試合における「1セット」の考え方
攻守が交互に繰り返されるバレーボールの試合においては、流れをつかむということが非常に重要です。
バレーボールは1試合5セットマッチでおこなわれますが、体力的にも精神的にも3セット先取して勝てるに越したことはありませんよね。
そのためにも、1セットを確実にとっていくことが大切です。
試合で1セットを確実にとるためには、「1セットを3つに分けて考える」ということを覚えておきましょう。
今回は、試合における「1セット」の考え方についてお話していきたいと思います。
まず、「1セットを3つに分けて考える」ということについてですが、これは、「前半・中盤・後半」の3つになります。
どちらかのチームが8点・16点を先取した際にテクニカルタイムアウトが自動的に取られるのですが、このテクニカルタイムアウトをポイントに3つに分けます。
前半:1~8点 中盤:9~16点 後半:17~25点
ここからは、それぞれの考え方についてお話していきますね。
■ 前半
1回目のテクニカルタイムアウトの8点を取れるように、レセプションからサイドアウトをしっかりと決めていきましょう。
一般的に、サーブを受ける側が得点するサイドアウトとサーブを打つ側が得点するブレイクでは、サイドアウトの方が取りやすいとされています。
サイドアウトを決めた上で、続くサーブにも集中して連続ポイントを積極的に狙っていきましょう。
■ 中盤
中盤では、勝っている状況と負けている状況で考え方が異なってきます。
勝っている状況では、どんどん積極的な攻撃を仕掛けて点差を開けていきましょう。
相手側からすると、リードを許している状況でさらに攻められることは、精神的にも追い詰められることになります。
負けている状況では、サーブ・レシーブをはじめとする1つ1つのプレーに集中しましょう。
2回目のテクニカルタイムアウトを先取することを意識しながらも、焦ってしまってはプレーにも影響が出てしまうので、落ち着いて丁寧にプレーすることが大切です。
■ 後半
基本的には、勝っている状況と負けている状況でそれぞれ中盤と同じ考え方ですが、選手交代やタイムアウトも使っていきましょう。
点差があまりにも大きく開いて負けている場合はむずかしいかもしれないですが、どんな状況でも最後まで諦めない気持ちが大切です。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したとおり、1セットを前半・中盤・後半に分けて考えてゲームメイクできるようになりましょう!