試合の「流れ」を引き寄せるサーブの考え方
「強いチームに攻めのサーブができつようになる方法」を詳しく知りたい方はこちら↓↓↓
バレーボールには、スパイクをはじめ、レシーブやブロックなど、色々な技術があります。
その中で、練習や指導にあまり重きをおかれない技術でありながら、良くも悪くも試合の流れを一発でガラッと変えてしまう技術が、「サーブ」です。
普段からサーブ練習はしているけれど、
・ただ打つだけの単調な練習になっている
・サーブを入れることだけを目的とした練習になっている
というチームは多いと聞きます。
しかし・・・
- 「素質に恵まれない弱者チームが強いチームに勝つためには、サーブの考え方に強いこだわりを持ち、相手を崩せるサーブを身につけることが大事」
と、熊崎氏は言います。
今回は、弱者のためのサーブの指導法の秘訣をここでご紹介します。
「弱者のサーブ」の考え方とは?
弱者のサーブにおいて、何よりも優先すべきことは、「サーブミスを減らすこと」。
なぜなら、サーブミスは、ゲームの流れを大きく左右するからです。
たとえば、自分たちのチームがサーブミスをすると、相手チームに3点くらい入る悪い流れになります。
つまり、試合の中盤以降の競り合った展開でサーブミスをすると、その時点で、「負けの流れ」を作ってしまうことになるんです。
逆に、試合の大事なところでサーブによる攻めが効果的になれば、チームに良いリズムが生まれ、有利に試合を進められるようになります。
弱者のバレーにおいて、「流れ」は、試合に勝つ上でとても大切な要素です。
勝てるはずの相手に負けてしまう試合というのは、自分たちの一つのミスが原因で悪い流れになり、さらなるミスを引き起こすことがほとんどです。
だからこそ弱者のバレーでは、サーブはもちろん、スパイクやレシーブなどの技術でもできる限り自分たちのミスを減らすことが大切になります。
特にサーブは、工夫と努力でプレーの結果を変えやすいという点で、弱者のバレーにとってはとても重要な技術なんです。
素質に恵まれない選手でも、威力のあるサーブを打てるのか?
結論から言うと、身長や体格、パワーなどに関係なく、攻撃的なサーブは打てるようになります。
実際、私のチームにも身長150cmほどの選手がいますが、小柄な体から驚くほど強いサーブを打っています。
サーブの攻めに関しては、「どんな指導をしているのか?」と聞かれることもありますが、それほど特別なことをしているわけではありません。
サーブにおけるフォームのポイントとなる部分を分析し、ひとつひとつの動作をわかりやすく教えているだけです。
サーブという技術は意外に盲点があり、何が正しくて何が間違っているのかがわからないまま練習させていることもあるのではと感じています。
たとえば、選手がサーブミスをしたときも、「なんでミスをするんだ!」「なんで出来ないんだ!」と怒るだけで、問題の解決方法は教えていないことが多いのではないでしょうか。
ミスをして怒られた選手からすれば、「なんでミスをするんだ」の「なんで」の部分が明確にされなければ、何をしていいのかわからず、プレーの質をあげることができません。
また、攻めのサーブが打てない選手のほとんどは、腕や肩の力だけでボールを打っています。
つまり、フォームそのものにつまずきがあるわけです。
これでは攻めのサーブが打てないのは当然で、有効なサーブを打たせたいと思うなら、効果的な体の使い方を教えてあげる必要があります。
間違ったフォームで打ち続けると、フォームの欠点が定着してしまいます。
ですから、指導者は、「何が正しくて何が間違っているのか」を明確にし、正しい方法をわかりやすい言葉で教えてあげることが大切になります。
そうすれば、選手の能力にかかわらず、スピードやパワーがあって変化するサーブが打てるようになるはずです。
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