攻撃コンビネーションの組み立て方
- 時間差攻撃
- クイック攻撃
- パイプ攻撃
- ブロード攻撃
など、バレーボールには攻撃手段がたくさんあり、常に進化を続けています。
こういった攻撃は、本番での臨機応変さも重要ですが、自分のチームの特徴や相手チームの個性を把握した上で、事前にさまざまな場面の想定をしておくことが大切です。
私の出身高校は強豪校ではなかったので、きちんとした指導者がおらず自分たちで戦術を考えたりしていました‥‥。
「どうやって攻撃コンビネーションを組み立てていったらいいのだろう?」とお悩み方は是非読んでいってください。
目次
攻撃コンビネーションは何の目的で組み立てるの?
戦術の組み立ての目的は、一言でいってしまえば、アタック攻撃決定率をあげるためです。
ブロックを振って、自分たちに有利な攻撃スペースを作り出すこと。
練習で
- この選手はこの攻撃だとより活きるな
- この攻撃が決まれば他にも通用する
を明確にしていきましょう。
その攻撃を体に覚えこませることで、本番でも迷いなく動くことができます。
組み立て方その1:自チームの分析をしょう
まず一番最初に、自チームの分析をしましょう。
どういった攻撃が、得意で苦手か。
ローテーションごとに、選手の攻撃を活かせるコンビネーションを考えましょう。
また、今現在苦手でも、選手一人一人の伸びていく先も視野に入れることも必要です。
そんな先のことは分からないと思うかもしれませんが、見方を養うことは可能です。
- 一緒にプレーをする
- 記録をして成長を確かめる
そうすると、一人一人の成長速度がわかるようになってきます。
組み立て方その2:相手のチームの対策をしよう
まず、相手チームを分析する場合は
- ローテーションごとの弱点
- サーブでどこを狙うか
- セッター配給
- アタッカーの能力やどこにスパイクを打つかの分析
- 相手とのマッチアップ
これは、架空の相手チームでもかまいません。
例えば「身長が高くディフェンスが堅いチーム」など想定して
- どのように攻略するか
- どのような攻撃手段を使うか
など、常に考えるようにしましょう。
組み立て方その3:セッターの技術を磨こう
やはり、バレーボールでセッターは、チームの司令塔と言われるくらい重要なポジションです。
セッターの組み立て方や技量で、勝敗が決まると言っても過言ではありません。
広い視野や的確な判断力を養い、読ませにくいセッティング、ツーアタックなどあらゆる手段でブロッカーを欺けるようにしましょう。
組み立て方その4:幅広いコンビネーションを使えるようにしよう
ブロックを欺くためにも、
- 助走の方向や位置
- ジャンプのタイミング
をずらしたり、工夫を取り入れましょう。
戦術が一つだと簡単に対策されてしまうので、多様なコンビネーションを身につけることをおすすめします。
組み立て方その5:相手のフォーメーションを崩そう
気持ちよく強打を打って決めたいと思いますが、どんなスパイクで決めても1点は1点です。
相手が届かないエリアを狙って、フェイントで落として崩していきましょう。
また、クイック攻撃と時間差攻撃など緩急をつけることで、相手の動揺を誘うとより決定率をあげることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
戦術にいたっては、固定概念を壊すことも大切です。
「ハイキュー」では、リベロがトスアップをして、全員攻撃というシーンがありました。
「フォローは誰がするんだろう?」と、その時は敵チームと同じ気持ちになりました。
しかし、現実世界で真鍋ジャパン率いる”女子バレーボール日本代表チーム火の鳥NIPPON”が見事その戦術を物にし、ロシアとトルコを破りましたね。
常に新しいものを取り入れて挑戦していく姿勢が、大事なのかもしれませんね。
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はじめまして、日曜日を担当する岩越 葵と申します。高校時代にミドルブロッカーとして活動していました。Webライターとして、皆様にバレーボールの面白さを伝えることを目標に執筆していきたいと思います。
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