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暑い、けど、セッターを考える!(1)

最暑の5月だったそうです。
そして、6月になりました。
これからどーなるの!とてもとても心配なのでありました。
だって5月で34℃でしょう?6月で35℃、7月は、で8月は
何℃、、、普通、夏まで温度は右肩上がり。やっぱりどーなるの?

そんな中、今週もよろしくお付き合い下さい。
※でも皆様のバレーボールライフに熱中症がないように
お願いします!

○「セッターがいま一つ」について。

前回から「GW合宿(高校女子:長野県長野市南長野運動公園体育館にて)
アドバイザーとして参加。そこでのQ&A」を始めています。

「この合宿で一番多く寄せられた指導者・コーチのお悩み、
セッターについて」

「セッターがいま一つ」

いわゆる曖昧語。どういま一つなのか、原因を探ります。
今週もGo!

そして、そのため実施した観察、インタビューそして練習を
行なって見えてきた事。それは、

安定した(トスの)フォーム作りを阻害する固定概念だった!
今までこの方法でやってきたからは、理屈よりも強し。

本筋に切れ込む前に、前置きです。
まずは、セッターの役割を見ておきましょう。

味方からのパス、レセプション(及び、サーブレシーブ)の
返球からスパイクに移行するまでのお膳立てをする役割。
トスを上げる事を担うポジション。専門職。

それは通常オーバーパスアクションで行なわれ、時として
アンダーパスアクションでも行なわれます。
どうでしょうか?でも、

む、む、む、少し足らないなぁ~。

考えてみればトスを上げるという行為はチームの内向的な行為です。
自らのコートのボールの回し(レセプション(サーブレシーブ)、
ディグ⇒トス⇒スパイク)の2番目のプレイです。

だから安定したトスをスパイカーに供給し続けること。が
一般的な見方、チームファーストが基本です。

さて、ここで別角度から、セッターと言われる所以は
何なのか考えてみます。

同じ形、やり方をしているオーバーパス(アクション)と
トスは何が違うのでしょうか?

確かに安定したトスを供給することは、セッターの第一義ですが、
加えて、(戦略的な思考をもって)トスをスパイカーに向けて
発信し、その攻撃が自チームのポイントとなるか、もしくは
相手にとっての有効打(相手にとってそのボールをディフェンス
することが上手くできず、カウンター攻撃(反撃)が出来ない状況)
となるお膳立てを行なう役割を持ちます。

簡単にいうと相手ブロッカーとディフェンスを撹乱して、
自チームの攻撃をスムーズに行なえるようにボールを(意図的に)
中継する役目。(加藤)私案。ですからセッターには、

(相手防衛ラインを撹乱する)戦略眼があることが必要。

つまり、単に意図ない、もしくは意図されない、もしくは
意図されていても戦略性が少ないオーバーパスではなく、
相手を翻弄することができるように、相手の陣形、
態勢について観察・分析してより効果的なトスを上げること
=セットアップをおこなうのがセッターだと思うのです。
(セッターの語源かもしれません。)

※セットアップ(Set Up)ゴールのお膳立てをすること
(サッカー用語?)と辞書に載っていました。なるほど。
とてもグッドな解釈です。

セッターの機能とは相手とのせめぎ合いをしながら、
味方にスパイクしやすくかつポイントか有効打
(ポイントにならないが、チャンスボールが返ってくるとかで、
自チームにアドバンテージとなること)となる、トスを
供給することではないでしょうか。

単に相手を意識せずにトスをするのはセッターの所作に非ず。
常に自チームが有利になるような戦略的パフォーマンスに
することそれがセッターと思うのです。

※この定義から言うと相手のことを考えずにトス練習をしますが、
それは真のトス練習ではないかもしれません。

さて、先のトピックス、
「安定した(トスの)フォーム作りを阻害する固定概念だった!」
この合宿のコーチングで私が意識したその「フォーム」とは、
相手(のブロック、ディフェンス)の動向を察知する”スパイアイ”
+相手を幻惑する、ギャンブルを仕掛けるようなマインドが
大前提となったフォームの事です。

これがトスを合理的に上げられる姿勢、身構えそして、ボールを
トスとして放出するための動き=(一連の)フォーム。そこが
肝となります。ですから、

相手に読まれるフォームではダメ!

となります。
以下、次号に。

【編集後記】

ワールドリーグ2015が今週開幕。緒戦のチェコ戦に全日本勝利。
幸先のよいスタートを切りました。その翌日の第2戦はチェコに
競り負けました。(2-3)しかしながら粘っての敗戦とっている点、
昨年よりチームが勝ちを常に意識するモチベーションの高さを感じます。
さて来週は京都にてフランス戦。

2m級を10名ほど擁する超大型フランスに対してどう戦うか、
とても楽しみです。

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