サーブレシーブの重要性
新年度がスタートを切りました。
皆さんにもなにかしら変化があったのでは
ないでしょうか、卒業、進学、就職、
職場の異動等々。
春この時期は終わりと始まり、別れと出会いが
交錯する十字路交差点。さまざまな思いを胸に
新生活に向かう方も多いことでしょう、
新たな生活、そして、皆さんの
バレーボールライフの充実を願ってやみません。
バレーボールは、サーブとサーブレシーブ(レセプション)か?!
(重要度のこと)
小学校バレーボールの監督MSさんと話していました。
新チームになっての初公式試合だったそうです。
1、一試合目は緊張から出足悪く、1セット目を先行される。
2、しかし、2セット目から自らのペースで試合を運ぶことができ、セットを取り返す。
3、最終セットも2セット目からの調子を維持することができフルセットで勝ち。
4、2試合目は少し時間があいての実施だったが、1セット目から自らのペースをつかむ。
5、2セット目は逆にもたついてしまったが、なんとか振り切り2勝目を挙げた。
とのことでした。
そこで、1、と2、の違い、また、一試合目と二試合目の
差はなんだったのかを聞くと、サーブとサーブレシーブ
(レセプション)の巧拙に違いがでたそうです。
要するに1試合目は、出だしでこれが悪く、
2試合目ではそれが良かった。なるほど。
先日、Vプレミアリーグのファイナルが行なわれ、
2016-17シーズンの勝者が男子、東レ、女子、NECに決定しました。
長いリーグ戦を戦い抜き、栄誉を摑みとった
両チームの選手、スタッフや関係者の方々、本当におめでとうございます。
この勝者と敗者にどういった違いがあったのでしょうか。
究極突きつめると、小学校バレーボールの勝敗の
良い悪いに関わったあるバレーボールのキーポイント、
そうです、サーブとサーブレシーブ(レセプション)の
出来に立ち返ることが多いと思うのです。
◎問題提議、バレーボールは、本当は、究極の個人競技では?
「あの試合もっとサーブレシーブが出来ていたら」。
「サーブレシーブが良かったので攻撃にスムーズに繋げられた」。
「今日はサーブが走っていたので、楽に試合を進められた」。
「あの最終セットの22-23のときのサーブミスが大きかった」。
試合後の監督コーチの皆さんからよく聞く感想です。
こういう声がたくさん出るということは、何んらかの
勝敗に関する大きな関与がこの2つのプレー(技術)に
あるということでしょう?!
サーブはクローズドスキル(技術)、他のプレイは
オープンスキルといった運動の区別となろうと思います。
但し、サーブレシーブもどちらかと言うとクローズドに近い
オープンスキルではないかとボクは思っています。
クローズドスキルは主体が自分にあります。
例えばゴルフのショット、バスケットボールのフリースロー
などがそれに当たります。要は外的要因に左右されない。
そして、自分の意のままにボールを扱えるスキル。
・比較的安定した状況。
・技術の要素が多い。反対にオープンスキルは相手との
やり取りに対応する技術ですから、主体が相手という
ファクターを含みます。
例えばサッカーでの相手とのボールの競り合いとか、
格闘技における業の仕掛けあいとか。
相手という外的要因影響を受けます。
状況に最もふさわしいプレイを選択する能力
・技術(クローズドスキル含む)+判断力
・判断の要素が多い。
ですから、サーブについては自分側の問題が大きく関わってくる。
そこで考えられるのが、メンタル=精神的な部分。
比較的安定した状況というのは、このスキルが使われる
場面では、間合いというのでしょうか時間があります。
たとえばサーブの場面、見方がポイントを取って、
後サーブに入る、そして、レフリーのホイッスルで
合図があり、8秒の内にサーブレシーブを行なう。
この一連のサーブ行為、結構な時間が存在します。
その時間約20秒(多少の前後はあると思いますが、、、)
あの時緊張してしまい、力み過ぎて、サーブがオーバー
してしまった、頭が真っ白になって強く打つべきところが
チャンスサーブになってしまった。
こんな場面によく遭遇します。
話を元にもどして、MSさんの話、
「一試合目の1セット目は緊張で・・・」の件、
やはりサーブが機能していなかったようですね。
それが相手に先手を取られた大きな要因になったようです。
そして、2セット目からは周りの雰囲気、相手の戦法に
慣れた頃から、普段通りの実力が出た、サーブも
上手く打てたと解釈できます。
さて、サーブレシーブはどうなのでしょうか。
オープンスキルであることは間違いありません、
相手のサーブ、飛来したボールに対処するわけですから。
しかし、先に示した、
・比較的安定した状況
・技術要素が強い
の2点から、限りなくクローズドスキルに近いと理解できます。
ですからこちらもメンタル的な技術を多く含むということです。
前述の相手サーバーがその動作に入るまでの約20秒+サーブが
打たれて、サーブレシーブのプレーヤーに到達するまでの
約1~2秒弱の間に、考える時間を有していることがボクの
主張を後押しします。
そして、特に相手が無回転の変化するサーブできたときは、
その飛来時間内においても、かなりのメンタルプレッシャーを
受けますね。
さてこの究極のバレーボールゲームにおける課題の2つ。
どう練習でアプローチすべきでしょうか。
少し考えて行きましょう。
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