えっ、151号バレーボールメルマガ記念おめでとう???

加藤 敦志 講師一覧


バレーボールメルマガ(加藤)です。

お元気ですか?
さて、先週はノーベル賞ウィークでしたね。
すごいことに日本から大村教授(医学・生理学賞)、が
ダブル受賞。おめでとうございます。

この功績については皆さんご存知のとおり人類の叡智となる、
役に立つ発見、発明であることはもう間違いありません。
ノーベル賞の始まりがダイナマイトという使い方によっては
利器にもなり凶器にもなるものを発明したノーベルが
人類にとって本当に有益となる発見、発明に光を当てるべく
そのダイナマイトで得た財をこの賞の運営にあてたと
(加藤)の乏しい理解です。

キーワードは「人類のため」。

様々な分野でノーベル賞が授与されますが、根底にあるのは
「人類のため」になると解しています。間違いではないでしょう?

ノーベル賞を取れるような研究、活動などはおいそれと
できるものではないと思いますが、「人類のため」に何かと
考えることが日々できるわけですよね。ですから(加藤)も
バレーボールで「人類のため」、いやちょっと仰々しいので
「人のため」に何ができるかをこの折に考えて、実行して
いければなぁと思うのです、エライ?!

実は、今回のノーベル賞、この私とも関係大いにあり!
それは、ノーベル平和賞にチュニジア(北アフリカ)の社会4団体
(労働総同盟、工業・商業・手工業連盟、人権連盟及び弁護士会の
カルテット)が選ばれたのです。

これは現在混迷を続ける中東情勢のように成りかねない、アラブの春後、
一触即発の危機の中で対話を通じて社会変革を成し遂げたということを
評価されたものです。優れているところは、民主主義の原点となる
対話=話合いで成し遂げたこと。軍事介入とか、武力衝突など力によって
対立する相手をねじ伏せるという今の風潮とはまったく立場を異にする
画期的な出来事。それが今回のノーベル賞に繋がりました。

と、このように知ったかぶりでお話していますが、実は、(加藤)も
ほとんどこの事を知らなかった。やはり日本人ですから大村さん、の
受賞の方に目が行ってしまって。そこチュニジア大使館から案内状が。
何とこの受賞に関しての記念シンポジウムとレセプションに出席しないかと。

実は、私はかれこれ約30年前に青年海外協力隊のバレーボール隊員として
チュニジアに派遣され、バレーボール指導をしていました。
(その派遣が人生初めての渡航、初の外国滞在だったのでチュニジアを
第二の母国と思っています。)

その経験がその後の私の人生に大きな影響を与ました。しかし、帰国後は
日本で生きることに夢中で正直チュニジアを振り返る事、またその時々の
チュニジアを積極的に接しようとはしてきませんでした。

ところがです、今年開催されたバレーボールワールドカップがきっかけで
チュニジア大使館に招かれ、一気にまたその機会を得ることができたのです。
なんという奇縁でしょうか?

「人類のため=人間の叡智」を実践して受賞されたチュニジア国民対話カルテット。
そのシンポジウムで識者の方々から説明を聞いていたら、当然の受賞だったのだな
と感じたのです。非暴力、対話で成し遂げた民主主義、素晴らしい。

ところで、今の日本。日本の民主主義はどうでしょうか。
まずい、やばい。なぜって?社会に影響する重要な審議すべき事項を、
時間をかけてでも、国民の「対話」で決められていますでしょうか?
どうもそういうようには思えません。
(このチュニジアの対話は相当な時間が掛かったと言われています。)

過去住んでいるのでよくわかるのですがチュニジアという国は他民族国家、
人種、宗教も入り混じっています。それこそ今混沌としているイスラムの
社会と同様(フランスの)植民地時代を経て、独立を勝ち取っていますが、
今のイスラム過激主義とは対極の動き。
(それがテチュニジア国内でのテロを呼んでいるとも言われていますが。)

昔はバレーボールを彼の地に協力隊員(先進国代表?)として教えに行ったの
ですが、背負った子に教えられ、のような気持ち。「アラブの春」という
民主化革命を経て今回の国民対話カルテットによる平和裏に実施された社会変革、
そしてノーベル平和賞受賞。私がこの地に無関心だった間に大きな変革を遂げた
第二の母国チュニジア、これからも見守って行きましょう。

私にとってはバレーボールが結んでくれたこの国と、また、バレーボールで、
そして、より価値ある交流ができればと思います。
バレーボールって不思議な力があるものです、、、
「トゥーヌス、タイシュ(チュニジア万歳)」。

◎静岡西部小学校連盟指導者講習会報告

11月28日(土)に静岡県掛川市に出かけて、指導者・コーチ向けの
講習会を行ないました。

今回のテーマは、
1、ウォームアップ
(十分にできない狭いスペース、限られた時間で効率できるものについて)

2、ブロック(どう教えたらよいのか?)

3、レセプション(サーブレシーブ)のコツ

4、スパイク(ステップ、助走)について

でした。
(これは講習事前に指導者・コーチの方から寄せられたものです。)

モデルになるこの地区の選抜メンバー(選手の皆さん)が約70名、
指導者・コーチの方が同じくらい。なんとも盛大な講習会でした。
(この様子を適宜、紙上再現していきたいと思います。)

いや~、ここもバレーボールに熱い!関係者の方がおっしゃってましたが、
「この地区のバレーボールの活動を全国に広めて交流会をやりたい。
試合だけでなくそういう活動が自分たちの存在感に繋がる」と。
なるほどなるほど。確かにそうですね、そのお気持ちよくわかります。
ですから、その様子を紹介しながら、そのお手伝いもしたいと思っています。
どうかよろしくお願いします。

◎8月初、小諸「信州青少年の家」にての恒例夏季合宿に参加。
ここでの課題テーマについて説明しています。

「威力のあるサーブを打つ」。相手に「あれっ」と思わせるサーブを打つこと。
想定外を作る、(相手にとっての)ギャップ、想定外とはどんなことでしょうか?
そろそろこの項も最終局面を向かえました。そのココロは、

相手に読まれない、その究極は(相手に対応ができない、球筋が読めない)
変化するサーブです。

現在、情報を纏めていますので、少々お待ち下さい。題して、「魔球を作る」?!

【編集後記】

さて、フェイントの拾い方「ランニング」の説明です。
その実践プロセスを描きます。

1.構え(移動する準備:ボールが自らの位置に来ない場合、ボールをディグする準備
:ボールが自らの位置に来た場合、両方の場合に対応できる姿勢、準備)して、
相手スパイカーのフェイントの見極めをする。

2.フェイントの場所(どこが落下地点か)、
種類(どんな方法でフェイントされたか、プッシュか?オフショットか?)、
その速度(どのくらいの時間でボールが落下してくるか?)
を判断する。

3.素早く落下地点に構えの上体部分を崩さずに、フォワードステップか
もしくはランニングで走りこむ。(それもかなり速めに)

4.落下地点に差しかかったら、ランニングもしくはステップの速度を弱めて
ボールコンタクトする。

5.膝は付かないのが原則。しかし、それができない場合は膝付き、シュプロール
(たい焼き)などの(ボールの)取り方に移行する。

これは日本の伝統、由緒のあるデフェンス(レシーブ)技術となります。
往年の日紡貝塚が発明、使用したものです。

まとめると、このレシーブの構え(ボールが手に当たる瞬間の上体のフォーム)から
小走りに
1、前方にランニング(もしくはフォワードステップ)し、
2、ボールの落下地点まで走りこみ、ボールコンタクト(接触)するものです。

【これからの説明メニュー】
フェイントの拾い方
・ランニング
・フライング/スライディング
※インステップキック

※ノーベル賞ウィークに合わせ、長い祝賀行事があることにちなみ、
今週もバレーボールメルマガ151号についても150号記念バージョンと
してしまいました。汗;

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