背が低くても武器になる無回転サーブの打ち方とは?
最近のバレーボールでは、サーブがますます攻撃化に向かう傾向にあります。
ジャンプサーブやジャンプフローターサーブが、より一般的に成りつつあります。
そんな中で、背が小さい方でも武器になるサーブというのが今回、ご紹介する無回転サーブです。
無回転サーブは、ボールが全く回転することなく打たれることで、空気抵抗により予測不能な動きをする暴れ玉です。
このサーブは、高さが無い方でも打ち方をマスターすれば、大きな武器となります。
そこで今回は、そんな無回転サーブの打ち方のコツをご紹介したいと思います。
目次
無回転サーブを打つための方法
では、具体的に無回転サーブを打つための方法をご紹介していきたいと思います。
無回転でトスアップ
ボールの空気穴(へそ)に中指を引っ掛け、無回転でトスアップします。
無回転サーブを打つためのまず基礎となる部分は、無回転でトスアップすることです。
この時点で回転がかかってしまうと、ブレ玉は打てません。
そのため、確実に無回転でトスアップするためには、どのボールにもある空気穴を利用することです。
バレーボールの主なメーカーは
- ミカサ
- モルテン
- ミズノ
の3社で、それぞれ革の貼り方が異なります。
ですが、ボールごとに変わらない空気穴を中心として利用し、指に引っ掛ければ、真っ直ぐトスアップすることが簡単になります。
手はハリガネで固定のイメージ
「ハリガネサービス」という漫画でも紹介されているように、打つ手はハリガネで固定されたように5本の指間隔を無くし、手のひらは平面を作ります。
そして、顔の真横の位置に手のひらが下を向く状態でセットします。
無回転でトスアップされたボールに、意図的に作った平面を押し当てることが、無回転サーブのコツです。
インパクトの瞬間に前足に体重移動
無回転サーブの威力でもある空気抵抗によるブレを作り出すためには、サーブの推進力が必要です。
そのためには、インパクトの瞬間にボールに体重移動の力を乗せ、威力を付けてやる必要があります。
無回転サーブの応用
次に、無回転サーブの応用編になります。
伸びる無回転サーブ
無回転サーブの威力をより引き出す伸びるサーブは、空気抵抗のブレが更に大きくなるため、レシーブ専門のリベロですら返球に対処することが困難となり、精神なプレッシャーを与えることも可能です。
これをを打つためには、インパクトの瞬間に手を前へ押し出してやるイメージで打ちましょう。
また、伸びるサーブを打つ場合、可能な限りバックラインから下がりった位置から打ち、サーブアウトとならないよう気を付けてましょう。
アタックラインに落とす無回転サーブ
一方で、アタックライン付近に落とすサーブは、
- エーススパイカーにフライングレシーブさせ、スパイクに参加させない
- セッターにレシーブさせることで攻撃のリズムを狂わせる
効果があります。
これを打つためには、インパクトの瞬間に手を下方向へ滑らせるように撫でるイメージで打ちましょう。
落とすサーブを打つ場合は、反対にバックラインギリギリの位置で打つとストンと落とすことができます。
まとめ
無回転サーブを打つためのコツは、以下の3つです。
- ボールの空気穴(へそ)に中指を引っ掛け、無回転でトスアップする
- 手はハリガネで固定のイメージで、地面と水平に
- インパクトの瞬間に前足に体重移動
また、無回転サーブの応用編として
- 伸びるサーブ
- 落とすサーブ
があり、試合の局面やローテーションに併せて、効果的に使い分けていくと良いでしょう。
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はじめまして。火曜日と担当させていただきます辻 貴大(つじ たかひろ)と申します。出身は千葉県で、県立千葉東高等学校で県立高校ながらベスト8・関東大会出場の経験があります。ポジションはレシーバーで、身長は168cmと体格には恵まれないものの、チームのムードメーカー、レセプションの安定性、小柄ながら最高到達点3m5cmの跳躍力を原動力にレギュラーとして活躍しました。自身の経験も踏まえ、小さいバレーボーラーに勇気を与えられるような魅力的な記事をお届けしていきたいと思います。
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