速攻の基本Aクイックが完璧に打てる必要がある理由

スパイク トス 戦術


•Aクイックに入ってもブロックが引き付けられない
•両サイドにブロックが2枚ついて点が取りにくい
こんな悩みの原因は相手にAクイックが脅威と思われていないからかもしれません。
Aクイックが大したことないと思われると相手はブロックに跳んでくれません。
そうなると両サイドに2枚確実にブロックが付いてしまうのです。
Aクイックが完璧に打てる必要性や、完璧に打てることでどんなメリットがあるのか解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

Aクイックを完璧に打てる必要がある理由

速攻の最低限の役割はブロックを引き付けることです。
自分が得点しなくとも、相手ブロッカーを一瞬でも引き付けることが出来れば100点です。
そのためにAクイックは完璧に打てなければなりません。
理由は以下の2点です。
•脅威と思われないとブロックが付かない
•コンビネーションが使える
これから詳細に説明していきます。

脅威と思われないとブロックが付かない

相手チームから脅威と思われなければブロックは引き付けられません。
次のようなクイックを打つ選手は相手チームからすると脅威です。
•トスが上がると確実に決める
•強打、軟打を使い分けてくる
•コースの打ち分けが上手い
•ネットから離れた所からでもクイックを使ってくる
最後の項目についてはセッターの要素が大きいですが、マークしなければならない理由として重要なので挙げておきます。
一方、脅威と思われない選手はこちらです。
•スパイクミスが多い
•コースの打ち分けが出来ない
•終盤で使われない
•ネットから離れたら速攻に入ってこない
上記の項目に該当する選手は脅威になりえません。
速攻を無視して2,3点取られたとしても、両サイドに2枚ブロックでマークし、得点源を封印したほうが圧倒的に勝ちやすいと判断されます。
相手チームに脅威と思われないと速攻として最低限の役目も果たせなくなります。

コンビネーションが使える

Aクイックが完璧に打てるとブロックが引きつけられるため、オープン攻撃ではなく速いコンビネーションを意識するとより効果的です。
オープン攻撃はゆっくりとしたトスなので、Aクイックに跳んだブロッカーが間に合う可能性もあります。
相手チームにAクイックを意識させられているならばコンビネーションを使わないと損です。
コンビネーションを使ってスパイカーが打つ場所を変えることで、ブロッカーを惑わせることも可能です。
コンビネーションはチーム、ローテーションにより無数のパターンが存在します。
自分たちで考えどんな攻撃ができるのか考える時間は最高に楽しいです。
最高のコンビネーションを見つけましょう。

速い攻撃は身長が低いチームの武器になる

身長が低いチームはバレーボールにおいて圧倒的に不利です。
バレーボール男子の世界ランク上位のチームは平均身長197〜198cmと圧倒的な高さです。
日本代表は2021年度時点での平均身長が188cmと10cm程度の差があります。
しかし、日本は世界ランク11位に位置し、同12位のカナダ(平均身長199cm)を上回っています。
理由はいくつかあるでしょうが、速い攻撃を駆使していることも含まれ、それは学生バレーにも同じことが言えるでしょう。
学校ごとの事情により毎年チームの状況が変わりますが、常に速い攻撃を主体としていれば一定の攻撃力を保てます。
速い攻撃は身長が低いチームにとって強力な武器となるのです。

まとめ

今回はAクイックが完璧に打てる必要がある理由についてお話してきました。
Aクイックはブロックを引き付けることが最低限の仕事です。
ブロックを引き付けるために、相手チームから脅威と思われることが重要で、得点力を見せつけなければなりません。
そのためにAクイックの練習を繰り返し、完璧に打てるようになりましょう。
Aクイックを完璧に打てるようになれば、コンビネーションを組み立てたり、チームの攻撃を全体的に速くしたりすることができます。
速攻の基本であるAクイックを極めましょう。

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