練習効率が今より10倍アップする方法

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こんにちは!川端健太です!

あなたは、短い練習時間で練習効率を上げる練習方法はないだろうか?と考えてると思います。
その悩みに応えたいと思うので、今から練習効率を10倍にする方法を紹介させていただきますね!

今回は、「同じ練習を繰り返すと上達スピードが遅くなる」という話をいただきます。

「同じ練習を繰り返すと上達スピードが遅くなる」と聞くと、「どこでも同じ練習をやっているんじゃないの?」と思う方がみえるでしょう。
私も以前はそう思っていました。

しかし、いろんな大学や研究機関の研究によって、同じ練習を繰り返すことは練習効率が悪いということがわかったんです。

なぜ、練習効率が悪くなるのか?
これを今から順番に説明させていただきます。

ブロック練習とランダム練習

通常の練習は、サーブレシーブ10本、スバイク10本、それぞれのプレーをわけて練習することが多いと思います。
こういうドリル型の練習のことをブロック練習と言います。

「サーブレシーブをしたらスパイクを打つ」
「スパイクレシーブしたらスパイクを打つ」
などの一連の流れで練習することでトータルでスパイクを10本、レシーブを10本と練習することをランダム練習と言います。

ブロック練習とランダム練習の2つの練習方法を比べると、「記憶の定着」という点では、ランダム練習の方が記憶が定着するということが研究機関によりわかりました。

バレーの練習も勉強と同じで、脳に記憶しなければいけません。

「昨日練習したこと、ぜーんぶ忘れてしまった」
これでは、練習した甲斐がありません。

「ブロック練習してるときって、うまくなってる実感があるんですが…」と思う方もみえるでしょう。

私も経験しているので、その気持ちよく分かります。

確かに、ブロック練習は、その時に上達したという実感はあります。
しかし、練習後24時間以降、ブロック練習で得た情報を脳は急激に忘れてしまうんです。

これは、勉強でたとえればかりやすくなるかと思います。

ブロック練習は、一夜づけ勉強です。
一夜漬けの勉強はテストが終わるとスコーンとほとんど忘れてしまいますよね?

ランダム練習は毎日コツコツとやる勉強になります。
コツコツとやる勉強は、記憶の定着がしやすいです。

上達を加速させるのは「ランダム練習」

ブロック練習は、他のプレーに応用されない(転移が起きない)ということが分かっています。

ランダム練習は、練習していないプレーがうまくなるという転移が起きることもわかっています。

カンタンにまとめると、ブロック練習は記憶の定着が起きないけど、うまくなった実感はある。
練習してないプレーはうまくならない。

ランダム練習は、上手くなったという実感はないけども記憶の定着がある。
また、練習していないプレーが上手くなる。

ですから、同じことを繰り返すブロック練習ではなく、ランダム練習の方が上達スピードは早くなるということです。

バランスのよい練習の組み立て方をしよう

ということで、今後はランダム練習をすることをおすすめします。

が、ブロック練習を完全にやめたほうがいいというわけではありません。
どうしてもブロック練習をしないといけないことがあると私は考えているからです。

上手くブロック練習ランダム練習を練習に取り入れてもらえればいいかと思ってます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます!
あなたの教え子さんがどんどんどんどんうまくなりますように!

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この記事を書いた人川端健太(かわばたけんた)川端 健太(かわばた けんた)
日本福祉大学バレーボール部監督・バレー瞬速上達塾代表最新の「脳科学」と500年の歴史をもつ「古武術」を取り入れた独自のバレーボール指導法が話題になり、わずか2年半で6,000人を超える選手たちを指導。一般的なチームの8割~9割を占める「伸び悩んでしまう選手」をたった「一声」で上達させる手腕は、多くのバレーボール指導者から注目されている。また、自身が代表を務める「バレー瞬速上達塾」は、全国各地でバレーボール教室や指導者向けの講習会を開催。年間100回を超える精力的な活動は、頻繁に地元紙に取り上げられている。

 

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