自分のポジショニングを決める際に参考にしたい考え方 

戦術

バレーボールは6人で各ポジションが決まっています。 

しかし、ポジションは決まっていても、今守っている場所が本当に正しいのか否か、不安になった方もいるのではないでしょうか? 

実際にはバックプレーヤーのレシーブの時に、そのように考えてしまうケースが多いでしょう。 

まだバレーボールを初めて間もない時期は、特にそう思うはずです。 

そのような時に、ベースとしてどのようなことを考えておけばよいのか、今回は、そのようなケースにご参考にして頂きたい考え方を紹介していきます。 

基本的な考え方は「外側から内側へ動く」 

バックプレーヤーの動きとして基本的な考え方としては、「外側から内側に入る動き」となります。 

中には、内側から外側に動くのが得意な方もいらっしゃると思いますが、あまりお勧めはしません。 

それはレシーブ後のボールの起動方向を考えて頂きたのです。 

外側から内側に動いてレシーブをする場合は、ボールは基本「前」へ行きます。 

しかし、内側から外側に動いてのレシーブの場合は、プレーヤーはボールを「後ろ」にやるように意識してしまいますね。

当然「前」を意識していると、自分より前、コートの外側にボールをやることになってしまいます。 

そのような観点からも、外側から内側に動くことで、 

  • 自分の前の空間でレシーブができ、安定する。 
  • ボールは必然的に前に飛ぶ。外側に飛ぶリスクを最小限に抑えられる。 

といった基本を押さえることが可能となります。 

基本的な考え方は「ブロックワンタッチボールに対応する」 

外側から内側に動く理由として、もう一つ挙げられるのは、基本的な考え方は「ブロックのワンタッチボールに対応する」ということです。 

相手スパイカーはスパイクを打つ際に、「ブロックに当ててコートの外に出そう」という考えも一つ持っています。 

ブロックアウトの全てのボールに対応することは難しいですが、自チームのブロックとの連携を取ることで、ポジショニングを決めていくことが重要です。 

もし内側から外側に動いてしまうと、前述したようにレシーブしたボールが、コート外に飛んでいくリスクがあります。 

特にブロックワンタッチしているボールは、通常スパイクとは異なり、変則な回転をしています。

外側から内側に動いて、しっかり自分の前の空間でレシーブすることを心掛けてください。 

参考にしたいプレーヤーは「佐野優子」選手 

外側から内側に動く意識といってもイメージがしづらいと思われる方もいるかもしれませんので、参考にしてほしいプレーヤーを紹介します。 

前全日本女子のリベロ「佐野優子」選手です。 

佐野優子選手のレシーブを見ると、基本的に己の前の空間でボールを捉えています。

特に前に落ちるボールや、外に弾かれたボールに対しても、しっかり前の空間で捉えています。 

ポジショニングについても、自チームのブロックの状況によりますが、基本外寄りにとっています。 

佐野優子選手を見てもわかるのですが、やはり人間は前に動くことに関しての反射スピードの方が、後ろに動く反射スピードより速いことがわかります。 

その点もしっかり頭に入れておいてくださいね。 

まとめ 

今回は自分のポジショニングを決める際に参考したい考え方を紹介しました。 

ポイントになるのは、 

  • 基本的な考え方は「外側から内側に動く」ことである。 
  • ブロックのワンタッチボールに対応することが基本でもある。 
  • 上記内容の動き方で参考にしたいプレーヤーは「佐野優子」選手 

これらがポイントとなります。 

自分のポジショニングを決めて、思った通りにレシーブができた時は、なんとも言えない爽快感が得られるものです! 

きっとスパイクを決めるとの同じくらい、人によってはそれ以上の楽しみを得られます。

自分のポジショニングで、バレーボールを今以上に楽しんでくださいね! 

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この記事を書いた人堀 大輔堀 大輔
長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。
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