にやりながら、
声が出る仕組みを理解、体得(それに行かずともきっかけと
なるように)してもらうこととしました。

でも面白いでしょうゲームが午前、午後と2回ありますね。
大概1日の長さであれば午前練習、午後実戦という形が
多いのですが、、、これはどういうことでしょうか?

M-T-M理論の応用

今まで何度も触れてきた効果的な練習の方法のひとつ。
まずはMatch(ゲーム、実践で良いも悪いも課題をだす。)
それからTraining(その課題に向けての個別最適練習をする。
もちろん良いところはもっと伸ばすことも含まれます。)
そしてMatch(2回目の実践練習でそのTrainingの効果を観る)
この成長プロセスのことを頭においてやりました。

今回はMatchで参加者、生徒(小学生と中学生)の実践での
実力を観察して分析する。その後指導者・コーチの要望も
踏まえて練習を組み立てて実施する。

それからその練習の成果を実践で観察して、講習の終わりに
参加者の皆さんに課題を提供する。
こういう流れを作ったのでした。

さてこの講習のガイドラインを説明しましたので、
来週からはこのメニューのそれそれについて、
その内容を説明していきます。乞うご期待を。

【編集後記】

とてもうれしいお話。
この11月末の3連休。バシッ、ドカ、ポーンと
自宅の窓越しにバレーボールを打つ音が。

あれっ、と外を見るとお隣の中学生のI君が
バレーボールを壁に向かって打っているでは
ありませんか?!

彼は野球少年だった気がする、そう隣の空き地に
お父さんが農業用のビニールハウスを作って
ティーバッティングの練習している姿をよく見かけ
ましたから。

でも大きくなったなあ。
もしかしてバレー部だったのかな?そう想像しながら
2階の窓からその姿を追いました。

二日後また夕闇のなかでまたボールを打つ音がしました。
やにわに私は彼に近づいて、

「君、バレーボール少年?」と聞きました。

「いや、そうではないのですが妹(中1)がバレーボールを
やっていて、家にボールがあったものですから」

「そう。バレーボールは興味ある?」

「はい、なんかやってみたくて。でももうすぐ受験なんです」。

「そう。高校に入ったらスポーツやるの?」

「ええ」

「やっぱり野球?」

「いやまだわからないです、、、」

「じゃあ、バレーボール少年になってくれないかな?
おじさんはバレーボールをやってくれる男の子の数を
増やしたいんだよ」。

その後彼のお母さんが、
「妹が中学1年生でバレーボールを始めて
興味を持ち出したみたい」と教えてくれました。

う、う、うれいしいですね、とても。
バレーボールに興味を持ってくれて。しかも競技人口が
減っている男子。

先の福島の講習会で参加してくれた男子は3名でした。
(総勢50名以上はいたのですが、、)男子の競技者数の減少が
全国的にも問題になっています。

その渦中に仲間に入ってくれそうなお隣のお兄ちゃん、
いかしてる。これからずっと応援したいと思います。

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