2021/12/21

ブロック率が上がる！サーブを打つ前までに確認することとは？

ブロックテクニック

相手の移動攻撃にブロックが付いていけない
ブロックに付く際の注意点が分からない
ツーアタックで簡単に得点されてしまう

このような悩みを抱えたままだと試合で勝つことは出来ません。

今回は「サーブを打つまでに3つのポイントを確認するだけでブロック率が跳ね上がる方法」を紹介します。

この記事を最後まで読んでいただければ以下の点について理解できます。

ブロッカー同士で共有するべき情報
ツーアタックは前衛・後衛両方で対処する
声に出すことが重要

記事の内容を実践することでブロック率を上げることができ、試合に勝ちやすくなります。

まずは確認するべき3つのポイントを紹介します。

1 確認するべき3つのポイント
2 確認する行為は相手にプレッシャーを与える
3 まとめ

確認するべき3つのポイント

ブロック率を向上させるためには、ブロッカーが相手チームの現状を理解しておかなければいけません。

そのために確認するべきポイントが3つあります。

必ず2枚付くべき選手
移動攻撃の有無
セッターポジション

上記のポイントをブロッカー全員で共有しておきましょう。

それでは順番に説明していきます。

必ず2枚付くべき選手

各チームには、必ず得点源となるエースがいます。

エースが前衛ならばブロックは必ず2枚付かなければなりませんし、後衛でもバックアタックを打ってくるなら2枚付くべきです。

エースが常にどこにいるのか確認し、誰がブロックに付くのか決めることでブロック率を上げることができます。

仮にブロックで止められなくてもワンタッチすることで得点されることを防ぎつつ、こちらの攻撃につなげられます。

相手にとって常にエースに2枚ブロックが付いてくることは非常にストレスとなるでしょう。

移動攻撃の有無

移動攻撃の有無の確認も重要です。

移動攻撃に対して全く警戒していないと、いざ直面した際に対応できません。

相手の攻撃の全てのパターンを把握することは不可能なので、ブロッカーはいくつか決め事を作っておきましょう。

以下に例を挙げます。

ライトがセンターへ移動したらマークを1つずらす
ライトが移動したらライトをマークしていたブロッカーが声掛けをする

ブロックの決め事はチーム、ローテーションにより様々なので各チームで決め事を作り、徹底しましょう。

大事なのは、ローテーションごとにブロッカーが確認し、移動した選手に必ずブロックが付けられる状態にしておきましょう。

セッターポジション

相手のセッターポジションの確認も必要です。

セッターが前衛なのにツーアタックの警戒を怠ったがゆえに・・・

ツーアタックされた瞬間に「あっ！」となり得点されるパターンです。

このシーンを見かけることが非常に多いです。

1試合で何度も使える攻撃ではありませんが、簡単に1点を献上してしまうのは防がなければなりません。

セッターポジションに関しては、ブロッカーだけでなくバックのレシーブ陣にも同様の声掛けを行いましょう。

「セッター前だからツーアタック注意して」

この一言があるだけで全員の頭の中にインプットさせることができます。

必ずサーブが打たれる前に確認しておきましょう。

確認する行為は相手にプレッシャーを与える

ここまで紹介してきた確認を全て声に出して行うと、相手チームにプレッシャーを与えることができます。

特にセッターはやりにくくなるでしょう。

ツーアタックを警戒している状態で強行しても決まる確率は低いですし、防がれれば高確率で失点します。

そのため、セッターはツーアタックを選択できなくなり、攻撃手段の１つを封じることができます。

声に出して確認するだけで効果がありますので、非常に有効な手段と言えます。

自分たちのブロック効率を上げつつ、相手にとってやりづらくさせられるので取り組まない理由がありません。

まとめ

今回は、サーブを打つまでに確認するべきポイントを紹介してきました。

確認するべきポイントは3つです。

必ず2枚付くべき選手
移動攻撃の有無
セッターポジション

3つのポイントを確認するだけで

相手選手を自由にさせない
ツーアタックを封じる
ブロック率の上昇

上記の効果を得ることができます。

サーブを打つ前にブロッカー陣とレシーブ陣でチェックするだけなので、誰でも取り組めます。

ぜひ自分たちのチームでも実践して効果を実感してください。