サーブカットフォームで重要なポイントとは?
前回の「実戦で意識したいサーブカットのポイントとは?」で伝えました「目の高さを変えない」ことから引き続き、サーブカットで重要なポイントを教えていきます。
目の高さを変えないことはわかったけど、実際それだけではサーブカットがうまくいかないというのが本音でしょう。
今回は、具体的なサーブカット時のフォームについて述べていきます。
私が実践している内容をふまえて述べていきますので、皆さんなりのサーブカットのフォームを見つけてくださいね。
目次
サーブカットフォームで重要なポイントは「自分の型」をつくること
サーブカットフォームで重要なポイントは、ズバリ「自分の型」をつくることです。
当たり前と思った皆さんは、サーブカットをする際のフォームは常に一定のフォーム・型でカットしていますか。
言い換えますと、「どのようなサーブがきても自分のフォームの型の基本は崩れていませんか」ということです。
自分の型を持っている選手は、サーブカットで崩れることはありません。
その自分の型とは、どのようにして見つけることができるのでしょうか。
サーブカットフォームで押さえておくべき基本事項
サーブカットで押さえておかなければならない基本事項は、次のようになります。
- 目の高さを変えず、ボールを捉えること
- ボールの落下地点に素早く移動すること
- 自分の守備範囲を明確にしておくこと
要は、この3点を無理なく実践できるフォームが自分の型となります。
サーブカットで押さえるべきポイントで、役に立つ記事も併せて読んでください。
ただサーブカットの場面で、セッターにボールを返すために全てを考えていたら、逆に緊張して動けなくなってしまうという方も多いと思います。
違った視点から考えてみましょう。
上の3点を、無理なく確実にできる時がありませんか。
ありますよね。
無理なく確実に実践できる時、それは「チャンスボール」をレシーブする時です。
チャンスボールをレシーブする時のフォームが自分の「型」
サーブカットとチャンスボールは、一緒ではないと思われるかもしれませんが、チャンスボールをレシーブする時、みなさんはどのような行動をとりますか。
- ボールをしっかり目で捉えている
- ボールの落下地点に素早く移動する
- 自分の守備範囲をしっかり確認する余裕がある
スタンディングスパイクのチャンスボールであったとしても、同様の動きをとりますね。
そして、上記の全てをクリアしたレシーブの「型」でチャンスボールをレシーブするため、ほぼセッターにボールを返すことができます。
このチャンスボールをレシーブしている時の自分の「型」を、しっかりと体に染み込ませてください。
変に体に力が入っていない。
しかし、失敗は出来ないため、レシーブの基本事項は確実に実行している理想的なフォームなのです。
自分の「型」は繰り返し練習で体に染み込ませること
チャンスボールをレシーブするフォームをしっかり自分のものにすることが、サーブレシーブを上手くするためには必要なことなのです。
さて、どうすればその「型」を自分のものにできるのか。
それは、チャンスボールをレシーブする練習を繰り返し、体に染み込ませことです。
何も意識することなく、同フォームでレシーブできるまで体に覚えさせることが大切です。
私の場合は、サーブレシーブが苦手だなと思っていた時は、腕の面をしっかり作ろうと肩に力が入っていました。
また、素早く動くことばかり考え、必要以上に前重心になり、体の重心が不安定となっていました。
サーブレシーブがうまいと感じたプレーヤーのフォームを見ると、常にレシーブするフォームが一緒で、自分の「型」が確立しています。
私も、チャンスボールをレシーブするという練習を続け、
- レシーブをする時は常に左足が前
- 膝を軽く曲げ、体の重心は気持ち前気味
- 右腕を少し内側に絞る
このような自分の「型」でレシーブしている時が、サーブカットの基本事項を漏れなく実行することができる、自分の「型」となって体に染み込まれました。
体に染み込ませるための練習方法などは、これからも紹介していきます。
まとめ
サーブカットフォームで重要なポイントをまとめると、下記のようになります。
- サーブカットフォームで重要なポイントは、「自分の型」を作ることです
- 「目の高さを変えずにボールを捉えること」「ボールの落下地点に素早く入ること」「自分の守備範囲を明確にしておくこと」このサーブレシーブの基本事項をおさえたフォームが「自分の型」です
- サーブレシーブの基本事項をおさえたフォームは、「チャンスボール」をレシーブしている時のフォームです。それが「自分の型」となります。
- 「自分の型」をものにするには、繰り返し練習することで、しっかり自分の体に染み込ませることが大切です。
どんなサーブがきても、基本事項をおさえたフォームである「自分の型」さえあれば、自信を持ってサーブカットに取り組むことができます。
また、体に染み込ませるための練習方法などは、今後、紹介していきます。
楽しく練習に取り組みながら、「自分の型」を築き上げてください。
https://www.youtube.com/channel/UCt5NdpDmM5X00SDr85r86aA
北海道豊富町出身。中学、高校、社会人とバレーボールを続けている。自分のバレーボールの経験を元に初心者でもわかりやすい執筆を心掛けています。
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