弱者の「ゲームの見方」
早速ですが、あなたに一つ質問があります。
あなたは普段、ゲームをどのように見ていますか?
そこから、どんなことを感じ取っていますか?
なぜ、突然こんな質問をするのか、と思うかもしれませんが、これには理由があります。
その理由とは、あなたが普段どのようにゲームを見ているかで、選手の上達スピードや日々の練習内容の充実度、さらに選手たちとの信頼関係まで大きく変わってくるからです。
もしあなたが、一般的な視点でゲームを見ているとしたら・・・
チームを強化する上で大切なことを見逃しているかもしれません。
このようにゲームを見ていませんか…?
たとえば、ある程度経験のある指導者なら、
・サーブレシーブの返球率
・コンビネーションの成功率
・アタッカーの決定率
・どこのコースが得点率の高いコースなのか?
など、このような情報をゲームの中で見ているかもしれません。
また、指導経験の浅い人であれば、
・ミスが出たかどうか
・プレーが決まったかどうか
など、目の前のプレーを見て、一喜一憂しているかもしれません。
そして、多くの人は、ゲームで起こったミスを反省し、翌日からの練習に活かそうとしていると思います。
あなたも、いずれかの視点でゲームを見ていると思いますが…
実は、この視点こそがチームを強くできない原因なのです。
驚くかもしれませんが、このような視点でゲームを見ていることが、チームを強くできない原因の一つになっているんです。
とはいえ、正しくゲームを見て、反省点を練習へ活かしているように見えますよね?
でも実は、サーブレシーブの返球率やアタッカーの決定率などの視点でゲームを見ることは、良い選手に恵まれた強者の見方なんです。
「身長や体格などに恵まれない平凡な能力の選手が多いチームにとっては、このような視点でゲームを見るのは良い方法ではない」と熊崎氏は言います。
なぜなら、サーブレシーブの成功率やアタックの決定率などのプレーの数字は、相手の強さによって決まるから。
考えてみてください。
相手チームの方が格上だとしたら、当然、サーブレシーブの成功率やアタッカーの決定率は下がりますよね。
相手チームが格下であれば、逆に上がることになります。
つまり、これらの数字は、「相手の強さで変動する数字」なので、ゲームを見て「成功率が低いから」と上げる努力をすることがそのままチーム強化につながるとは限らないのです。
また、これらの数字を上げる方法は、より多くの時間トレーニングをするか、ボールを触る回数を増やすか、または良い選手を連れてくるかなどの方法しかありません。
弱者にとって、これらの解決法はとても難易度が高いため、結局はあきらめに繋がってしまいます。
そのため、弱者には、もっと別の視点からゲームを見ることが重要になると熊崎監督は言います。
弱者がゲームの中で見るべきポイント
弱者がゲームの中で見るべきポイントは「3つ」あります。
その「3つのポイント」を、動画で解説!
きっとチーム育成のヒントになると思いますので、ぜひ一度ご覧ください。
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