バレーボールにおける体の使い方の大原則

川端 健太 講師一覧

こんにちは!川端健太です!

いつもブログをご愛読いただきありがとうございます!

野球のお話ですが、来週の月曜日に指導している花咲徳栄高校が甲子園で試合をします。
力を出し切ってほしいと心から願ってます。

今日は、体の使い方の大原則である「意識で体を動かしてはいけない」というお話をしますね!

 

体の使い方の原則

体の使い方の原則、基本となるものはいくつもあります。
その中のひとつをシェアしますね!

一般的には「フォームを良くするために意識してやれ」と言われます。
しかし、これは体の使い方としてはやってはいけないことなんです。

「意識してやれと言われてきたし、意識してやれと言っています」と感じた方もみえるでしょう。
私も、これを知った時にはビックリしたことを覚えています。

 

では、なぜ意識して意識で体動かしてはいけないのかを説明しますね!

実際に体を動かしてもらうと分かりやすいと思うので、体を動かすパターンで説明します。

 

まず、歩くという動作で説明します。

普段あなたは歩くとき、何気なく右左右左と足を出していると思います。
それが、右膝がこの角度のときに左膝はこの角度にして・・・と0.1秒ごとに膝の角度を意識して動かそうとしたら、あなたはまもとに歩けますか?
もし出来たとしても、ぎこちない動きになるのがイメージできますよね ?

「歩く」という、あなたが何十年も行ってきた動作さえも意識で動かそうとするとまともに動くことが出来ません。

では、もう一つ私がよく瞬達塾で紹介する方法があるのでシェアしますね!

 

試して実感!2つの実験方法

~実験1~

・二人一組になり、立った状態で向かい合う
・Aは、Bと握手するように腕を前に出す
・Bは、Aの手首の上あたりを上から押さえる
・Aは、自分の腕を上に上げようと意識しながら動かす
・Bは、Aの腕が上がらないように上から押さえる

これを行うと、よっぽど筋力に差がない限り、Aは腕を上げることはできません。
これは、意識で腕を上げようとした結果です。

では、実験1の後に続いて、今からご紹介する実験2をおこなってみてください。

~実験2~

・Aは、Bの肩に目線を向け、Bの肩を触ろうとしながら腕を上げる
・Bは、Aの腕が上がらないように上から押さえる

いかがでしたでしょうか?

AがBの肩を触ろうと意識して腕を上げると、BはAの腕を押さえつけられなくなるのを体感できると思います。
また、Aは、それほど力をいれてないのに腕を挙げられた感覚があると思います。

 

これは、文章だけでは納得できないと思うので、二人一組で実践してみてください。

ポイントは、必ずAはBの肩を見ながら腕を上げるということです。
肩を触るという意識の時には、腕を挙げるという意識はありません。
あなたは、誰かの肩を触るときに腕を上げようとは思いませんよね?

最初に行った腕を上げるという意識では簡単に抑えられますが、肩を触ろうとすることで腕を上げる意識がなくなり、あまり力を入れていないのに腕を上げることができます。
これは、なにが違うかと言うと、動作ではなく「意識」が違うだけです。

これを行うと、「肘の角度が変わるから上げられるんだ」と鋭い方は感じるでしょう。
でも、実際にその肘の角度を変えながら上げようとしても、Bに腕を簡単に抑えられてしまいます。

これは、私も何十回と行ってきました。

抑える相手によって、肘の角度・肘の動かす方向っていうのは違います。
私の意識では、どの方向に肘を動かせば腕を上げることができるかというのは分かりません。

 

もう一つ 、意識して体を動かしてはいけない理由があります。
その理由は、「意識しないと体が動かせなくなるから」です。

フォームは、何回も練習していくうちにだんだん良くなっていきます。
それを、意識して動かす練習をしてる選手は、綺麗なフォームでもなんとなくぎこちない動きでフォームが悪くないのに力強くないということが起きてしまいます。
意識で体を動かそうとすると、ぎこちなくなってしまい、ただ力むだけで力が伝わらないのです。

以上のことから、意識で体を動かすことはおすすめしません。

では、どうしたらいいか?

それは、長くなるので次回のブログでお話しますね。
超超重要な話になりますので、 必ずお読みください。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます!
あなたの教え子さんが瞬達しますように!!

 

この記事を書いた人川端健太(かわばたけんた)川端 健太(かわばた けんた)
日本福祉大学バレーボール部監督・バレー瞬速上達塾代表最新の「脳科学」と500年の歴史をもつ「古武術」を取り入れた独自のバレーボール指導法が話題になり、わずか2年半で6,000人を超える選手たちを指導。一般的なチームの8割~9割を占める「伸び悩んでしまう選手」をたった「一声」で上達させる手腕は、多くのバレーボール指導者から注目されている。また、自身が代表を務める「バレー瞬速上達塾」は、全国各地でバレーボール教室や指導者向けの講習会を開催。年間100回を超える精力的な活動は、頻繁に地元紙に取り上げられている。

 

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