新企画Q&A、「GW高校合宿に参加して:於長野」

加藤 敦志 講師一覧


あ~あ、ゴールデンウイーク(GW)が
終わってしまいましたね。

これから、皆さん元気で健康にお過ごし下さい。
特に5月病にはお互い気をつけましょう。
対処法は、「いい加減にやる」ですよー!

では今週もよろしくお付き合い下さい。

先週予告しました、「GW合宿(高校女子:
長野県長野市南長野運動公園体育館にて)
アドバイザーとして参加。そこでのQ&A」を
はじめます。

(連日約30校が集まり各会場へ分散。いわゆる
練習試合の集まりが、この盛大なイベントに
なったとのこと。関係者の皆様ご苦労様です。)

(このメルマガの基本コンセプトは、身近で、
読者の皆様の興味深い話題を提供して行くことです。
考えるにそれは、コートの現場で起きていることが、
一番鮮度が高く、関心を持ってもらえるのでは
ないでしょうか!)

さて、まずは、先週の質問について。いかがでしたでしょうか?
「この合宿で一番多く寄せられた指導者・コーチの皆様のお悩みとは??」

それは、

セッターに関しての質問が顧問の先生、コーチそして選手(生徒)
皆さんから一番多く寄せられたのです!

「セッターがいま一つ」
「どうも上げ方がおかしい」
「トスが整わない」
「上手く上がらない」
「ウイングスパイカーへの、特にレフトのトスが伸びない」

「手(のひら)がちいちゃい(小さい)。どう上げるの?」

と様々です。

そもそもなぜセッターの質問が多かったのでしょう、
少し考えてみる必要がありそうです。う~ん。

この時期、高校はインターハイ予選が各地で始まろうと
しています。実際に長野では今週末から地区大会が
始まります。

インターハイは、この1年間の総決算を見る、こともすれば
3年生は引退となる大切な試合で野球の夏の甲子園と
同じ意味合いとなります。

思うに1年間かけてしっかりとバレーボールの(プレイの)
始まりとなるレセプション(サーブレシーブ)もしくは、
ディグ(コートディフェンス)はかなり上達しています。
(どのチームも重要視しているプレイで力の入れ方が強い!)

そうなると試合前の課題の中心はそのバレーボールの
1番目の次に起こるプレイこれに目が注がれます。
そうです。それがセット(トス)<(゚ロ゚)>○

セッターの出来次第で試合を上手く運べるか、
そうでないかが雲泥の差となって表れます。

守備と攻撃の間にあってそれを生かすも殺すも
その腕次第という非常にチーム的に大切なところにある
役割・機能であることは、もう皆さんお分かりでしょう。
だから多くの質問が来たのだと思います。

さてその質問中、両サイド(特にレフト)のトス
(オープン、サードテンポ以上の高さ)に問題が
あることが共通していました。

どこにどう上げてよいかわかっていない。
(どこに=空間認知できない。どうやって=移動の仕方、
トスの姿勢(構え)、ハンドリング及び下半身からの
力の伝え方に問題がある等々)

トスの単独練習となると、トスを持っていく先に
目印がないのでどれが良いトスか見極めがつきにくい。
アタッカーを付けない練習ではどのトスがいいのか、悪いのか
の判別がつかないこともある。アタッカーがいれば練習であれば、
しっかりと打つことができた。試合になればポイントになるか、
相手にとって有効打になっているかで判断できるが、
トスの練習ではその環境を常に作ることはできない、、、

これはかなり悩ましい。

さて、練習を通してどうトスを上げるか?
これから一つずつ見て行くことにします。
これが新企画Q&A。乞うご期待。

【編集後記】

GW中に行われた黒鷲旗大会。
男子はサントリーサンバーズ、女子はJTが優勝を飾りました。
おめでとうございます。

男子はVプレミアで準優勝。
JTに苦杯をなめたサントリーが奮起、実力を見せつけ、
優勝を勝ち取りました。さすがに力があったのだと思います。

一方、女子のJTはVプレミアリーグの下部リーグチャレンジリーグに
所属しているチームです。これは快挙の何者でもありません。
まさしく下克上。(*⌒ー⌒)

なぜ?
実は全日本の召集メンバーがこの大会に出ていませんでした。
またトップチームの久光もアジアクラブ選手権出場で欠。
こんな裏事情が!(だからといってJT優勝については
その価値が揺らぐことはありません。)

全日本選手のことについては、来年の五輪予選
(今年はワールドカップが出場権を得られる大会)に
合わせて全日本を強化するための時間を確保するために
そうなったとか。(男子は通常通り)。

来年はリオデジャネイロ五輪、早いものです。
ライバル国の台頭、特にアジア勢がすごい!で
安閑としておられない。

着々と予選を突破する作戦が展開していたのです。

光陰矢のごとし!

今はまだ遠い実感しかない2020年東京五輪も
実はもうすぐそこに来ているのかもしれませんね。(^□^)

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