ブロック・レシーブ関係強化のための効果的な練習メニュー紹介!
前回の「ブロックとレシーブの関係強化の必要性とは?」にて、ブロックとレシーブは密接につながっていることを説明しました。
「頭では理解できているんだけど、なかなか実践できない…」と思われている方も、多いのではないでしょうか?
私も実際、そう思っていました。
では実際、どのような練習をすることで、ブロックとレシーブの関係性を強化していけばよいのでしょうか。
今回は、
- 私がこれまで実際に行ってきた練習
- 他チームで見てきた練習
を紹介していきますので、参考にしてみてください。
意識する点は「反復練習」で体に動きを染み込ませること
全てのプレーに共通して言えることですが、練習にて一番意識しなければならない点は「動きを体に染み込ませること」です。
それができていなければ、実際の試合で動くことはできません。
ブロックとレシーブの連携が上手にできているチームが、なにか変わった練習や特別なことをやっているわけではありません。
- ブロック
- レシーブ
と、一つ一つ当たり前のことをできるようになるまで、妥協せず「反復練習」をやっているだけなのです。
この点をしっかり理解した上で、練習に取り組んでください。
練習メニュー紹介:「2対6」「3対6」練習
前にも紹介している「ゲーム形式」の練習
- 「3対3」ゲーム形式
- 「4対4」ゲーム形式
よりも、より「ブロック」と「レシーブ」に視点を合わせた練習方法を紹介します。
2対6
まずは、「2対6」メニュー内容を紹介します。
- 攻撃側はレフトとライトのみ(あとはセッター)
- 守備側は3枚ブロックと3枚レシーブ
- 攻撃側がスパイクを決めたら1点、守備側がブロック及びレシーブできたら1点とし、25点先取のゲーム形式にする
この練習で意識しなければならない点は、
- ブロック陣のフットワークならびに流れることなく飛んでいるか
- 守備側プレーヤー全員のディフェンスの動き方
- センターブロッカーはリードブロックを意識する
この3点は、必ず意識して取り組んでください。
3対6
続いて「3対6」のメニュー内容は、
- 攻撃陣はレフトとセンター、ライト(あとはセッター)
- 守備側は3枚ブロックと3枚レシーブ
- 得点については「2対6」と同様
この練習で意識すべき点は、「2対6」と同様です。
特に守備側で
- ブロック陣が、形がよく、ちゃんとしたブロック(リードブロック)ができているか
- レシーブ陣もイージーボールをミスしていないか
この2点も追加で意識して練習に取り組むようにしてください。
練習の時から修正点ピックアップを実施すること
試合の動画を撮っておいて、監督・選手で修正点をピックアップすることは多くあるはずですが、できれば練習時も動画を撮って、確認する時間を設けることをお勧めします。
何度も言いますが、試合でベストを出すためには反復練習により、動きを体に染み込ませることが必要です。
間違った動きを体に染み込ませるのは、危険です。
そのため、練習の動きから
- よく見て
- 何度も確かめて
- 修正して
を、妥協することなく繰り返すことが大切です。
また、練習時から動画確認を実施すれば、選手の意識も高まっていきます。
まとめ
今回は、ブロックとレシーブの関係強化するための効果的な練習メニューを紹介していきました。
ポイントとなる点は、
- 「反復練習」で「動きを体に染み込ませること」
- 「2対6」「3対6」形式で、ブロック陣・レシーブ陣の動きを確認しながら実施する
- 動きを確認するために練習時から「動画」を撮る
練習を通じて、選手自身に
- ブロック
- レシーブ
を意識させることが必要です。
また練習時の動画を撮ることで、練習時から自分の動きを確認し、修正を意識づけすることができます。
冒頭にも申し上げましたが、強豪チームがなにか変わった練習や特別な練習をやっているというわけではありません。
選手たちに、一つ一つのプレーを当たり前にできるように、どのようにして妥協せず練習に取り組ませているか。
その意識を高く持って練習に取り組んでいるのです。
この点は、一般社会でも通用する考え方ですので、子供達にもバレーボールを通じて教えて欲しいと願っています。
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長崎県出身で、現在は京都市在住。子供3人の父親。中学校から友人たちとバレーボール部に入部。ポジションはセッター。高校時代所属バレーボール部は長崎県ベスト4他、九州大会出場2回、九州大会準優勝1回と実績を残すが、私自身はベンチメンバーでした。部員人数も少なく、オールラウンドとして控え要員とともにマネージャー的な存在でもあり、また他チームの選手分析および戦術分析など経験。その経験から得たことや皆さんに役立つバレーボール情報を提供してききたいです。また現在はママさん方とバレーボールを楽しんでおり、子供から大人の方々まで「バレーボールは楽しいスポーツ」であると伝えていきたいです。
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