メリークリスマス&今年の御礼「冬の講習会―福島白河編-」ともに

練習メニュー


メリークリスマス。
みなさんどんなクリスマスをお過ごしでしょうか。
といってもバレーボールに携わっておられるかたは
クリスマス・お正月返上で練習に取り組んで
いらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。

Vプレミアリーグはリーグの序盤ですし、
年明けには春の(新春の)高校バレー全国大会が
開催されます。 」(^o^)」

◎やはり、福島から発信しよう!冬の講習会、
福島白河での講習会-内容編3-

先日招かれた福島の白河ひがしスポーツクラブでの
講習内容を「紙上講習」の形で皆様にお伝えしています。
復習です。ご当地のお悩みどころは次でした。

1、パス
(オーバーが難しい。どうつかむ・はなすを教えるか。)

2、声が出ない。

3、サーブレシーブ(レセプション)

4、クラブを立ち上げたばかり。
何をどう始めていいかわからない。

この要望に沿って実施したメニューが、

午前中(9:00~11:50)
ウォームアップ→ゲーム10分×3セット
→3人正三角形パス(ルール作り)
→フットワークドリル→クールダウン

午後(12:55~16:00)
ウォームアップ→整列式フットワークドリル
→サーブレシーブ→股抜きポジショニ
ング(3人組)→プチパス→サーブ1対1
→ゲーム10分×3セット。

今日の紙上講習は、かの講習午前中の
「3人正三角形パス(ルール作り)」です。

実際に「声が出ない=どのボールを誰が処理するのかを
判断したり、指示したりする声」がなかなか出ないものです。

さて、声の中にも目的を違えた「声」が存在します。
一つは気持ちを勇気づけたり、鼓舞したり、やる気を
上げるいわゆる「気合の声」。そしてチームの盛り上がりを
果たすための気合の声が、「かけ声」。

対して、個人やチームのメンタル面を司る「気合の声」
「かけ声」とは違う「声」が今説明した「判断、指示の声」です。

この言わばメンタル的な声(気合、かけ声)に対してテクニカル
(技術的)な「判断、指示の声」はなかなか習熟しないと
出ない声なのです。

「何に習熟するの?」

それは、チームのルール(決め事)です。
要するにコートディフェンス(ディグやレセプション)する場合に、
6人制なら6名の味方の選手、9人制なら9名、ビーチなら2名と
複数のメンバーがコートを守ります。その時にある程度の決め事
(ルール)=動き方の約束をしておく必要があります。

そうしないとボールは相手から1つしか飛んで来ませんし、
それを扱う選手も当然一人です。しかし自コートの中では
基本的に敵が存在しない分自由に動くことができます。
場合によっては1つのボールを2人で追ってしまうことが
あります。

ですから、明確に「この人だっ!」と分かるボールがやってくる
場合は問題ないのですが、味方の中間に出るボール
(左右でも前後でも)これが結構多い。そしてそのボールの見極め
(誰が適正に処理するか)の判断がはっきりしないとミスを起こします。

それは、どんなミスに繋がるかというと、
1、ボールをうまくコントロールできない。
2、ボールがコートに落ちてしまう。

この2つが起こります。そうです相手の点数になる(ミス)プレーを
してしまうのです。

よって、ここのエリア、この高さでボールが侵入してきたら、
誰が取るか(処理するか)の約束ごとを作るのです。その「基準」が
できることによって、誰もが(誰がボールを処理するのか)
判断しやすくなり、その「基準」が明確になることで
「判断・指示の声」が出やすくなるのです。
そうそれは、

仕事のマニュアル

みたいなものと考えて下さい。
何もないのとマニュアルがあるとでは仕事の効率は大きく変わりますし、
もしその仕事担当の方がいなくなったり、お休みになっても別の方でも
仕事ができます。

「マニュアル」効果=約束を作り、厳守すること。

そのバレーボールでフェンスの基本形が
「3人正三角形」=3選手で作る正三角形なのです。
次回はその具体的な内容に迫ります。b(o^-‘)b

◎男子はJTサンダーズが7 年ぶりの天皇杯優勝、
女子は久光製薬スプリングスが皇后杯3連覇!
天皇杯・皇后杯(日本バレーボール協会ホームページより抜粋)

男女の決勝戦を観戦しましたので、今週は技術・戦術など
テクニカルな部分を説明します。

女子の決勝で勝敗を分けたこと。それは、端的に言うと
ネット近くのディフェンス(ブロック含む)の差です。

統計を取っていませんので、大変主観的な意見で恐縮ですが、
久光の方が日立よりこの部分のレシーブ力=ただ拾って上げる
だけでなく次の攻撃に繋がることが多かったように感じました。

例えば日立のブロックのすぐ後ろに落とそうとする
フェイントボールをブロッに跳んでいなかったフォワードの
選手がそのブロックの後ろに回りこんでそのボールを確実に
レシーブして繋なぐとか、もしくはブロッカーがそのまま着地して
すぐさまそのフェイントボールをレシーブするとか、
これ結構難しいプレーですが、それを難なくやっていました。
練習の精度の高さを感じました。こういう目立たない部分で
秀でていたように思えます。

男子はエースの差です。

さて、それは次回に続けます。

メリークリスマス&今年の御礼

今年もバレーボールメルマガ@メルマガコーチ(加藤)作を
ご愛読もらいありがとうございました。

お陰を持ちまして足掛け2年、連載100号の大台に
乗せることができて光栄です。

これも読者の皆様のご愛顧の賜物と御礼申し上げます。

B級グルメコーチを目指す!

B級グルメとは、安価で、贅沢でなく、
庶民的でありながら、おいしいと評判の料理のことである。
<<中略>>外食の他に、家庭料理の場合もある。
(ウィキペデア「B級グルメ」項より抜粋)

私はエリート選手でもありませんでしたし、
ぱっとする監督としての実績もありません。
そうです超A級バレーボール人ではありません。

しかし、今まで小学生~大学生、実業団のチーム・
選手の皆さんと関わることができたお陰で
(それも恵まれたことに海外経験も!)上達のための
ノウハウ・知識を得ることができました。

現場の悩み事もとてもよく分かります。よって、
このB級グルメのコンセプトがとても自分に
ふさわしいと思うのです。

特に「安価で、贅沢でなく、庶民的でありながら、
おいしい」というところ。高級料理に負けないB級コーチ、
そんなメルマガコーチを目指します。

それには皆様の追応援が絶対に必要です。
読者数1万人を目指すぞ!

来年もよろしくお付き合いの程よろしくお願い致します。

メルマガ&B9コーチ誕生!

(B級とするとA級じゃないのかと訝しく、
グルメとすると食のコーチの意味合いが
強いのでB9としました。)

フランス語源の「gourmet」、意味は美食家。
そうですバレーボールの楽しみ、向上のためのノウハウ・
知識の美食家となり、皆さんのバレーボールライフを
充実して頂ければ幸いです。

私なりの新しいコーチのあり方、その方法を極めたいです。
そして、来年は皆様ともっとコミュニケーションとりたいですね!

メリークリスマス & 謹賀新年
どうかよい新年をお迎え下さい。

【編集後記】

先週末長野県S高校の講習に言ってまいりました。
今年の夏合宿でお世話になった合宿の中心校です。
うまくなっていてびっくり。夏合宿から4ヶ月。
高校生はのびしろがあるという証です。

特にスパイク力が非常に伸びていました。
これからはチーム作り(戦術、戦法)を加速して
欲しいと思います。

最近女子バレーボール部の顧問になったM先生から
「基本」を教えてほしいとリクエストがありました。
先生の意をくみ「基本のキ」から講習を始めました。
実は、ブレークしているファンクショントレーニングを
少し取り入れてみました。やはりすごいと感じました。
理屈が通っているのでわかりやすいのです。

またこの合宿についても紙上講習をしてみたいと思っています。

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