試合を想定したパス練習2選
今回は、試合で起こる状況を想定したパス練習メニューをご紹介したいと思います。
基本中の基本でもあるパスは、日頃からウォーミングアップなどで取り入れることが多いですよね。
しかし、今回ご紹介するのは、「試合を想定したパス練習」。
試合を想定することのメリットは、「高い集中力をキープできること」と「試合に直結するコントロール力を身に付けられること」です。
今回ご紹介するメニューは2つ!
・ネット際のボールをうまくコントロールできるようになる「ネット際パス」
・後ろに下がりながらのパスにも対応できるようになる「バックゾーンパス」
■ ネット際パス
~練習方法~
・二人一組になり、ボールを上げる人とパスをする人に分かれる
・ボールを上げる人はネット際に立ち、パスをする人はアタックラインより少し後ろに立つ
・ボールを上げる人は自分の少し前に落ちるくらいの位置にボールを上げ、パスをする人は前に移動しながら前足の膝を曲げてペアに向かってパスを送る
・左右それぞれ10本ずつおこなう
~ワンポイントアドバイス~
・ボールの真下に入ることを意識しましょう
・前足の膝に体重が乗り切るようにしましょう
この練習では、コントロールしにくいネット際のボールに対してもうまくコントロールできるようになります。
さらに、前足に体重を乗せる感覚を身に付けることで、その際に必要な体を支える筋肉を鍛えることができます。
よくない例として、後ろ足の引きつけが甘かったり、前足の膝がしっかり曲げられていないということがありますが、これらの状態にはならないように注意しましょう。
■ バックゾーンパス
~練習方法~
・二人一組になり、ボールを上げる人とパスをする人に分かれる
・ボールを上げる人はネット際に立ち、パスをする人はエンドラインより少し前に立つ
・ボールを上げる人はパスをする人の後方を狙い、パスをする人は下がりながらペアに向かってパスを送る
・左右それぞれ10本ずつおこなう
~ワンポイントアドバイス~
・後ろに下がる際、足がもつれてしまわないように注意しながらすばやく下がりましょう
・頭上を越えるボールは基本的にオーバーハンドパスでとらえますが、アンダーハンドパスでも対応できるように練習しましょう
この練習では、後ろに下がりながらのパスにも柔軟に対応できるようになります。
また、後方からネット際まで飛ばしたいときはオーバーハンドパスより威力のあるアンダーハンドパスを使うなどと、臨機応変に対応するためにもどちらも練習しておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、試合で起こる状況を想定したパス練習をご紹介しました。
実戦であなたのお役に立ちますように!
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