リベロの役割で重要なポイントとは
連日、東京オリンピックの話題で、日本のみならず世界中が熱狂に包まれていますね。
バレーボール男子は、バルセロナオリンピック以来29年ぶりの決勝リーグ進出となりました。
バレーボール女子については、予選リーグ敗退と残念な結果となりましたが、男子・女子チームどちらも素晴らしいゲームを繰り広げていましたね。
その中で、注目した選手が
- 山本智大選手
- 小幡真子選手
です。
2選手とも「リベロ」でありながらも、まったくタイプの違った選手だなと感じました。
そんな「リベロ」プレーヤーが、チームにとってどのような役割を果たさなければならないのか、重要なポイントを今回は述べていきます。
是非とも、ご参考にして頂ければ幸いです!
リベロの重要なポイントは「存在感」である
チーム内におけるリベロの役割は、「レシーブ」となります。
- サーブレシーブ(レセプション)
- スパイクレシーブ(ディグ)
のみならず、繋ぎのプレーなど一般的には守備にまつわるプレーの中心選手となります。
勿論、リベロにとって重要なポイントは「レシーブ力」もあるのですが、それ以上にポイントとなるのは「存在感」でしょう。
- レセプション時にコート中心に構えるリベロの威圧感
- 繋ぎのプレーで大きな声を出し、チームの雰囲気を高めるムードメーカーといった「存在感」
が、リベロにとって重要なポイントとなると言えます。
リベロの威圧感があった「山本智大」選手
今回の全日本男子でリベロを務めた「山本智大」選手ですが、予選リーグはディグ(スパイクレシーブ)成功本数は全チームトップの結果を出しています。
レセプション(サーブレシーブ)についても、石川選手と高橋選手の中心となっていましたね。
自身も「サーブレシーブは人と人との間にくる強烈なボールを上げて、攻撃に展開していきたい」と述べています。
相手チームにとっては、
- サーブ
- スパイク
の際に、常にリベロがコースに入っている存在感は恐怖ですよね。
以前にも、ブロックとレシーブの関係については述べたこともありますが、スパイクレシーブ(ディグ)の成功本数は、ブロック陣との連携も取れていることにもなります。
守備を通じてブロック陣営をコントロールしている点も、自チーム内の存在感があると言うことができ、必要となってきます。
チームのムードメーカー的存在だった「小幡真子」選手
一方、全日本女子のリベロ「小幡真子」選手は、誰よりも声を出してチームのムードを高めていましたね。
自身も「私はチームを引っ張ることで、みんなが持っている熱い気持ちを引き上げる存在でいたい。」とコメントしています。
リベロはバックポジション専門であり、セッターに次いでコート内を客観的に見ることができるプレーヤーです。
また、一時的にベンチに下がります。
監督・コーチ陣の指示を伝える役割もあるのです。
勿論、
- スパイクレシーブ(ディグ)成功
- サーブレシーブ(レセプション)成功
- 2回目のボールの繋ぎの
などで、チームの雰囲気を高めることもできます。
小幡選手もその点、特に2回目の繋ぎのプレーは素晴らしかったですね。
そのようなプレー面においても、チームの雰囲気を高めることができる「ムードメーカー」的存在であったと言えます。
まとめ
今回は、チーム内でのリベロの役割で重要なポイントを見ていきました。
ポイントになるのは、
- リベロにとって一番重要なのは「存在感」である
- プレー面で「威圧感」を出すこと
- 声を出してチームのムードメーカー的存在になること
リベロとは、場合によってはセッターよりも冷静に且つ、客観的にコートを見ることができるプレーヤーです。
レシーブが上手いプレーヤーがやるポジションという判断だけではなく、チーム内で「存在感」が出せるプレーヤーという視点からもリベロを選定する際には必要となってきますので、理解しておいてくださいね!
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長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。
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