レシーブシステムの定石を見直す必要性

戦術

「拾って守り勝つ」

敗戦した相手にはそれ以上の攻撃力があり、
その防衛陣を突破されてしまう場面が多々あります。

 

また折角、拾ったけども攻撃に繋がらなかったし、
繋がったとしても決定打とならなかった、のです。
東京五輪、自国開催で国を挙げての大フィーバーに
なろうと想定される中、どうしたら、「高さ(または、大きさ、
重さ)とパワー」に対抗していけるでしょうか?

 

体格に劣るという民族的な属性をもつ日本人の永遠の課題です。
しかし、しかしです、直近のリオ五輪で、その糸口となる戦法、
戦術を取っていた他競技がいくつか見られました。その代表各が
バドミントンとシンクロナイズドスイミングです。
バドミントンにおいては、「タカ・マツ」ペアが最終セットの
大劣勢から5ポイント連取して大逆転で金メダルを決めました。
これはすごい快挙です。(とても感動しました。)

 

相手は170cmを越ええる大型選手のペア。
ここでその「高さ、パワー」の問題にぶち当たっています。が、
彼女らはそれを乗り越えました」。

 

「高さ・パワー」どの競技も世界で勝ち抜くための工夫が
バドミントン、シンクロナイズドスイミングではなされて
その効果が出ていたということです。
さて、ここではもう少しテクニカルなバレーボールの戦法、
ディフェンスシステムについての考察です。高さのある相手と
対戦する場合の守備網(ディフェンスシステム)の引き方を
考えなければなりません。

 

それは、ブロックの上から打たれたボールをどうディグ_レシーブ
するのか。通常のトータルディフェンス(要するに相手を罠にかけて
結果ボールをレシーブしてしまう。)の常識を崩す必要があります。
こんな防御の定石があります。
『ブロックの後ろには守備を引かずに、ブロックを避けてきた
スパイクボールのコースに入り、強打をレシーブする。

 

そのブロックの後ろはソフトアタック_フェイント、オフショット
(スパイクの一種で、軽く、短く相手のコートのスペース=人のいない
ところに落とすスキル)もしくは、ワンタッチで飛ばされたボールを狙う』。

 

「高さとパワー」に優れる相手の攻撃を防御するには、この定石を
崩すことが必要ではないかと?!すなわち、ブロックの後ろ(影の部分)
にも強打_ブロックを避けてくるボールよりは、ブロック越えする
足の長いスパイクを拾うシフトを配置する考え方です。
(相手に攻撃を決められる時というのは、想定外のボールが出てきた
ときです。ですから、想定していたディフェンのシステムを崩す必要が
あります。)
リオ五輪において、相手がハイセット(速攻コンビネーションが崩れ、
高いトス=2段トスになった場合等)の攻撃になった場合、
日本が3枚ブロックで対抗していた場面がありました。

 

しかし、その強力であろうブロック陣を揃えたにもかかわらずスパイクを
決められていた場面に多々遭遇しました。
その時に従来の定石を捨てて、新しいシフトを導入すべきだと感じたのでした。

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