セッター上達のために取り組みたい練習方法とは?【対人編】
前回は、セッター上達のために取り組みたい練習方法とは?【個人編】にて、一人で出来る練習方法を紹介しました。
セッターが意識しなければならないポイントである、「どれだけオーバーハンドパス範囲を広げられるか」。
その為に必要な、「ボールの下に速く入れるようになる」ための練習を今回も紹介していきます。
今回は、対人でおこなう練習方法をお伝えします。
個人編同様、私も取り組んできた練習方法となりますので、是非とも参考にしてみてくださいね。
練習方法①「対人レシーブ」
2人でおこなう基本の練習である、「対人レシーブ」。
この「対人レシーブ」でも、しっかりボールの下に入ってトスを上げる点を意識しながら取り組んでください。
個人的な意見ですが、この「対人レシーブ」をアップ感覚でおこなっている選手が多いように思います。
しかし、2人でレシーブ・トス・スパイク(強打)を連続するという、バレーボールの基本を押さえた簡単に出来る練習となります。
しっかり、自分のポジションを意識して取り組む必要があります。
セッターの方は、
- 相手がレシーブしたボールの下に素早く入ることを意識
- 相手がしっかりスパイク(強打)を打てるようにトスを上げる意識
するなど、自分自身でしっかり意識しながら取り組んでみてください。
練習方法②「対人レシーブ」(わざと乱れる編)
これは読んで字のごとく、対人レシーブにてレシーブする側が、わざとボールを乱してレシーブをする練習方法です。
セッターの方は、その乱れたレシーブにおいても、しっかりボールの下に入っておでこの上でトスを上げるように意識し、出来るように取り組んでみてください。
わざとレシーブを乱す側の方も、
- 前後左右やボールの高さ
- ボールに回転をつける
など、様々なシュチエーションを想定させて上げてください。
やはり、実際にレシーブをする方の構えからも、ボールの動きを予想して動くことも大切になっていきます。
この練習に取り組むセッターの方は、対人相手を選ぶ際には、
- リベロといったレシーブを専門にしている方と組んで、わざと動かしてもらう
- レシーブが苦手な方と組んで、程よい緊張感を持って取り組む
この2パターンで、対人相手を選んでみてください。
練習方法③「レシーブ&トス」(半コート使用)
私が所属していたチームで、セッターがよくおこなっていた練習方法です。
正式名称はありませんので、我々が言っていた名称で紹介します。
対人レシーブを、半コート使っておこなう練習です。
- まずセッターの方がレシーブする方に強打
- セッターはボールの下に素早く入って、実際にレフト(ライト)にトスを上げる
- レフトにはボール入れ用のカゴを置いておく。セッターはカゴを狙ってトスをして、ボールをカゴに入れるようにする
- 多くボールを入れたセッターが勝ち
この練習のポイントは、
- しっかりボールの下に入ること
- 狙い方向に対して体を正面にしてボールの下に入る
ことです。
そうしないと、なかなかカゴに入りません。
また、レシーブする方がわざとボールを乱してレシーブすることで、より効果のある練習となります。
バスケットボール感覚で取り組んで、ポイント勝負にすると面白いですよ。
まとめ
今回は、セッター上達のため対人で取り組める練習方法をお伝えしました。
個人で取り組む練習と対人で取り組む練習の際に意識する点は、ほぼ一緒です。
- 常にボールの下に入る意識
- 常におでこの上でトスを上げる意識
- 自分の体がどこを向いてトスを上げているのか理解する意識
これに付け加えるとすると、
- 実際にレシーブしたボールに対して、上3点を意識して取り組む
実際にレシーブしたボールは、個人練習では再現できないほど勢いがあります。
そのボールに対しても、
- しっかりボールの下に入ること
- おでこの上でトスを上げること
- 自分の体の向きを理解してボールの下に入る
が実践できるように、個人練習だけでなく対人練習もおこなっていってくださいね。
実際の試合でも意識して動けるようになるくらい、試合を想定して取り組むとより効果がありますよ。
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長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。
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