指導者のための大切な心得
今回は、指導者の方へ向けて、「指導者のための大切な心得」というテーマでお話をします。
ここでお話する内容は、以下の2つです。
- 選手と同じ目線になる
- 愛情をもって接する
指導者には、さまざまなタイプが存在します。
とにかく褒めて伸ばそうとするタイプ。
だめなところを見つけてはガミガミお説教するタイプ。
結果ばかりを重視するタイプ。
など… あなたが部活動やスポーツの経験をお持ちであれば、よくご存知だと思います。
実際には、指導者の在り方に正解などはありません。
しかし、いい指導者と言われる人には共通しているポイントがありました。
私個人の経験に基づくお話もありますが、はじめて指導者になる方へ少しでもお力になれば幸いです。
心得その1 選手と同じ目線になる
はじめて指導者になる方は、「常に選手と同じ目線でいること」を心がけましょう。
同じ目線になる=同じ気持ちになる とも言い換えられますね。
例えば、選手が苦手を克服できたとき。選手自身にとって、とても嬉しいことです。
そこであなたが「やったなー!」と自分のことのように喜ぶと、選手の嬉しい気持ちはさらに膨らみます。
それだけでなく、あなたに対する信頼はグッと増すことでしょう。
また、この心得を大切にしていると、自然と選手の変化に気づけるようになります。
意識しなくとも選手のことを観察できているということですね。
例えば、悩みごとや体調不良など、気づいたときにはすぐに声をかけてあげましょう。
そんなところまで見てくれているんだ、と選手はあなたに安心感を覚えるようになります。
心得その2 愛情をもって接する
言葉、態度、何をとっても大切なのは「愛情をもって接すること」です。
愛情といってもさまざまな形がありますが、選手を信頼することもその1つですね。
例えば、試合の反省会。
あなたが先に、「あの場面ではこうするべきだった」などと言ってしまうと、選手は口をつぐんでしまいます。
選手なりの考えがあったかもしれない、と思い、まずは選手の話をよく聞いてあげましょう。
そして、選手の考えを受け止めて決して否定することなく、あなたの考えを話しあげてください。
そうすることで、選手の信頼度はさらに大きくなります。
あなたから選手を信頼し、愛情をもって接してあげてください。
そうすれば、自然と選手はあなたについていきたいと思い、厚い信頼関係が生まれることでしょう。
余談になりますが、私も学生の頃はスポーツに打ち込む日々を過ごしていました。
その中でお会いした顧問の先生・コーチの教えは、今でも私の教訓であり、社会に出ても活かされています。
それほどの影響力を与えられるのが、“指導者” なのです。
ある人の人生において大きな何かを残せるということは、本当に素晴らしいことだと思いませんか?
「バレーボールなんかルールすらまともに知らないのに・・・」
「スポーツなんてやったことないし、自信ないな・・・」
と思う方もいるかもしれませんが、まずは指導者になることにワクワクしてみてください。
必ず手を差し伸べてくれる人がいます。もちろん、私もそのうちの1人ですよ。
あなたにしか出せないカラーがきっとあります。素敵な指導者を目指してください。応援しています。
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