サーブミスを減らす3つのチェックポイント

サーブ テクニック

サーブは、誰にも邪魔されることなく繰り出せる唯一の攻撃です。
アタックとは違って、狙うコース・威力・タイミングなどをすべて自分で決めてから打つことが出来ますよね。

しかし・・・
「練習ではよく決まっているのに何故か試合になるとミスが増えてしまう」
といったことはありませんか?

サーブミスによる失点は、相手に流れを持っていかれやすいため、出来る限りなくしたいものです。

もし、サーブミスを格段に減らせる方法があるとしたら・・・?
サーブの決定率が上がり、さらに得点を重ねられるようになります!

そこで、今回は「サーブミスを減らす3つのチェックポイント」をご紹介します。

 

サーブミスの原因とは・・・?

実は、サーブミスの原因の8割~9割は、「フォーム」にあります。

つまり、フォームを見直せば、サーブミスは格段に減らすことができるということですね。

また、サーブミスには、「ネットにかかる」または「アウトになる」の2種類があります。
これは、選手によってどちらが多いかという傾向が違ってくると思います。

では、サーブミスのほとんどの原因であるフォームに焦点を当てて、サーブミスを減らす3つのチェックポイントを押さえていきましょう!

 

ポイント❶ 上半身の動き

まず、サーブを打つ際の上半身の動きには、大きく2種類あります。

・「開いて 閉める」フォーム

  

 

・「縮めて 伸ばす」フォーム

  

 

一般的によく見られるのは、「開いて 閉める」フォームですが、実はこの動きだとミスの確率が高くなってしまいます。

では、なぜ「縮めて 伸ばす」フォームがよいのでしょうか?

少し、頭の中でイメージしてみてください。

「開いて 閉める」フォームは、トスに対して手が離れます。
それに対して、「縮めて 伸ばす」フォームは、トスに対して手の間隔が近くなります。

つまり、トスと手の間隔が近い「縮めて 伸ばす」フォームの方がボールを捉えやすいため、ミスの確率が低くなるというわけです。

ですので、サーブは「縮めて 伸ばす」フォームで打つように心がけましょう。

そうすることで、ミスを格段に減らせるだけでなく、力が入りやすくなりボールを飛ばせるようになります。

 

ポイント❷ パワーの与え方

サーブにおいては、どのようにしてボールにパワーを与えるのがよいのでしょうか?

実は、サーブを打つときのパワーの源となるのは「腰」です。

「実際にサーブを打つときに使う肩や腕の力じゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、肩や腕の力に頼ってしまうと、スイングでボールにパワーを与えていることになります。

スイングでパワーを与える打ち方は、非常に安定しにくいため、ミスの確率が低い打ち方だと言えないのです。

サーブミスを減らす打ち方は、コンパクトなスイングで腰の回転をしっかり使った打ち方です。

実際にミスの少ない選手を見ると、この打ち方でサーブを打っています。
腰の回転を意識して、コンパクトなスイングを心がけましょう。

 

ポイント❸ 背骨の角度

サーブのトスで一般的なのが、体の前方に上げるトス

しかし、体の前方に上げるトスは打ちやすいのですが、打った後に前のめりになりやすいという欠点があります。

前のめりになってしまうということは、体が前に倒れてしまうということ。
つまり、背骨が前傾している前のめり気味のフォームは、ネットにかかる可能性が高くなってしまうのです。

ここで覚えておきたいのが、サーブでは「背骨の角度に対してボールが打ち出される」ということ。

ということは・・・
背骨を起こして打つフォームだと、ネットを越えやすくなるというわけです。

ですので、サーブを打つ際は、背骨を起こして打つことを意識しましょう。

指導者の方は、選手がサーブを打ち終わった後に 背骨が倒れているか・背骨が起きているか をよく観察してあげてくださいね。

 

\ 今回の内容を動画でわかりやすくご紹介! /




まとめ

今回は、サーブミスを減らす3つのチェックポイントをご紹介しました。

この3つのポイントをしっかり意識することで、サーブミスを格段に減らすことができます!

サーブミスを減らしたいと思っている方は、ぜひ押さえておきましょう。

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