バレーボールにおける「集中」とは?
こんにちは!川端健太です!
私の知り合いが、インドでヨガを学んできました。
その人にヨガを教えて欲しいと言われたのでヨガを勉強し始めました。
全くの素人がインドで修行してきた人に教えるって不思議な感じですよね?
今回は、バレーボールにおける「集中」とは?というテーマでお話をします。
そもそも集中って何?
集中を勘違いしてる選手がかなり多いです。
実は、私も今から話すことを知るまでは集中を勘違いしていました・・・
集中できていないと瞬達することはかなり厳しくなるので、今からお伝えすることを選手にお伝えいただければと思います。
もし、ご存知ならば復習だと思ってお読みください。
あなたは、「集中とは何ですか?」と聞かれたら、どう答えますか?
この質問、1000人以上の選手にしてきたと思いますが、まともに答えられる選手はいませんでした。
教えてもらっていないので仕方ないとは思います。
が、先ほども話しましたが、教えてもらっていないがために残念なことに集中を勘違いしてしまっている選手がいます。
私が考える集中とは、「一つの対象物に意識を集める」ことです。
バレーボールにおける対象物とは・・・
では、一つの対象物とは何か?
それは、「ボール」です。
バレーボールは、ボールの方向を変えることによりゲームが成立するスポーツです。
ですから、意識を集めるべき対象物はボールになります。
意識を集めるとは何か?
それは、心も体も向けることだと考えています。
つまり、ボールを見ることですね!
集中とは、「ボールを見ること」です。
ボールを見ることが集中と言ってしまうと、「誰でも見てるよ!」というふうに思う選手がいるでしょう。
しかし、心も体も向けることが集中なので、何かを考えている状態ではボールを見ているとは言えません。
もちろん、眼がボールから逸れていたら、ボールを見ていないということ。
あなたは経験があるでしょうが、調子がいいときってボールがよく見えますよね?
そのときこそ、ボールに集中している状態です。
ボールに集中していれば、脳が勝手に体を動かしてくれるのでドンドン上手くなります!
「ボールから目を離すときもあるよね?」と思う方が見えるでしょう。
もちろん、眼を切るときはあります。
そのときは、現実的にボールを見ていなくてもイメージで見ています。
イメージでボールを見るとは?
例えば、速攻に入る選手。
彼らはセッターの眼を見ることでボールがどこにあるかをイメージして踏み込むタイミングを決めます。
これは、現実的に直接ボールを見ていませんが、イメージで見ています。
「ボールを見ていたら、 本当に上手くなるの?」
はい、なります!
もちろん、集中しているという条件と、こういうプレーをするというイメージがある場合です。
例えば、 自転車を乗れるように子供の頃に練習しましたよね?
あの時、前を見ることだけに意識を向けていて、 体の使い方、フォームには意識がほぼなかったはずです。
右膝がこの角度のときに左膝はこういう風に動かして…とか、骨盤はこうやって動かして…とか、フォームのことを教わったことはありませんよね?
それでも私たちは自転車に乗れるようになりました。
私たちがしたことは、前を見て一生懸命自転車をこいだだけです。
この自転車を乗れるようになるためにも、前を見ることと自転車に乗れているイメージがあった。
だから、体の使い方をわからなくても脳が勝手に自転車を乗れる体の使い方にしてくれたわけです。
バレーボールは、自転車を乗るより複雑な動きになりますが、基本的な上達のメカニズムは同じだと私は考えています。
まとめ
今回の内容を簡単にまとめますと・・・
集中とは、一つの対象物に意識を向けること。
つまり、「ボールに心も体も向けること」です。
今日は、集中とは?という話を聞いてもらいましたが、これだけだと集中というものがよく分からない部分があると思います。
集中状態を理解するためには、 集中の反対である「意識分散状態(雑念状態)」を理解すると集中状態が分かりやすくなります。
ですから、次回は、意識分散状態について説明させていただきますね!
意識分散状態がわかると、集中というものを選手が勘違いしていることが分かるからです。
PS.
愛知県全体かはわかりませんが、こちらの方言で自転車のことを「ケッタ」と言います(笑)
どこで話しても笑われますが、私は「ケッタ」を気に入ってます(笑)
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!
あなたの教え子さんが集中してプレーできますように!!
日本福祉大学バレーボール部監督・バレー瞬速上達塾代表最新の「脳科学」と500年の歴史をもつ「古武術」を取り入れた独自のバレーボール指導法が話題になり、わずか2年半で6,000人を超える選手たちを指導。一般的なチームの8割~9割を占める「伸び悩んでしまう選手」をたった「一声」で上達させる手腕は、多くのバレーボール指導者から注目されている。また、自身が代表を務める「バレー瞬速上達塾」は、全国各地でバレーボール教室や指導者向けの講習会を開催。年間100回を超える精力的な活動は、頻繁に地元紙に取り上げられている。
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